今回は、
失恋・離婚「問題」と頑張り屋さんの「本来の姿」とは?
というタイトルにしました。
ここしばらくのメルマガでは、人生の中で起こるいろんな「問題」と、その問題が教えようとしてくれている頑張り屋さんの「本来の姿」について考察しています。
「問題」は、自分を苦しめるために訪れる理不尽な試練なのではなく、自分の中で何かしらボタンの掛け違いが起こっていることに気づかせてくれるため、「本来の自分」に立ち返るために起こるんですよ、というお話のシリーズです。(いきなりシリーズ化(笑))
で、私は「恋愛/結婚生活カウンセラー」を名乗るほど恋愛やパートナーシップに関する経験が豊富ではないと思っているので、今まで何となく恋愛関係の話は避けていました。
が、ふと、「いや、別に名乗らなくても私には私なりの経験があったよね!」と思い、今回は恋愛・パートナーシップネタで書いてみようと思い立ったのでした。
(ちなみに、
「いやー、私は恋愛関係は大した経験してないから…」
と卑下していたことを、
「ま、そうは言っても私は私なりに経験してるよね!」
と肯定し直すことができるようになったのも、進歩です。お馴染みの自己肯定、ですよね。
こんな風に、「なーんだ、私はこれでオッケーだったんじゃん♪」と、どんどんおバカになることをお手伝いするカウンセラーが、私です☆)
ではやっと本題。
失恋とか離婚なども、人生の中で起こり得る「問題」ですね。
夜も寝られず、食事も喉を通らず、仕事も勉強も手につかなくなります。なんでこんなことになっちゃうんだろう、と自分自身や人生を呪いたくなります。
本当に苦しい「問題」であることに違いはないのですが。
もし、この「問題」が、自分の「本来の姿」に気づかせてくれるために起こったのだとしたら。
そこには、どんな「本来の姿」があったのでしょう?
例えばこんなケース。
「私みたいな魅力のない女なんて、2番手でも仕方ない」のような感覚があるため都合の良い女ポジションに甘んじて、結局振られてしまうなんてことがあります。
この時、振られた本人の心の中では
「こんな風に2番手で適当にあしらわれて挙句に簡単に捨てられるなんて、やっぱり私には大事にされる価値すらないんだ」
なんて思いが渦巻きます。もともと自己価値感が傷ついていたので、失恋という「問題」を使ってさらに自分に追い打ちをかけてしまうんですね。
その時、「問題」は自分を苦しめるために起こった理不尽なことにしか思えません。
でももしこの出来事が、自分の「本来の姿」を教えてくれるために起こったのだとしたら?
「あなたは本来もっと大切な存在だよね?」ということに気づかせてくれるため、とは考えられないでしょうか。
つまり、
「そもそもこんな適当な扱いは、本来の価値あるあなたには全く似つかわしくなかったんですよ。もういい加減、自分の価値に気づいてあなたに相応しい扱いができる相手を選びましょうね☆」
ということに気づくためにこの問題が起こったのです。
ちょっとスピっぽい言い方をすると、そろそろ自分の価値を自分で受け取る時期みたいだな、と魂は知っていたんですね。
でも、いつも通りの生き方をしていてはなかなか気付けないので、失恋とか離婚のようなちょっと大きなイベントを「問題」として起こすことで、その気付きを得ようとしたのです。
その意味では、問題は、自分の成長のために自分で起こしたもの、と考えることもできるのです。
またはこんなケース。
何でも自分でできちゃって、彼には何も頼らず、色んなことの主導権がいつも自分にあるような「できる女性」。
彼はいつも頑張って喜ばせようとしてくれますが、それを素直に受け取ることができず、ついダメ出しばかり。
いつか彼には他に好きな人ができてしまい、「君は一人で生きていけるよ」と去ってしまいました。
負けたくないという「競争」があることもあるし、自分が愛されるなんておこがましいという「無価値感」があることもあります。
いずれにしても、彼の愛情を素直に受け取ることができなかったんですよね。
では、ここで気づくべき頑張り屋さんの「本来の姿」はどんな姿だったでしょう?
「愛されることがこんなにも幸せだと知っていて、愛嬌があって可愛い女性」ではないでしょうか?
少なくとも彼は最初、そんな素敵な女性を自分の中に見たからこそ、その自分に魅力を感じたのですよね。
でも、誰よりも自分がそれを否定していたのです。
そして、彼が去ったという「問題」を使って、「ほーらやっぱり、私はそんな可愛い女じゃないのよ」なんて自分に証明しようとします。
でも、先ほどのように考えてみると、魂は、そろそろ自分の本来の可愛らしい魅力を認める時だと知っていたんですね。
そして、
「意地を張っていてもこんなに愛されていたじゃない?そんな可愛い女性だってことは、隠しても最初からバレてたんですよ☆そろそろ降参してそれを認める時期ですよ♪」
と自分に教えるために、ちょっと苦しい「問題」を起こしたのです。
だって、それくらい苦しい問題でも起こらない限り、頑張り屋さんは自分の魅力なんて絶対認めようとしませんからね。そこも魂は良く分かっているのです。
(ちなみに「魂」は、先日のメルマガでお話した「潜在意識」に置き換えられます。)
この他にもいろーんなケースが考えられますが、とりあえず今回はここまでにしておきますね。
こうやって考えると、人生に起こる「問題」は、全部自分の成長のために起こってくれている(というか、自分で起こしている)のが良く分かります。
もちろん、問題の渦中で苦しく悲しく惨めな時は、その苦しさを安全な場所で吐き出すのが何より大事。
そして、そうやって吐き出して気持ちに少し余裕が出てきたら、今度はその「問題」から自分の「本来の姿」を見つけ出してあげたいですね。
そりゃーたくさんの魅力がわんさか出てきますから☆
(そしてそのお手伝いのために、カウンセリングも使ってみてください♪)
参考になればうれしいです。
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閑話休題。
夕方の空。
雲に夕方の最後の色が反射するのってきれいですよね☆