
感情を感じ切ると、
その感情は消えてなくなると言いますが、
「感情を感じ切る」って、
結局どうすることなんでしょう?

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコです。
◆ご相談:「感情を感じ切るとは?」
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
感情を感じ切るとは?
根本さんのブログを拝見していますと、感情は感じきれば消えていくというふうに書かれてあると解釈しているのですが、
具体的には、どういうプロセスを踏むのでしょうか?
私自身が経験したことがないため、わかりません。たとえば、
かなしい・・・悲しい・・・とても悲しい・・・めちゃくちゃ悲しい⇒悲しすぎて気が変になる!!むかつく・・・ムカつく・・・めっちゃムカつく⇒キー!!!ギャー!!!怒
となってしまうようなイメージが私にはあるのですが、
どなたか解説していただけたらとてもうれしいです。ありがとうございます。
(Tさん)
Tさん、こんにちは。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコと申します。
感情を感じ切る、確かに分かるようで分からないですね!
感覚的なところも大きいので、
同じことの説明や表現でも、人によって、合う合わない、腑に落ちやすい落ちにくい、も、結構ある気がしますが、
ここでは、私の考える、
- そもそも「感情を感じる」とはどういうことか、その方法
- 「感情を感じ切る」ためのプロセス、方法
について、お話しようと思います。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆感情を「感じる」?「浸る」「取り込まれる」「溺れる」「振り回される」?
まずは、「感じ切る」の前に、
ここからして分かったようで分からないことも多い、
「感情を感じる」
ということについて。
Tさんはご相談文で、こんな風に書いてくださいました。
かなしい・・・悲しい・・・とても悲しい・・・めちゃくちゃ悲しい⇒悲しすぎて気が変になる!!
むかつく・・・ムカつく・・・めっちゃムカつく⇒キー!!!ギャー!!!怒
感情を感じるって、確かに、こんなイメージもありますよね!
確かにこの状態も、「悲しい」とか「怒り」という感情を感じている状態の一つ、だと思います。
が、どちらかというと、
その感情に「浸る」「取り込まれる」「溺れる」「振り回される」ような感じもあるかも?
しれません。
こういう時って、
感じれば感じるほど、興奮状態になってその感情が大きくなったりして、
感じ「切る」感覚とはだいぶ違うんですよね。
実は、
感情を「感じる(感じ切る)」のと、
感情に「浸る」「取り込まれる」「溺れる」「振り回される」のって、
似て非なるものなのです。
◆そもそも感情を「感じる」とは?
じゃ、まずは、そもそもの、
感情を「感じる」とは?
です。
例えばこれは、
「気が変になる!!」と感じるほど、
また「キー!!!ギャー!!!怒」と叫びたくなるほど、
その悲しさや怒りが、強くて大きいことを「知る」こと、
そんなにも強くて大きな「悲しさ」や「怒り」という感情が、自分の中にあると「知る」こと、
という言い方ができます。
「あぁ、私、本当に悲しいんだ」
「こんなにも、怒ってるんだ」
と、「理解する」んですね。
まずは、こんな感情がある、こんなに強く大きく自分の中にある、と、知らないと、
「感じる」こともできませんのでね。
で、この時、
悲しい、寂しい、恥ずかしい、怖い、心配、怖い、羨ましい、悔しい、などなど、
感情にもいろんな種類があります。
なので、
自分が持っているのがどの感情なのかを「理解」したり、それを自分がどれくらい強く持っているのか「知る」んですね。
自分の中にある感情に、「悲しさ」「不安」「嫉妬」みたいに「ラベル」をつけ、
ラベルをつけた感情の、大きさ・強さ・重さ・身体で感じること・などなど、自分が感じるものを、自分なりに把握する感じ、
というと伝わるでしょうか?
(ちなみにここで例えば、
「嫉妬」みたいな汚い感情を感じるのは悪いことだから無視する(否定する、拒否する)、とかはナシです☆
感情に「良い」「悪い」「きれい」「汚い」などはありませんので、ただ淡々とラベル付けしてあげましょう。)
◆感情を感じている時の心の状態は?
そうやって、自分の中にある感情を「理解」して、「感じる」時って、
実際どんな感じがするのかというと。
例えば、
「悲しすぎて気が変になる!!」というよりは、
「そうだ、私は今、とっても悲しいんだ。うん、悲しい。あぁ、ほんと、悲しいなぁ…」みたいに、
淡々と、しみじみと、さめざめと、自分の中にあると自覚した「悲しい」気持ちを味わっている感じ。
それから、
「キー!!!ギャー!!!怒」というよりは、
「あぁ私、今、頭から湯気が出そうなほど怒ってるわ。心臓がバクバクして呼吸も速くなってるもん、相当怒ってるよね」みたいに、
やはり淡々と、じっくりと、自分の中にあると自覚した「怒り」を味わっている感じ。
(とはいえ、怒りの取り扱いはもう少し段階があるので、これは後ほどまた触れますね。)
ちなみに、
「気が変になる!」「キー!!!ギャー!!!怒」みたいにして、感情に「浸る」「取り込まれる」「溺れる」「振り回される」時は、
湧いてきたその感情を、充分に「理解」「自覚」「意識」することなく、ただ巻き込まれている感じ、
なんかモヤモヤ・イライラ・ムカムカして、それに任せてわーっ!となっちゃってる感じ、
とも言えますね。
なので、どれだけ感じても、すっきりすることはなく、むしろ訳が分からなくなってしまったりします。
めっちゃ微妙なニュアンスですが、伝わるでしょうか??
◆そして、感情を「感じ切る」には?
そしてやっと、
その感情を、どうやって「感じ切る」か、
です。
これは実は、上で書いたように、
「あぁ、私、悲しかったんだ」「私、めーっちゃ怒ってる」と、自分の中にある感情に「ラベル」をつけて「知って」「理解」して「把握」できたら、
それで気が済んでしまう=感じ切れてしまう、ということも結構あります。
それからもちろん、もしそうでなければ、気が済むまでどんどん感じていきます。
そのための方法・手段も、いろいろ考えられます。
◇泣く
安全な場所で、涙を出し切ります。その時流れる分が流れ切ると、「もういいや」と気が済みます。
◇身体の感覚を味わう
感情によって、人によって、「胸のあたりが重苦しい」とか、「お腹にずーんとくる感じ」とか、色々感じるものがあったりします。
それをただそのまま感じてみます。
(余談ですが、私は、強い悲しさは手から腕にかけて感じるタイプです。)
◇人に話す
否定も意見もせず、ただ聞いてくれる人に聴いてもらうことで、
自分でも自分の感情を確認しながらじっくり味わい、感じ切りやすくなります。
◇紙に書きなぐる
思いのたけを書きたいだけ書き出し、書いた紙はちぎったり燃やして捨てます。
燃やすとか捨てるというアクションも、感情を視覚的・儀式的に「お焚き上げ」することになり、感じ切る=終わりにすることを手伝ってくれます。
◇叫ぶ
叫んでよい場所で、思いのたけを叫んでみます。家の中でも、クッションに顔をうずめてやってみるのもありですね。
怒りの時は、キー!ギャー!だけでなく、何がどうムカつくのかも叫んでみると、さらに効果的です。
◇壊す
安全な方法で、壊しても良い物を壊すのもおすすめです。そのためのサービスもあるらしいですね?
◇瞑想、内観
感情に向き合う定番の方法ですね。
すごく大雑把に言えば、ここまでお話してきた内容も、感情を感じ切るための瞑想の手法とも言えます。
ちなみにこれは、
その時の自分の気分とか、感情の種類とか強さによって、
うまくできる(感じ切ってすっきりできる)方法も変わってくると思います。
「泣く」なんてのは、「悲しさ」とか「寂しさ」に使いやすいだろうし、
「紙に書いて燃やす」「叫ぶ」「物を壊す」などは、「怒り」に使いやすいですね。
また、
紙に書き殴りながら涙を流すことで、より「感じる」ことが進むこともあるでしょうし、
そんな風に合わせ技にすると良いこともあります。
なので、これはいろいろ試行錯誤する価値はあると思います。
ちなみに、どれをやるにしても、
感情に「浸る」「取り込まれる」「溺れる」「振り回される」ことなく、
自分の感情を、理解して、感じて、感じ切る(そしてすっきりする)、
ということを念頭に置きながら、やってみると良いかと思います。
そうすると、
自分で、自分の中にそれらの感情があると理解した上で、意識的に感じて味わっているので、いずれ感じ切ります。
気が済みます。
なんかすっきりしてしまって、「ま、もういいや」となります。
この、「もういいや」と気が済んだ状態が、感情を「感じ切った」状態、なんですね。
ちなみに、
3分で「もういいや」となって感じ切れる感情もあれば、1時間かかるものもあれば、何回も小分けにして数ヵ月とか年単位で(!)感じ切るような感情というのも、あります。
とはいえ、その時々で「もういいや」と気が済むまで感じると、その時の分はちゃんと感じ切れて、その分だけ軽くなるはずです。
そうやって進めるものなんだなと思っておくと良いかと思います。
(ちなみに、これ↓は私がとある場面での「悲しさ」を感じたときのお話です。
ごくシンプルな事例ですが、ご参考になるかもしれません。
そしてちなみに、これよりずっと長く古く強く持っていた母への恨みつらみは、この例ほど簡単にはいかず、
カウンセラーさんの助けを借りて、これを何度も何度もやった感じです。

◆「怒り」の感じ方、感じ切り方。
ここまで、いろんな感情の感じ方・感じ切り方をお話してきましたが、
「怒り」の場合は、もうひと手間かけるとなお良いです。
実は、「怒り」は「二次感情」と言って、本当の感情ではないんですね。
本当は、「悲しさ」「不安」「怖さ」「心配」「恥ずかしさ」などの、本当の感情(一次感情)が奥にあって、
そこに「怒り」という感情で蓋をしているイメージなのです。
なので、「怒り」そのものを、上でお話した方法で感じてみる・感じ切ってみるのも良いのですが、
よりすっきりと感じ切るためには、「怒り」の奥にある、「本当の感情(一時感情)」を見つけ、感じることができると良いのですね。
例えば、
「○○と言われて、バカにされてる気がして、私は悔しかったんだよう!」という「怒り」があるとすると、
ここでの「怒り」の奥にある本当の感情は、「悔しさ」であることが分かりますね。
それを自覚して、その「悔しさ」を味わう感じ、です。
もちろん、ここでの本当の感情というのは、
悔しさ以外にも、恥ずかしさ、悲しさ、寂しさ、不安などなど、いろんな感情があり得ます。
そうやって、怒りの奥にある本当の感情までたどって見つけてラベルをつけ、感じてあげられると、
怒りも含めたその本当の感情を、すっきりと味わい切り、感じ切ることができたりします。
◆感情を感じる・感じ切るのは、ガムをかむのに似ている。
ちょっと余談ですが、
感情を感じる・感じ切るというのは、ガムをかむのに似ているなと思っています。
いろんな感情に気づいて「これは悲しさ」「これは寂しさ」と「ラベル付け」するのは、
ガムをかみ始めて、「これはマスカット味」「これはイチゴ味」と味が分かる感じに似ています。
そして、ガムは、最初は味も濃いですが、かみ続けるとだんだん味が薄くなって、最後には無味になり、「もういいや」となって捨てますね。
感情も、感じていくと、最初は強く感じるものですが、そのうち薄くなっていって、「もういいや」と気が済む=感じ切れるんですね。
ちなみに「怒り」の場合は、
ガムの外側のコーティングが、中身の本当の味よりちょっと刺激的な味付けになっている感じかもしれません。
なので、最初はその刺激的な味を味わい、その後、中身の本当の味を見つけていく、味わっていく、
みたいな感じです。
◆応援しています♪
という感じで、
だいぶ抽象的なお返事になりましたが、参考になりましたでしょうか?
感情を理解する、感じて感じ切る、というのは、
カウンセリングのセッションで典型的にお手伝いしていることでもあります。
(やっぱり、ブログなどの文字で読むだけでは分かりにくい、とても感覚的なことなんですよね。
私自身も、自分がカウンセリングを受けながら体得していった感じです。)
なので、
最初のうちは、よく分からないままやみくもに自己流でやるよりも、
カウンセラーに手伝ってもらって感覚を掴んでいって、
「こういうことか!」と体感が積み重なってきたら、今度はそれを、自分で自分にやってあげる、
というのも、実は効率が良くておすすめだと私は思います♪
自分の感情を理解したり感じ切ったりして、上手に付き合えるようになると、
日常生活がどんどん楽になるし、自信もつくので、
ぜひいろんな手段を試してみてください。
私もいつでもお待ちしてますので、良かったらお手伝いさせてくださいね!
ではでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(私のセッションは、体験もしていただけます。)
◆感情の取り扱いについては、こんな記事も書いています♪
感情の取り扱いについては、これ以外にもいろいろ書いています。
良かったらぜひ♡




◆今日の一枚。

お花見中。


