今回は、
呪文(アファメーション)てむしろ逆効果?!
というタイトルにしました。
いつもは「こんな呪文(アファメーション)おすすめですよ」なんて話をしているのに、今度はそれを全否定?!という極めて不届き千万な始まりです笑
いやですね、呪文(アファメーション)は効果があります。これは言い切っちゃいます。
でも、やり方を間違えるとかえって逆効果、またはそこまでいかなくても、なかなか効果が感じられないなんてこともある、という私の経験にも基づく話です。
ちなみに、アファメーションという言葉は一般的にもずいぶん浸透してきたので、自己啓発系の話に詳しくない方でも聞いたことがある方も多いと思うんですね。
でもこれまで、そもそもアファメーションて何?という話をそういえばしていなかったので、良い機会などでまずは最初にそれをお話します。
アファメーションは、自分にかける呪文です。
自分が望む未来とか状態とか、自分にインストールしたい考え方などを言語化して、自分で唱えるものです。
例えば動画セミナーでご紹介した呪文では、
- 「私、毎日よく頑張ってるなぁ」
- 「そんなあなた(私)も私は大好きだよ」
- 「そんな私(あなた)も可愛いよ」
- 「それでも生きてていいんだよ」
- 「しょせん人間だしね」
なんていう呪文がありました。セミナーの中でご紹介した呪文は、自分をいろんな角度から肯定するための呪文が多かったですね。
また、自分の望む未来についての呪文としては、例えば
- 「私は大好きなパートナーと幸せな結婚生活を送っている」
- 「私は上司や同僚に恵まれた職場で生き生きと働いている」
なんていうのはアファメーションの例としてインターネットでもよく見かけます。
アファメーションというのは、こんな風に身に着けたい考え方や、漠然と(欲しい…)と思っていることなどを具体的な言葉にして実際に口に出すことで、自分の意識をその言葉の方向に向けていく&そういう未来に向かっていくための方法の一つです。
自分は自分が発する言葉をいつも聞いているし、その言葉にいつも洗脳されてるとも言えます。
その意味で、口に出す言葉って本当に大事で、アファメーションはその言葉の威力を利用した自己暗示とも言えますね。
そんなわけで、アファメーションはとても効力のある呪文です。
が!
私が経験してきたことなのですが、やり方を間違えると効果がないとか、むしろ逆効果になることも、あります。
無駄に煽るつもりは全くないのですが、もし今アファメーションに違和感があったり効果が分からないと感じているとしたら、次にご紹介するケースを疑ってみてください。
まず、「アファメーション(呪文)で表現している内容が、実は心から本当に欲しい未来ではなかった場合」。
例えば、「年収○万円以上の超優しい次男君で私の家族も大事にしてくれて持ち家で家事も完璧にこなしてくれる旦那様と結婚してる♪」みたいなアファメーションを唱えているのにちっとも叶わないとしましょう。
これが叶わないのだとすると、「欲しい!」と信じているこのバラ色の生活は実は本当に欲しものではないという可能性があります。
どういうことかと言うと、よくあるのはこの裏に「これくらいのスペックが揃っていれば見栄が張れる」みたいな思いが隠れている場合ですね。
つまり、本当に欲しいのは「スペック」であり、さらにそのスペックで何をしたいのかと言えば「自信のない自分を飾って隠すこと」なのです。
ということは、本当に欲しいもの(したいこと)は、「完璧な旦那さん」ではなく、「自信をつけること」なんですよね。
こんな風に、自分が頭で欲しい!と思って唱えているアファメーションが叶わない時って、それが心の中で本当に求めているものではないということがあります。
なので、アファメーション(呪文)を作るときに、本当に自分が求めているものを深堀りしていくのはとても大事なんですよね。
次は、「その状況が今手に入っていないことがかえって意識されて悲しくなってしまう場合」。
これは私はしょっちゅうやっていました。
悲しくなりながらも、「でも唱えれば叶うんだから!」となんだか意地になって唱えるんですが、これほんとにやっちゃダメですね。
というのは、唱えながら「あぁでも今私にはこれがない」と悲しくなることで、アファメーション(呪文)の言葉とは真逆のその悲しい現実を強烈に自分にインストールしてしまうからなんです。
これでは、唱えれば唱えるほど悲しい現実が強化された未来になってしまいます。そんな恐ろしいことはないですよね。
なので、アファメーション(呪文)でむしろ悲しくなってしまうようなときは、アファメーション(呪文)はやらない方が良いと思っています。
アファメーションよりもその悲しさのケアの方が先、という訳です。
次は、「『こんなことで叶いっこないのに、あほくさ』と思いながら唱えている場合」。
これも結構やりましたね。
こう思うときに心の中にありがちなのは、アファメーション(呪文)そのものに対する不信感とか、「私の願い事なんて叶うわけがない」という諦めなど。
こういう思いがあるときも、先ほどの例と同じで唱えれば唱えるほど「私の願いは叶わない」という思いがインストールされていくので、やはり、やっちゃだめ、絶対。
こんなときは、「なぜそこまで頑なに諦めることになったのか?」を深掘りしてみるのも良い手だと思います。
または、「私の願いはかなって良い」というアファメーション(呪文)を唱えてみるのもありですね。
次は、「アファメーションを魔法と間違えている場合」。
これも私はよくやりました。
どういうことかと言うと、アファメーションさえ唱えておけばすべてがうまく行く!みたいなちょっとずれた理解です。
とてもシンプルな例で言えば、「私は健康な心と身体で生活を楽しんでいる♪」と唱えながら、自己嫌悪・自分責めを止めず偏った食生活で運動もほとんどせず寝不足を続けても、望むような健康な心や身体は手に入らないですよね。
つまり、今の現実やこれからの未来は、言葉(アファメーション)だけでなく自分の行動や考え方やあり方から作られるのに、アファメーションが全てを叶える万能の魔法だと盲信して、未来を作るそれ以外の要素(行動など)を全く変えていない状態です。
もちろんアファメーションは行動や考え方やあり方に良い影響を及ぼすものですが、そもそも言葉以外を変える気がないのだとすると、それはそこまで欲しい未来でもないのかもしれません。
というわけで、アファメーション(呪文)やってるのに全然効果ないんだけど?!という時に起こっていがちな「あるある」の現象を、私の経験も踏まえながらご紹介しました。
最後に、じゃ、アファメーション(呪文)で逆効果とか叶わないという現象を起こさないためにはどうすれば?というお話を。
コツは2つあります。
- 今の私が心からわくわくする内容にする
- 無になって唱える
です。
「今の私が心からわくわくする内容」。これ大事ですね!
心が躍らないアファメーション(呪文)は、結局大してほしい未来でもなく、唱えていても楽しくないので続くこともなく効果も出ません。
そして、わくわくするということは「自分にも手に入りそう!」と思えるということです。これがアファメーション(呪文)で唱える未来を現実化する原動力になります。
あまりにも現実離れした夢を描くと「叶いっこない」と思ってしまいますが、「きゃはー!叶っちゃったらどうしよう♪こうしちゃってああしちゃって、くふふ(はーと)」と思えることって、自分の未来として信じやすいんですよね。
そういうアファメーション(呪文)はとても大きな効果を発揮します。
そしてもう一つの「無になって唱える」。
「わくわくする」とはまたちょっと違うアプローチでして、むしろ「わくわく」も何も感じず、なんなら何を唱えているのかさえ意識しないくらい無になって念仏のように唱える、という方法です。これも実はおすすめです。動画セミナーでもちょっと触れていますよね。
というのは、何かしらを感じながら唱えると、結局「叶うわけがない」という雑念とか「本当に叶うのかな」という不安などが入ってきちゃうことも多いんですよね。
それだとまた逆効果なので、だったらむしろとにかくロボットになって唱える続ける、というのも良い方法なのです。
ロボットになって唱えているとき、そこには何の感情もくっついていませんが、でもアファメーション(呪文)は心に届き沁みこんでいきます。結果としてそれが効果を発揮してくれるのです。
私の場合は、アファメーション(呪文)を作る際は「わくわくするか?」に注意しながら作り、唱えるときにはわくわくも何もいったん横に置いて、「無」になって四六時中唱え続ける、というやり方をしています。
いろいろ試行錯誤してみた中で、これが一番叶いやすいアファメーション(呪文)のやり方じゃないかなと思っています。
というわけで、いつもおすすめしているアファメーション(呪文)がむしろ逆効果になっちゃうときと、その対策方法をご紹介しました。
欲しい未来がある!というのはとても素敵なことです。
そして、それが叶ったらなお素敵!
是非、アファメーション(呪文)を効果的に活用して、ほしい未来をするするとゲットしていきましょう♪
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閑話休題。
逆光で写真を撮るのがとても好きで、しょっちゅうやります。
この時は、山盛りの自転車と街灯を撮っていたらちょうど良く若者が入ってきたので、そのまま撮ってみたのでした笑