幼い頃から姉や母の不機嫌を受け止め、
今は職場の女性から不機嫌をぶつけられます。
相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。
と唱えていますが、
どうしても影響を受けてしまいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
「投影」の可能性と、「才能」のお話をしてみました♡
ご相談:「負の感情をぶつけられる」
負の感情をぶつけられる
職場の女性から、不機嫌をぶつけられます。
具体的には、不機嫌に当たってくる、おおきなため息をつく、舌打ち、引き出しを強く閉めたり、ドンッ!と書類を置くなど…
思い返せば、転職しても職場に一人は居るなぁ、しかも近くに…と思います。
さすがにそういう人達の影響を受けたくないと思い、相談させていただいています。
幼い頃から、姉や母が感情的で、よく当たられてきたので、顔色を伺っていました。
受け止めなきゃと思って、話を聞いたり、なだめたりしていました。
そして私も、付き合っていた彼には同じようなことをして、破局しています。
されて別れた人もいます。
感情をぶつけることが、普通だと思っていましたが、数々の破局から、あ、感情って人にぶつけると終わる…と知り、カウンセリングを受けたり、心理学を勉強する中で、自分の育った環境はどうやら普通ではないらしい、と気づきました。
そして、相手の顔色を伺ってるから、相手が調子に乗るんじゃないか?受け止めてくれると思われるから、何度もぶつけられるんじゃないか?と気づきました。
相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。と、何度も何度も、私は私。人は人。と心の中でも唱えてます。
バーリア。と心の中で思っています。
長くなりましたが、相談です。
やはり線引きをしても、負の感情をぶつけられると、気分がどんよりしたり、私は私って思おう等、頭で考えるので疲れてしまいます。
影響を受けたくないのですが、引っ張られない方法や、どんより気分を引きづらない、早く切り替える方法があれば知りたいです。
自分を大切にしたいので、もう転職しかないのか…とも思っています。
長文で申し訳ありませんが、何かヒントをいただけますと助かります。
(miyuさん)
miyuさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
miyuさん、こんな感じで↓良い気づきをたくさん得られましたね!
感情って人にぶつけると終わる…
相手の顔色を伺ってるから、相手が調子に乗るんじゃないか?受け止めてくれると思われるから、何度もぶつけられるんじゃないか?
相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。
その上で、「私は私。人は人。バーリア。」など、
まさに、理想的な対策をしていらっしゃると思うのですが、
線引きを意識しても、やはり気分がどんよりしたりして影響を受けてしまう、
とのこと。
どうしたらその状態を解決していけるか?ということで、
私からのお返事では、↓のポイントで考えてみました。
- 職場の女性に、お母さんやお姉さんを「投影」してる?
- 「この人は、お母さん(お姉さん)ではない」。
- 器が大きい、という、miyuさんの「才能」。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
職場の女性に、お母さんやお姉さんを「投影」してる?
miyuさんは、これまでにもカウンセリングを受けてこられたとのことですが、
不機嫌をぶつけてくる職場の女性が、お母さんまたはお姉さんの「投影」である可能性は、
これまでのセッションでは話題になったでしょうか?
というのは、
「相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。私は私。人は人。バーリア。」と意識していても、
それでもやっぱり気分がどんよりしたりして、影響を受けてしまうのは、
その職場の女性に、誰か大切な人(お母さんやお姉さん)を投影しているから、かも?
大切な人を投影しているからこそ、その女性から不機嫌をぶつけられた時、
「相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。」というのも、なかなかスッパリそう思い切れず、
気分がどんよりする=結局自分が責任もって受け止めてあげなくちゃいけない気分=つまりバリバリ関係ある状態、
みたいになっているのかな?
なんて想像したんですね。
お母さんやお姉さんに対して、今も覚えていたり、思い出したりする思いはあったりするでしょうか?
例えば、
- どんなに聞いてあげても笑顔になってもらえない悲しさ
- 感情的で不機嫌なお母さんやお姉さんに怯える気持ち
- なんでいつも私ばっかり、みたいな満たされない気持ち
などなど、のような気持ちは、あったりしましたか?
もしかすると、ほとんど覚えていなかったり、あまり思い出せないこともあるかもしれませんが、
職場の女性の不機嫌の影響を受けないためには、
その根っこにいる(可能性のある)、お母さんやお姉さんに対して残っている思いを整理していくと良いのでは、
と思ったのですね。
それらの思いが整理され、解消できていくと、
職場の女性に投影するものが薄れていくので、
職場の女性が不機嫌であっても、影響を受けずにいられるようになるのでは、
と思うのです。
で、これは、
自分で取り組む時は、紙に書き殴って、びりびりに破って捨てるまたは燃やす、という作業で、
ある程度すっきりできたりしますし、
もちろんセッションでもがっつりお手伝いできます。
セッションでは、
自分で取り組もうとすると、とっ散らかってしまって何を書いて良いのか分からなかったり、
そもそも何も出てこない(けど何かはあるんだと思う)みたいな時に、
お話をていねいに引き出したり整理したり掘り下げたりなどしながら、
より深い部分での解決をお手伝いできますので、
そんなところもご検討いただけたら良いなと思います。
「この人は、お母さん(お姉さん)ではない」。
また、
不機嫌をぶつけてくる職場の女性が、お母さんまたはお姉さんの「投影」である可能性、
の路線でさらにご提案できそうなこととしては、
「相手の不機嫌は相手の責任。私には関係ない。私は私。人は人。バーリア。」に加えて、
「この女性は、お母さん(お姉さん)ではない。」
というのを唱えてみるのも良いかもしれません。
職場の女性に、無意識にお母さんやお姉さんを見ている、
(そして、お母さんやお姉さんに感じていた感情が、この女性の不機嫌で思い出されている、)
という、無意識に起こっている投影を、こう唱えることで自覚するんですね。
これが自覚できると、
職場の女性の不機嫌のインパクトがずいぶん減って、切り替えもしやすくなるのでは、
と思います。
(だって、職場の女性はお母さんでもお姉さんでもないので、
彼女の不機嫌は、本当にmiyuさんには関係ありませんのでね!)
器が大きい、という、miyuさんの「才能」。
それから、もう一つ、また全然別の視点を。
miyuさんは、こんなふうに↓書いてくだいましたけども、
受け止めてくれると思われるから、何度もぶつけられるんじゃないか?
そう、周りからも、miyuさんは受け止めるキャパがある人だというのが分かるんですよね。
miyuさんは、それだけの大きな器をお持ちなのです。
だからこそ、
お母さんもお姉さんもmiyuさんを頼ったし、
職場の女性もやはり、miyuさんをつい頼ってしまうのでしょう。
きっと、たくさんの我慢もあったことと思います。
それができてしまったのも、miyuさんの器の大きさゆえ、なんですよね。
で、この器の大きさというのは、miyuさんの「才能」でもあります。
「才能」というのは、
自覚して使う分には、人にも喜ばれるし、自分も人の役に立ててとても嬉しいものですが、
自覚していないと、知らないうちに「搾取」され、自分が傷つくようなことも起こり得ます。
それが、お母さんやお姉さんや職場の女性の例ですね。
「才能」ってほんとに、諸刃の剣なのです。
なので、ここでmiyuさんにおすすめしたいのは、
「私は、そんな大きな器という才能を持った人なのか!」
と、まずは自覚することです。
金の塊をご自身の中に秘めているようなイメージも良いかも。
そんな、金の塊ともいうべき「才能」ということは、
本来それは、「大切にされるべきもの、大切に使うべきもの」なんですよね。
今までの感覚としては、
「なんかいつも顔色をうかがっているせいか、不機嫌をぶつけられちゃう(才能を搾取されちゃう)、
損な役回りの自分」
みたいな感じだったかも(?)しれませんが、
そんな、金の塊みたいな素晴らしい「才能」と自覚することで、miyuさんはご自身を、
「誰にこの才能の恩恵を与えてあげても良いし、与えてあげなくてもいい、それを選べる自分」
にしてあげることができると思うのです。
搾取されないように、と、戦闘態勢で自分を守ろうとするより、
ずっと楽ちんで、miyuさんの才能に相応しいあり方じゃないかなぁ、ということで、
そんなところも、おすすめしたいな!と思いました。
とっても応援しています♡
そんなわけで、
「投影」路線と「才能」路線で、3つのポイントでお話してみましたが、
どこかしら参考になる部分はあったでしょうか?
今回のお返事では、相手の不機嫌に影響されない方法について書いてみましたが、
何はともあれ、まずは転職して、心静かにお仕事ができる環境をご自身に与えてあげる、
というのも、もちろんとってもあり、です。
そして、
その新しい環境で、今回お話したようなこともちょっと意識してみるのだって、
ぜんぜんあり、です。
「自分を大切にしたいので、」と書いてくださった通り(この意識、ほんとに大事です!)、
まずはそれを第一にしてくださいね!
miyuさんが、居心地の良い職場を手に入れ、
また、ご自身の素晴らしい才能とも幸せに付き合っていかれますよう、
心より応援しております。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
まさにオランダ!