【徹底解説!】自分が分からない感覚とは?なぜ自分を見失い、「自分迷子」になるの?

「自分がわからない」という感覚、
持っている方は多いのではないでしょうか?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

自分がわからないってどんな状態なのか、
なぜそんな状態になっちゃうのか、
元・プロの自分迷子ラーの私が、徹底解説します♡

 

◆私自身が、自分がわからない感覚をずっと持っていた、プロの自分迷子ラー。

「自分が何者なのか分からない」という感覚、私はほんとに長いこと持ってました。

 

とにかく「全然分からない!」ので、いろいろ分かるためのヒントを漁るんですよね。

 

性格診断とか適性診断とかキャリア診断とか、自分についての理解が得られそうな診断は片っ端から試したし、

時には占いとかスピ系に走って、姓名診断とか生年月日診断みたいなのとか星占いとかもだいぶはしごしました。

 

それぞれに、「まぁ、ここは当たってるのかな?」みたいなのはあるのですが、

それぞれにだいぶ違う結果が出てくることもあったし、

抽象的過ぎていかようにも解釈できちゃうこともあったし、そうすると今度は解釈の仕方に頭を悩ませることになったし、

「私ってこういう人だといいな☆」という願望が反映された結果が出ちゃうこともあったし、

どうしても、何を試しても、自分という人間の全体像が理解できた感覚には近づけませんでした。

 

そんな、年齢=「自分がわからない」年数の、プロの自分迷子ラーだった私ですけれども(←ラーとは

そんな私も、心理学やカウンセリングを使うことで、何年もかけて、やっと、やーっと、

あぁ、私はこういう人で、こういうことを求めていて、こうやって生きていきたい人なんだな、

ということが分かるようになりました。長かったなぁもう

 

そんなわけで、今回は、そんなプロの自分迷子ラーな私の体験も交えながら、

「自分がわからない感覚」と、その周辺について考えたいと思います♡

 

◆自分がわからない自分迷子状態って、何が分からない状態?

さて、そもそも、

「自分がわからない」という自分迷子状態って、どんな状態なのでしょう?

何が分からないから自分がわからないように感じるのでしょう?

 

例えば、こんな感覚は恐らくとても代表的ですね。

  • 自分が何が好きなのかわからない
  • 自分が何がほしいのか分からない
  • 自分の意見が分からない
  • 自分の意見の持ち方が分からない
  • 自分の気持ちが分からない
  • 自分の価値観が分からない
  • 自分にとって何が大切なのか分からない
  • 自分が何が楽しいのか分からない
  • 自分の幸せが何なのか分からない
  • 自分がなぜ幸せを感じていないのか分からない
  • 自分が何をしたいのか分からない
  • 自分がどうなりたいのか分からない
  • 自分がどうしたいのか分からない
  • 自分の本当の姿が分からない
  • 自分の理想が分からない
  • 自分がどんな生き方をしたいのか分からない

 

また、もう少し具体的な感覚もあるかもしれません。

  • エネルギーが余っているのに、いろいろやっていることもあるのに、情熱を注ぎたいものがさっぱり分からない
  • なので、いつも不完全燃焼感とか空回り感がある
  • 選択が自分に委ねられると、何を選べば良いか分からないから困る
  • 目標とかゴールとか、意味が分からない
  • 「自分を表現する」って憧れるけど、何をどうすれば良いのか絶望的に分からない
  • どの場面のどの自分が本当の自分なのか分からない
  • 自分を活かすって、活かすべき何が自分にあって、どう活かすものなのか分からない
  • 「個性」とか「自分らしさ」なんて壊滅的に分からない
  • 永遠に自分探しをしている気がする

などなど、などなど。

 

何かしら、「あ、これ私だ」というのはあったでしょうか?

 

◆自分がわからない感覚の、心理学的な正体とは?

では、心理学的には、

自分が何者なのか分からない、自分がわからない、ってどんな状態なのか?

というと、

  • 自分軸が持てていない状態
  • 自己受容ができていない状態(自己肯定感がない状態)

なんですよね。

 

◇自分軸が持てていない状態?

まず、自分軸が持てている状態とは、

めっちゃ簡単に言うなら、

自分の意思や価値観で自分の行動やあり方が選べる状態、

と言えるかなと思います。

 

これは、「生き方」みたいな抽象的な話だけでなく、

自分にとって心地良い仕事との付き合い方、お金との付き合い方も入ってくるし、

自分にとって心地良い距離感で友人と付き合うこともそうだし、

今日のご飯に何を食べるか、どんな服を選ぶか、カフェでどのスイーツを選ぶか、みたいな、

日常の様々なことも入ってきます。

 

日々を生きることって、結局、大小さまざまな選択の積み重ねですものね。

 

なので、

自分軸が持てていない状態というのは、

日々のさまざまな自分の選択に、自分以外の「軸」が入り込んでいる状態、

ということになります。

 

とはいえ、自分軸がまるっきりゼロ!ということもそんなにはないかと思います。

 

例えば、

食生活については、価格よりも、自分の好みや健康のために納得してハッピーに(自分軸で)お金が使えるけど、

服を選ぶときは、お金軸になって好みより安さを選んで後悔しがち、とか、

母軸になって、つい母に小言を言われなさそうな無難そうな服を選びがちで、

そうこうしているうちに、しまいには自分の好みさえ見失いがち、みたいに、

 

この場面では自分軸があるんだけど、こっちでは見失ってしまう、

ということもたくさんあると思います。

 

(ちなみに、こちらの記事ではあなたの自分軸が診断できます☆

 

◇自己受容ができていない状態(自己肯定感がない状態)

また、

自己受容ができている(自己肯定感が持てている)状態というのは、

どんな自分も、「こんなことじゃダメ」みたいに否定することなく、

「これが私」と、淡々と受容(肯定)できている状態、

と言えるかと思います。

 

自己受容ができていない状態(自己肯定感がない状態)とは、

シンプルに、それができていない状態、ですね。

 

ちなみに、

自己受容は、「どうせ私はこの程度」とやさぐれて諦めることではなく、

「これが私」と、今の自分をそのままで「OK」と受容することだし、

自己肯定も、無理やりきらきらに自分を肯定することではなく、

「これが私」と、今の自分をそのままで「OK」と肯定することです。

 

そこには、善し悪しの判断も、他人との比較も競争もなく、

ただ、今の自分を「これが私で、それでいい」と感じられている状態です。

 

そして、

自分軸と自己受容(自己肯定感)て、車の両輪みたいなもので、

自分軸が持てれば、自己肯定感も上がるし、

自己受容(自己肯定)できれば、自分軸も持ちやすくなりますね。

 

という感じで、

これら、自分軸と自己受容(自己肯定感)が揺らいだり見失ったりした時に、

自分がわからない=自分迷子状態になる

と言えるかと思います。

 

◇こんな感覚もあるかも。

すると、結果として、

自分がわからない=自分迷子状態の時って、こんな感覚も同時に感じていることも多いです。

  • 何をするにも自信がない
  • 自分の人生を生きている気がしない
  • 大人として自分の人生に責任を取っていない
  • だから、なんか自分て子供っぽい
  • 自分がここに「いる」感じがしない
  • 自分がここにいていいと思えない
  • 自分はこれで良いと思えない
  • 自分が存在する価値があると思えない

 

自信のなさ、強い無価値感、無意味感、居場所のなさ、自己効力感のなさ、などは、

自分がわからない感覚とも密接にくっついた、

自分迷子な大人女子さんの多くが(無意識であれ)抱えている感覚ではないかと思います。

 

また、さらにそこに関わる感覚として、

自分に対しても他人に対しても否定的で攻撃的なネガティブ思考、マイナス思考、自己否定、自己嫌悪、怒り、拗ね、嫉妬、

などをたくさん持っている方も多いかもしれません。

 

(もちろん、これらの感覚は、自分がわからないということ以外の理由でも、いくらでも持ち得ます。)

 

もー何だかよく分からない、んだけど、なんかもうしんどい、んですよね。

 

◆なぜ自分がわからない感覚に陥ってしまうのか?

ではなぜ、

自分軸を見失ったり、自己受容(自己肯定)ができなくなって、

自分がわからない=自分迷子状態になるのでしょう?

 

これはもう、ありとあらゆることが理由になり得ます。

いろんな理由が重なり合うものですが、できるだけシンプルにリストアップしてみると、

 

◇過干渉の親

過干渉の親というのは、

子供の意見や好き嫌いを、無意識に自分の意見や好き嫌いで上書きするようなところがあります。

すると子供とすれば、「自分」が「親」に上書きされてしまって(=「親軸」になって)、

「自分」を見失ってしまう、というのは、とてもよくあるケースです。

 

ちなみに、そういう親のもとで子供は「犠牲」や「我慢」もたくさんすることになるので、

それが下で触れる「怒り」に繋がって、それが自分軸を見失う理由になったりもします。

 

◇学校生活で

また例えば、

学校生活の中で、自分としてはごく自然体で普通に過ごしていただけだったのに、

なぜかクラスの誰かとか部活の先輩とかに目をつけられて、

仲間外れにされたり、いちゃもんをつけられたり、笑い者にされたりした、

なんてことを体験したりすると、

 

「普通に自分らしくしていたからこんな目に遭ったんだ、自然体にしているのはダメなことなんだ」

みたいな、自己否定がベースの思い込みを強く持つようになったりします。

 

そして、

居場所を確保するために、クラスのみんなとか先輩たちに嫌われないような自分を演じている(=つまり他人軸になっている)うちに、

本来の自分らしさ(自分の軸)がすっかり分からなくなってしまう、

なんてこともあります。

 

◇社会の目、他人の目

また、家族や学校生活の中でやっていたことを、社会に出てからもそのままやっていたりすると、

 

大人になってからも、今度は「社会の目軸」「他人の目軸(要は他人軸)」になって、

「これくらい稼いだら世間的に評価されるからOKだけど、この程度じゃダメ」

「転職先として、この会社の方が世間受けが良いからこっちにしておこうか」

「この年でこんな服を着ていたら、人から何か言われるんじゃないか」

みたいにして、軸を自分の外に明け渡してしまうことも良くあります。

 

◇役割・ラベルにはまる

あなたは、

「お姉ちゃん」でしょうか、「頑張り屋さん」でしょうか、「優等生」でしょうか、「妻」でしょうか、「お母さん」でしょうか、「課長」でしょうか、「リーダー」でしょうか、「ダンサー」でしょうか、「経営者」でしょうか?

 

こういう「役割」とか「ラベル」にはまると、

その役割の中身については分かるんだけど、

肝心の「自分」という「個人」がどんな人間だったのかが分からなくなっちゃう、

というのも、良くありますね。

 

逆に、分からないからこそ、「役割」「ラベル」に執着してしまう、

というのもありますけれども。

 

◇比較と競争

また、他人との比較と競争も、自分軸を見失う強力な理由になります。

 

例えば、

自分が幸せに働くことよりも、ライバルのあの人よりも評価されることが目的になったりすると、

これはもう立派な他人軸の働き方になってしまいますね。

 

また、

強い無価値感があって、自分が既に持っているものに価値が感じられない時は、

他人が持っているものがとっても素晴らしく見えてしまい、

自分がそれが本当に欲しいのか考えることもなく、盲目的にそれを求めてしまうことがあります。

これも、比較と競争からくる自分迷子状態と言えるでしょう。

 

◇怒りなどの感情で他人に執着している

また例えば、

上であげたような過干渉の親とか、クラスメートや先輩などとの間にわだかまりがあって、

未だに怒りを感じるとします。

 

すると、

自分の「今」が、「過去」の「あの人」への怒りでいっぱいになってしまい、

自分の「今」にエネルギーが使えていない状態になるので、

その時点で自分の軸が揺らいでしまいますね。

 

また、

自分の今の選択が、怒りを感じる「あの人」への復讐とか見返すためになってしまったりすると、

やはり、今の自分の幸せ軸を見失ってしまいます(復讐軸?ということになるのかな)。

 

◇感じるより考えがちな時

感情より思考が優位な方の場合、

何かを感じても、それを思考的に判断しがちだったり、普段から感情を抑圧しがちになります。

するとこれはもう、「自分が何を感じているのか分からない」ということに直結します。

 

◇自己嫌悪、自己否定

強く自己嫌悪や自己否定をしている時というのは、

自分(の存在)を強く拒絶し、否定している時、ということでもありますね。

 

するとそれは、どの自分なら存在しても良いのか分からない、という感覚にもなり、

それが、自分がわからない感覚になったりもします。

 

◇分からないことにメリットがある

そしてこれはまた全然違う目線のお話。

 

自分がわかっちゃったら、人生のステージを前に進めることができちゃうことになりますね。

 

でも、人生のステージを前に進めちゃったら、

新しい展開が起こっちゃう、新たな人間関係や新たな環境に足を踏み入れることになっちゃう、

それが、実は、怖い!そんな怖い思いをするくらいなら、前に進みたくない!

 

そんな時、

私たちの心は無意識に、分からないことにしておこうとしたりします。

わからないことにしておけば、前に進んで新たな環境に足を踏み入れる必要もなくて、安心、

なんですよね。

 

つまり、

自分では、自分がわからない感覚が苦しい!と思っているはずだったのに、

実は心の中を深く覗いてみると、知らないうちに自分で分からないことにしていただけだった、

ということなのです。

 

これはもう本当に無意識なので、自分ではなかなか気がつかないことも多いですが、

私たちの心って、これくらい器用なことをやってのけちゃうのよね、

というお話なのでした。

 

◆「わからなさ」の中身が「分かる」のは、分かり始めた証拠。

・・・という感じで、

なんとなく思い当たるところもあったでしょうか?

 

ちなみに、プロの自分迷子ラーの私としては、

まぁこの辺りは軽くぜんぶ制覇してきましたけども(えっへん←

 

こんな感じで、「自分がわからない」ことについて、

何がどう分からなくて、それは心理学的にはどんな状態で、なぜそんな状態になるのか、

といったことが少しでも「わかる」と、

五里霧中感がすこし薄れないでしょうか?

 

まずは、そこから始めてみましょ!ということで、今回の記事をしたためてみました。

今、自分迷子に感じるあなたのお役に立てていたら嬉しいです。

 

それから、

じゃ、そんな「自分がわからない」状態から、今度は「本来の自分を見つけるには?」ということで、

それはこちらの記事↓で書いています。こちらもよかったらぜひ!

「本来の自分」の見つけ方~自分迷子な大人女子さんが、本来の自分を生きるには?
「本来の自分」て、結局何なんでしょう?何を理解すれば、「本来の自分」を見つけることができるんでしょう?自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。元・プロの自分迷子ラーの私が、何年もかけて理解してきた「本来の自分」を構成するものと、その...

 

また、

本来の自分を見つけるための、動画ワークもあります!

約10分ほどの動画ワーク3つを通じて、自分自身への理解を深めていきましょう。

私が動画の中でガイダンスをしています。

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ではでは、お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

大きな木!

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