条件付きでしか自分を愛せません~自分を大切にする心の育て方~

自分なりに自己肯定感を上げてきましたが、
まだ条件付きでしか自分を愛せていないことに気づきました。

どうしたら、自分をより深く大切にすることができますか?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。

「理解」を通じて愛する、というお話をしています♡

 

ご相談:「自分を大切にする心の育て方」

自分を大切にする心の育て方

根本先生、お弟子さん方、いつも大変お世話になっております。

今回の相談は「自分を大切にする心の育て方」についてです。

私のもっている心の癖として自分と向き合う中で「生き延びるためにそうするしか無かった」というワードが思い浮かぶと、急に思考が止まり頭が真っ白になり、その先に進めないんです。
特に「相手が思い通りに動いてくれない時、“頑張ってきた私、辛かった私””を盾にして、「お前には分からないだろうな」って相手にぶつけコントロールし、やがて愛が届かなくなる。」ということを何度も経験してきています。

5年前くらいからこの事に気づき自己肯定感を上げてきたつもりですが、結局私は未だに条件付きの愛でしか自分を愛せていないことに気がついてしまいました。なので他人に対し、受容を渇望してしまうんだと思います。

他人は私の為にコントロールして良い存在ではないし、私の本心はそんなこと望んでおらず温かい関係を築きたいと心底思っているからです。

私はもっと深い部分で自分自身を認め、尊重し、大切にすることが必要な気がしています。何からアプローチしたら良いかご助言いただきたいです。

目に留まれば幸いです。よろしくお願いいたします。

(りさん)

 

りさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

自分の無価値感の穴埋めをするために、

相手をコントロールして自分を愛させよう(受け入れさせよう)とし、

結果、相手の愛を失ってしまう。

なので、もっと自分が自分を認め、尊重し、大切にすることができるようになる必要があると思う。

だって、本当に欲しいのは、相手をコントロールすることではなく、相手との温かい関係だから。

 

本当に、おっしゃる通りだと思います!

りさん、ご自身にたくさん向き合っていらっしゃいますね!

 

では、何からアプローチしたら良いか?ということで、私からのお返事では、

  • とにかく理解する!

ということをお話してみました。

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

思考が止まり頭が真っ白になるのは、自分を責めてしまうから?

まずは、ご相談文で書いてくださったここ↓からいきましょう。

「生き延びるためにそうするしか無かった」というワードが思い浮かぶと、急に思考が止まり頭が真っ白になり、その先に進めないんです。

 

これはどんな感覚だろう?と想像しながら、なのですが、

 

例えば、

その時の自分を理解し、愛してあげるために、

「生き延びるためにそうするしか無かった」

という考え方・見方を取り入れてみようとするのだけど、

 

過去に、

相手が思い通りに動いてくれない時、“頑張ってきた私、辛かった私””を盾にして、「お前には分からないだろうな」って相手にぶつけコントロールし、やがて愛が届かなくなる。

という状況を自分が作ってしまったことを考えると、

とてもじゃないけど、「生き延びるためにそうするしか無かった」と考えて、その時の自分を許し受容するなんてことはできなくて、

そこで思考が止まり頭が真っ白になり、その先に進めなくなってしまう、

みたいな感じ?でしょうか?

(全然かすっていなかったらごめんなさい!)

 

もしこの路線がかすっていそうだとすると、

やはり、りさんは、ご自身が許せず、強く責める傾向がたくさんあって、

ご自身を受け入れる、そのまま愛する、ということが、とても難しく感じていらっしゃるのかもしれないなぁ、

と想像します。

 

では、りさんもおっしゃるように、

もっと深い部分で自分自身を認め、尊重し、大切にするには、どうすれば良いか?

さらに考えてまいりましょう。

 

自分を認め、尊重し、大切にするために、まずは自分を「理解」する。

同じ例をもう一度引用しますけれども、

相手が思い通りに動いてくれない時、“頑張ってきた私、辛かった私””を盾にして、「お前には分からないだろうな」って相手にぶつけコントロールし、やがて愛が届かなくなる。

例えば、この時のりさんを、認め、尊重し、大切にしてあげるために、

何からアプローチすれば良いでしょうか?

 

私は、まずは、

相手との関係をぶち壊してほどに、受容を渇望していたりさんの「心の事情」を、「理解」してあげること

から始めるのはどうかな?

なんて思いました。

 

例えば、

相手が思い通りに動いてくれなければ、自分が愛されていると感じたり、自分の存在価値を感じたりすることができないほど、

りさんは自分に価値があると思えていなかったのかもしれません。

それはとても心細く、切ない感覚ではないでしょうか。

 

また、

「お前には分からないだろうな」

という言葉の奥には、

分かってほしい、理解してほしい、知ってほしい、受け入れてほしい、受け止めてほしい、

という、必死の叫びがあったのかもしれません。

それくらい、りさんは、寂しくて、孤独で、独りぼっちに感じていたのかもしれません。

 

つまり、

大切な相手との関係をぶち壊してしまうほど、

りさんの自己価値感は心もとなく、強い寂しさを抱えていたのかもしれない。

そんなにも自信もなくて寂しくて、そんなにも受け入れられることに飢えていたら、

その、今にも壊れてしまいそうな心を守るためには、そんな言動をしたのも、

褒められたことではなかったかもしれないけれど、仕方なかった、のかもしれない。

 

いきなり「受け入れよう」とするのではなく、

まずはこんな風に、その時々の「心の事情」を、善悪の判断なくただ「理解」してみるのですね。

 

実は、

こうしてフラットに自分を「理解」してあげることは、

自分が自分を受け止めてあげることでもあります。

 

つまり、自分の心の事情を「理解」してあげることは、

深い部分で自分自身を認め、尊重し、大切にする、ということの大切な一つのステップでもあるし、

いろんな条件も善悪の判断も付けずに、ただ自分を愛し、受け入れること、

でもあるのです。

 

(そして実はこれが、「生き延びるためにそうするしか無かった」という理解の仕方、でもあります。)

 

というわけで、

まずはこの、いろんな場面でのりさんの「心の事情」をフラットに「理解」する、

というアプローチをご提案したいなと思いました。

 

りさんの頑張りや辛さも理解し、認めてあげたいです。

また、それ以外にも、例えば、

頑張ってきたりさんの頑張りを理解し、認めてあげたり、

辛かったりさんの辛さを理解してあげたり、

ということもやってあげたいです。

 

りさんは、どんな状況の中、どんなに頑張っていらっしゃったのでしょう。

どんな辛さを耐えていらっしゃったのでしょう。

 

きっと、たくさんの頑張りや我慢や悲しさやしんどい思いがあったのだろうと思うのです。

そこに、りさんご自身が寄り添い、理解し、認め、尊重してあげます。

 

「苦しかったよね、辛かったよね、大変だったよね、すごくよく頑張ってたよね」と、

心から理解した上で、ご自身に伝えてあげるんですね。

それもまた、自分を大切にすること、自分を愛することに直結します。

 

(もちろん、カウンセラーの力もじゃんじゃん使っていただきたいところです!)

 

そして、それができるようになればなるほど、

自分の思いを相手に受け止めさせたり、ぶつけてコントロールする必要もなくなります。

りさんが本当に求める、温かい関係を、ずっと上手に作れるようになるのですね。

 

そんなところもまたおすすめしたいなと思いました。

 

そもそもなぜ、条件付きでしか自分を愛せなくなっちゃったのか?も理解する。

あとは、

ご自身を愛するのに、条件付きの愛でしか愛せなくなってしまったのは、そもそもなぜ?

というところを掘り下げて解明し理解していくのも、

根本的なアプローチとして良いのでは、と思います。

 

ご家族の中での経験とか、学校生活での経験とか、背景となることはいろいろ考えられます。

そこにある原因とかきっかけとか、いろんな誤解を理解し、要らない思い込みなどを手放していくことで、

何の条件も付けずに自分を愛する、相手に受容を強要しない、ということも、

より上手になれるのではと思います。

 

ただこれは、

上でお話してきたこと以上に、カウンセリングセッション案件でもありまして、

自分一人で考えようとしてもなかなか出口が見つからない、あるいはネガティブの渦にはまっちゃう、

ということもあり得るので、

 

もし良かったら、お話を聞かせていただけたら嬉しいな、一緒に解決していけたら良いな、

なんて思っております。

 

とっても応援しています♡

そんなわけで、どこかしらお役に立てるところはあったでしょうか?

 

自分なりに自己肯定感を上げようと取り組んできたはずなのに、

まだ条件付きでしか自分を愛せていないらしい、という気づきは、

自分が情けなく感じてしまうかもしれません。

 

が、これは、

りさんが根気強くご自身に向き合って、前に進んでこられたからこそ分かったこと、なんですよね。

成果、なのです。

そんなご自身を褒め、承認し、自信にしていくことも、ご自身をそのまま愛することに繋がりますね。

 

そうやって、この調子で、できることから一つずつ取り組み、進んで行きましょう。

 

りさんが、ご自身を丸ごと愛し大切にし、周りの大切な人とも温かい関係を築いていかれますよう、

心より応援しております。

 

お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!

 

ではでは、お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

駅舎の向こうに満月。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング

タイトルとURLをコピーしました