セミナーで使う「イメージ瞑想」という手法について
「イメージ瞑想」は、文字通りイメージを使った瞑想で、カウンセリングで使われる手法の一つです。
「頭では分かるけど、心がついてこない…」ということってありますよね。それを、頭をすっ飛ばして直接心の中にインストールするために使うのがこの手法です。
皆さんにはその場で目を閉じていただき、私がお話するイメージを思い浮かべていただく形で進んでいきます。
なにやら怪しげな呪術みたいな、精神がどこかに行ってしまうのか?!とかスピリチュアルな神秘体験ができる?!とかそいうものでは全然ありません。
その割(?)に、楽~に聞き流す感じでも効果が得られる素敵な手法で、個人的にとても気に入っています。
イメージワークは普通は直接対面で行うカウンセリングで使われることが多いですが、グループセッションでも使われます。
ちなみに、メルマガなどでも良くご紹介する「アファメーション」は、自分で言葉を唱えて望ましいイメージを心の中に浸み込ませる手法ですが、イメージ瞑想も目的は同じなんですね。
イメージ瞑想は、言葉ではなくイメージを使って望ましいイメージを心にインストールしていく手法ということになります。
通常のカウンセリングでイメージ瞑想を行い、日常に戻ってからの補完(宿題)としてアファメーションを行ったりすることも良くあります。
頭痛・眠気や感情の波などの好転反応があることがあります
イメージ瞑想を使って感情の深い部分を扱うセミナーの後は、人によって、なぜか分からないけど悲しく感じるなど、自分では良く分からない感情の波が現れることがあります。または、身体で感じる人は眠くなったり頭痛がしたり、ということもあります。
そんな時は、それを無理やりそれを我慢するのではなく、安全な時間・場所でそれらの感情をじっくり感じてみてください。
涙が出る場合は、すっきりするまで泣ききる、眠い時はたっぷり寝る、という感じですね。
こういう感情の波や眠気などは、好転反応が起こっていることの現れなんですね。イメージ瞑想を通じて、心がせっせと模様替えを始めたことの現れなので、出るに任せておくのが一番です。
最初は戸惑ったりすると思いますが、そこは落ち着いて、
「あぁ、悲しさが上がってきたんだな、私の中には今、悲しさがあるんだな、それが上がってきてるんだな」
と、まずはただその感情を眺めてあげて、その存在を知ってあげます。すると、その感情に飲み込まれなくなります。
そして、「なんかもうだいじょうぶ」と思うまでそれを感じつくします。
その間は、とにかくできるだけ無理せず、水分を摂ってよく寝て休んでおきます。それでオッケー。
心は自分がやるべきことを知っていますからね、任せておけば良いのです。
あとは、カウンセリングの個人セッションでその辺りのお話をお聴きし、さらに深めて癒しを進めることもできます。個人セッションはそんな風にも使えますので、検討してみてください。
(それから、もしそういう反応を感じなかったとしても大丈夫。意識できる反応がなくても、心はメッセージを受け取っていますので!)
効果の感じ方は人それぞれです
セミナー後に感じられる「変化」やその「タイミング」は、本当に人それぞれです。
1ヶ月とか何カ月も経って、「あれ?そういえば…」と、いつも持っていたパターンがなくなってきていることに気づくこともあれば、自分では何も実感がないけれど人から何か指摘されて気付いたり、もちろんセミナーの直後に「そうだったー!」と気付きを得ることもあります。
いずれにしても、いきなり「大変身!」ということはありません。現実が変化するのは緩やか~なことも多く、自分では気づかないこともあります。
目に見える分かりやすい「効果」とか「結果」、「成果」に執着すると、焦ったりしてまた別の苦しさが生まれたりもするので、おすすめなのは、やはりその時々の自分の心のあり方や感情に耳を澄ませてみることですね。
折に触れて、1か月前、3か月前、半年前、1年前は、こんな場面でどんなふうに感じていたっけ?と自分の成長を確認してみると良いですね。
そうすると、ドラマチックな効果や結果(に見えるもの)が出ているかどうかに振り回されずに、自分の軸を保って地に足を付けながら変化していけるようになります。