こんにちは、オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
母への怒り、コンプレックス(容姿、能力、異性・同性)、自分が分からず自信皆無。
全てから逃げてアメリカ⇒トルコ⇒オランダを流れ歩いた、早稲田女(ワセジョ)でエリートになり損ねた元ベリーダンサーのカウンセラーがお贈りする、
「人生迷子な頑張り屋さんが、本気でわたしの人生を取り戻す」カウンセリング。
前回は、
「片付けができない」という問題の背景にある「本当の問題」として、「完璧主義」という切り口からお話しましたが、
今回は、
「ダイエットに失敗する」という問題の背景にある「本当の問題」
について考えてみます。
とは言え、これもいつもの話で、やっぱり人それぞれ、なのですが、
今回は、「寂しさ」と「自己肯定感」という切り口からお話してみます。
まずは、「寂しさ」から。
「寂しさ」と「ダイエット」なんて、一体何の関係が?!と思いますが、意外と繋がっていることがあるんですね。
「口」は、愛を受け取る器官、なんて言ったりします。
すると、本当は甘いものを控えないといけないのに、つい食べてしまう、というのは、
もしかすると、「愛」が欲しくて寂しいのかも、その寂しさを、食べている時は紛らわすことができているのかも、と見ることもできるんですね。
その寂しさは、現在の夫婦・恋愛関係の中で感じているのかもしれないし、子供の頃、親に求めた愛を得られなかった寂しさなのかもしれません。
だとすると、
ダイエットに失敗することの背景にある「本当の問題」は、
甘いものを控えられない「意志の弱さ」みたいな根性論などではなく、この「寂しさ」なのかも
と見ることができます。
すると、
その「寂しさ」を癒していくことで、「つい食べてしまう」ことが減っていき、結果的にダイエットが成功しやすくなる、
なんてこともあるんですね。
それから、今日のもう一つの切り口、
「『ダメな私』というセルフイメージ」のような、低い自己肯定感です。
つい食べてしまうのだとすると、その時感じているのは、
「あぁ、本当は控えなくちゃいけないのに、また食べちゃった、ダメだな私…」
のような惨めな気持ちかもしれません。
で、心のカラクリの面白いところなのですが、
私たちの心は、無意識のうちに、現実をセルフイメージに合わせようとします。
つまり、「ダメな私」のセルフイメージ通りの現実を作るために、食べてダイエットに失敗することを選んでいる、と見ることができるんですね。
つい食べてしまえば、「ほら、またダメだった、やっぱり私は『ダメ』なんだ」と確認でき、
現実とセルフイメージが合致するので、ある意味安心できるのです(もちろん、とても悲しいし苦しいんですけれど、ね)。
(これ、「心」と「現実」の順番が逆のような気がしますよね!
でも実はこんな風に、「心」が先で、「現実」は後からついてきている、のです。)
だとすれば、
ダイエットに失敗することの背景にある「本当の問題」は、
やはり、甘いものを控えられない「意志の弱さ」みたいな根性論なのではなく、「ダメな私」のセルフイメージ(低い自己肯定感)なのかも
と見ることができます。
すると今度は、
なぜそこまで強く自分を「ダメな人」認定するようになったのか、大元のところも探りながら、
自然な自己肯定感を感じられるようになっていく、といった対策もできるようになります。
すると、
「ダメな私」と自分にがっかりすることを必要としない、つまりダイエットで失敗することを必要としない自分、に、なることができるようになったりするんですね。
と、いうわけで。
前回は、「片付けができない」ことの背景の例として、「完璧主義」という切り口から、
今回は、「ダイエットに失敗する」ことの背景の例として、「寂しさ」と「低い自己肯定感」という切り口から、
それぞれお話してみました。
何度も書いていますが、これらの切り口は、もう本当に、人それぞれ、です。
なので、やはり、どんなケースでも、あなたにはあなたにとっての「本当の問題」、あなたの「本当の理由」、あなたの「本当の答え」、があります。
そんな、あなたの「本当のところ」を見つけ、解決していくことで、
最初の入り口にあった「片付け」とか「ダイエット」といった問題も解決したり、そもそも問題でなくなったり(気にならなくなったり)していくことができる、
ということなんですね。
なので、
もし今あなたが何かの問題に直面しているとしたら、
「この問題は、私にどんな『本当のところ』に気づかせようとしているんだろう?」
と、自分の心に聞いてみるのはおすすめです。
すぐにドンピシャなところにはなかなかたどり着きませんが、そんな意識を持ってみると、目の前の「問題」に振り回されにくくもなります。
それから。
セッションは、まさにこの「本当のところ」を掘り起こす作業でもあります。
自分ではなかなか思いつかない視点から、あなたの「本当のところ」を掘り起こし、解決していくお手伝い、させてくださいね!
いつも、応援しています。
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閑話休題。
爽やか!