自分が分からないと感じる時。
理解したい「自分」て結局何なんでしょう。
自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
自分が何者なのか分からない。
「自分が何者なのか分からない」という感覚、
私はほんとに長いこと持ってました。
この感覚にもいろいろあって、
- 自分が何を考えてるのか分からない
- 自分の意見の持ち方が分からない
- 自分が何が好きで何がほしいのか分からない
- 自分がここに「いる」感じがしない
- 自分の人生を生きている気がしない
みたいな、もう自分の存在自体が危うい感じの抽象的な感覚から、
- 自分がどんな仕事をしたいのか分からない
- 自分の力が発揮できる仕事が何なのか分からない
- 自分がどんな生き方をしたいのか分からない
のような、もう少し具体的に困っちゃう感覚まで、
グラデーションがあるように思います。
で、私はこれらをコンプリートした、プロの自分迷子ラーだったわけでして!(えっへん←
今回は、私の体験も交えながら、
自分を理解する、ということを考えたいと思います。
自分軸が、ない!自己受容が、できてない!
自分が何者なのか分からない状態って、
自分軸が持てていない状態
自己受容ができていない状態
なんですよね。
「○○さんはこういう意見だけど、私はこう思う」みたいに、
自分の軸で考え、自分で自分の意見や感覚を尊重することができていない状態です。
そしてこれは、強い無価値感とセットになっていることもとても多いです。
自分の存在価値がさっぱり分からなくなっちゃうのです。
これ、本当に惨めで苦しくて悲しくてしんどい状態、なんですよね。
で、背景としては、
過干渉の親などに、自分の意見や好き嫌いや感覚などを認めてもらえなかった
なんていうのはやっぱり典型的です。
なので、そこを抜けるには、
カウンセリングセッションでは、親に対するわだかまりを解消していったり、
日常的には、「私は」という主語を意識してみたり、
などの手段が考えられます。
理解したい「自分」を構成するもの。
で、実際、これらの手段はとても有効だし、
私がやってきたのも基本的にこういうことだったのですが。
今、自分を振り返って、
プロの自分迷子ラーの私が「自分」を理解する過程で、
実際に理解したものって何だったんだろう?
結局、「自分」を構成するものって、何だったんだろう?
と考えてみると、この3つだったんじゃないかと思っています。
それは、
- 過去の出来事の、真実の意味
- 現在の自分の感情のパターン
- 未来に作っていきたい自分のあり方
の3つです。
もう少し詳しくお話しますね。
①過去の出来事の、真実の意味。
過去の出来事の、真実の意味って、
いやそんなのちゃんと分かってるけど?
と感じる方が多いかもしれません。
でも、意外とね、ここで大きな誤解をいくつもしてる方が多いんですよ。
というか、誤解してるからいつまで経っても自分迷子になってると言っても良いです。
例えば、
「クラスメートにいつもバカにされてた私は、ダサくてダメなやつ。
だからいつも目立たないようにしとかないといけない。」
と、自分の過去を理解し、それを現在のセルフイメージとしていまだに持っているとするじゃないですか。
これ、やっぱり「誤解」なんですよね。
ここでの真実は、
「バカにするという『攻撃』を向けられるほど、『嫉妬』されていた。
つまり、あなたにはそれほどの『魅力』や『華』がある。」
なのです。
こういう話はにわかには信じられないかもしれないけど、
私たちは、自分の過去に対して、こういう「誤解」をめーっちゃたくさんしているのです。
その「誤解」によって、「自分の本当の姿」を見失っちゃうのですね。
②今の自分の感情のパターン
そして次は、今の自分の感情パターン。
現在の自分の感情のパターンて、過去の経験に影響されていることもとても多いですが、
いろんなできごとに対して、今の自分の心にはどんな反応をする「クセ」があるのか
自分は今、どんな気持ちを感じているのか
が分かると、「自分」の理解がさらに進みます。
「自分が分からない」感覚って、
「自分が何を感じているのか分からない」
「自分が何が好きで快適で、何は嫌いで不快なのか分からない」
というところからも繋がっています。
我慢がデフォルトな方はそうなりがちですよね。
なので、ほんの小さなことでも、
「あぁ、私はこういうことを感じている人間だったのか!」
ということが分かると、
やっぱり「自分」が分かるという力強い感覚が持てるようになります。
ちなみに、
「私は」こう感じてる、が分かると、
「他人」と「私」の境界線も引きやすくなるので、
自分軸を育てることにもなりますね。
③未来に作っていきたい自分のあり方
こうやって、過去と現在の理解が進むと、
すごく地に足がついてくるんですよね。
ここまでがしっかりできるだけでも、
「私は私についてずいぶん良く分かるようになってきた」
と思えて、それが自信にもつながります。
自信て、「私はこういう人」という淡々とした理解でもありますのでね。
で、ここから更に進むなら、
「そんな人間である私は、これから、どんな生き方をしたいだろう?」
という、未来への視点。
過去を誤解し、今の自分が分からない状態では、
「これからどうなっていきたいか」なんてさっぱり分からないし、
考えてみようとしても絶望しか感じない、なんてこともあります。
でも、過去と現在の理解を通じて「真実の自分」が分かってくると、
その「真実の自分」を、これからどうやって生きさせてあげようか?
ということにエネルギーを向け、具体的な行動に繋げることができるようになります。
ここまでできてくると、
「私は、『わたし』を知り、その『わたし』を生きさせてあげている」
という、深く力強い喜びが感じられるようになるはず。
「自分が何者なのか分からない」と、
砂漠の真ん中に独りぼっちで立ち尽くしていたあなたに、
「確かに私は、ここにいる。」という深い安心と生きる力を、
与えることができるようになるのです。
あなたは、「あなた」自身を生きさせてあげるために生まれてくる。
あなたは、
他の誰の理想でも信念でも常識でもなく、
「あなた」自身を生きさせてあげるために生まれてきます。
誰か他の人に、
「あなたの生まれた意味はこれです」
と言ってもらわなくても、
自分で自分の姿を見つけることはできるんです。
というか、自分で見つけるからこそ、揺るがない自信になるのだと思います。
過去・現在に渡って自分の真実を掘り起こし、
その自分の姿を未来につなげていく、という作業は、
あなたの「自分が何者なのか分からない」という感覚を解消し、
もういい加減、自分の人生を生きる!というあなたの決意を、
絶対に助けてくれる!
そう信じてます♡
また今後も、
自分迷子な大人女子さんたちが、
自分の真実の姿と繋がって、自信を持ってその姿を生きるためのマインド
をお伝えしていきますね!
今日もお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
大きな木!