こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
前回は、
人に会う予定の前からどんどん面倒になり、それでも当日はそこそこ楽しんじゃうのだけど、帰宅するとどっと疲れが出ちゃう症候群(長い(笑))
についてお話しました。
こんな症候群をお持ちの方は、まず、
相手の希望を細やかに察知することができたり、器用に合わせてあげられちゃうのは、それ自体が素晴らしい才能であることを知る
ということと、
小さなことから少しずつ、「私の希望」を自分で叶えてあげる練習をしてみる
ことをおすすめしました。
で、今回は、
私が、恐る恐る、友人に彼女の希望とは異なることを伝え始めたときのこと
です。
長い付き合いの友人である彼女は、私にいつも、
あなたはいつも柔軟に周りに合わせることができてすごいね
と言っていました。
そして同時に、豊かなリーダーシップを持った人なので、
周りを引っ張っていくのが好きだし、周りも自然とそれに付いていっちゃう
という傾向もありました。
なので、私が彼女に合わせる、というのは、まぁ、自然な形ではありました。
ただ、やっぱり私の中にも、
本当は、こうしたいんだけどな~
という思いもあったし、その思いを自覚もできるようになってきたんですね。
(これはもう、飽きることなく自分の心を癒し、自己肯定感を育て直した成果だと思います。)
で、ある時、
私も、私の希望を伝えてみよう。
と決めたのです。
最初は本当に緊張しました。
嫌われちゃうかも、やっぱりいつも通り合わせておこうかな
と、ずいぶん葛藤もしました。
でも、文字通り冷や汗をかきながらも、頑張って伝えたのです(これは頑張りどころなんですよ!)。
その結果。
最初は彼女もちょっと意外そうな顔をしていましたが、結果的にはまーったくだいじょうぶだったのです。
今では、彼女とはお互いにお互いの希望を尊重し合える、さらに心地よい関係が築けています。
たまたま彼女が良い人だったから、と言ってしまっても良いかもしれません。
逆に、自分の希望を伝えるようにしたら、ダメになってしまう、という関係もあり得ますのでね。
でも、それは、それまでの関係、なんですよね。
それは、あなたの我慢を前提にした関係です。
あなたの我慢を利用できるから、あなたと一緒にいる人って、「友人」ではないと思うのです。
なので、そこでダメになってしまったなら、むしろ万々歳、と思ってしまって良いです。
(それからここで、そんな友人でも、嫌われたり失うのが怖いのだとしたら、また別のテーマが絡んでいそうです。
例えば、「私はこんな人くらいにしか相手にしてもらえない」とか、「この人が去ってしまったら、独りぼっちになっちゃう」みたいな自己認識があったりとかですね。
すると今度は、その自己認識に取り組むことがテーマになってきますね。)
そして、
あなたと一緒にお互いの希望を尊重し合える関係が楽しくて幸せ、と言ってくれる、新しいお友達と出会えば良いのです。
自分で自分の希望を尊重するようになると、あなたを尊重してくれる人と出会えるようにもなります。
ちなみに。
今回のお話をまた別の視点で見ると、
「私が希望を伝えるようになったら、嫌われちゃうかも」と怖くなるのって、
相手を、ある意味「こちらの希望を尊重するキャパがない人」認定しているということなんですよね。
意外と、相手に対して軽く失礼な認識をしていることになるのです。
私が、友人に対してこんな怖れを持っていた時、私はこの友人をそんな風に認識していたのでした。
その意味で、
私が、自分の希望を彼女に伝えてみよう、と決めたのは、
彼女は他人の希望を尊重するキャパを持った人ということを、「信頼」しよう、と決めた
ということでもあります。
この「信頼」が、往々にして「期待」になってしまうので難しいところなのですが、ひとまずは、
もし、「私が希望を伝えるようになったら、嫌われちゃうかも」と怖く感じたら、
一呼吸おいて、
「あれ、でも、この人って、そんなにキャパが小さい人だったっけ?」
と、ちょっと考えてみると良いかもしれません。
すると、また別の視界が開けてくると思います(実際、キャパが小さい人なのかも、という気づきもあり得ますが)。
というわけで、
いつも他人に合わせていて疲れ切っちゃっていた人(私)が、
相手のキャパを信じて自分の希望も伝えてみることにした時のお話
でした。
頑張り屋さんは、自分の気持ちを飲み込む方ですっごく頑張る傾向がありますが、
この頑張りを、相手のキャパを信頼し、自分の気持ちを知って表現する方に使えると、
素晴らしい変化を作ることができます。
そこで頑張るためのお手伝い、私も超頑張りますよ!
いつでもお話聞かせてくださいね♡
いつも、応援しています。
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閑話休題。
きれいですこと!