「こうすると良い!」というのを家族にシェアしても、
変わってもらえずイライラしてしまう。
それを止めるための考え方について書いてみました。
こんにちは、オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
自分迷子な大人女子さんが、本気で人生を取り戻すお手伝いをします。
「突っ走りだすと客観的になれない」
今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
突っ走りだすと客観的になれない
本やYouTubeなどでこれがいい、とかあれした方がいいとか目にすると影響を受けやすく、じゃぁこうしなきゃ!と思い家族にも強要とまではいきませんが、考え方や方法をシェアします。
最初はいきなりは変われないからしょうがないと分かっているのですが、旦那や娘に対して少しづつストレスが溜まってしまいます。
そうして少しづつ心に余裕がなくなり、イライラしてしまったりしまいます。
旦那にあなたは今こんな状況にいるよ、と丁寧に説明を受けると自分がやっていた事を反省し、無理して出来なくてもいいじゃん!と心が軽くなったりしますが、いつも勝手に思い込んで家族に期待して勝手にイライラしてというのを止めたいです。
(みいさん)
みいさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
みいさんはご家族のために、いつも一生懸命なんですね!
でも、それがちょっと空回りしてしまうところがあるのかな?と思いました。
みいさんが、大切なご家族といつも気持ち良く過ごすために、どんな考え方ができるか書いてみました。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
みいさん、とても勉強熱心なんですね!
ご相談文を読んで、まず、
みいさんは、勉強熱心だし、「良い」と思うからこそ、それを旦那さんや娘さんにもシェアする、
とてもご家族思いの愛情深い女性なんだなと思いました。
また、「いきなりは変われないから」と、心を落ち着けて相手を待つ努力もできます。
私はとても素敵なことだと思いましたよ!
それから、
みいさんの心に余裕がなくなってきたとき、旦那さんが丁寧にみいさんの状態を説明してくれたり、
それでみいさんもご自分を冷静に振り返れるのも素敵ですよね!
みいさんと旦那さんの間に強い信頼関係があることが伝わってきます。
素敵なご家族を築いていらっしゃるんだなと思いました。
その一方で、今回のご相談として、
>いつも勝手に思い込んで家族に期待して勝手にイライラしてというのを止めたいです。
と書いてくださいました。
一人でちょっと空回りしちゃう感じでしょうか?
そんな自分を自己嫌悪したり、家族に申し訳なく感じたりもするのかもしれません。
なので、もう、その空回りを大切なご家族にぶつけるのを止めたい、というご相談でもあるのかなとも思いました。
やっぱり、みいさんはご家族思いの、愛情深い方ですね♡
では、どうやってこのパターンを止めるか、一緒に考えさせてくださいね!
「これがいい」が「こうでなければならない」になっている?
みいさんは、本やYouTubeなどで「これがいい」「あれした方がいい」などと見かけると、
熱心に取り入れたくなるんですね。
例えば、生活習慣とかものの見方・考え方とか?でしょうか。
それ自体、向上心があってとても素敵だと思うのですが、
ここでのみいさんの感覚って、
「こうしなければならない」
みたいな感じになっていたりするのでしょうか?
旦那さんや娘さんが、思うように変わってくれなくてイライラしてしまうのは、
「こうでなければならない」のに、そうならないことで、みいさんが困っちゃっている状態なのかな?
と想像しました。
「こうでなければならない」のは、「今のままじゃ、ダメ」だから?
で。
例えば、もしここで、みいさんが
「今のままでも、普通に充分おっけー☆」
と思えていれば、
旦那さんや娘さんが思うように変わってくれなくても、
「ま、いっか、別に今のままでも、普通に充分おっけーだしね☆」
と、きっと思えてしまうんですよね。
すると、旦那さんや娘さんが変わってくれなくてもイライラすることもなさそうです。
でも、「ま、いっか」とはなかなかならないみたいですね。
それは、みいさんの中に
「今のままでは、おっけーじゃない。ダメ。」
のような思いがあるのかな?と思ったりもします。
「ダメ」だからこそ、今よりも良い状態に「しなければならない」のに、
その思い通りには変わってもらえなくて、イライラしてしまうのかも、しれません。
イライラをやめるなら、「今」を「おっけー☆」にしてみる。
ということは、
勝手に思い込み、期待して、イライラする、という今のパターンを抜けるには、
「今」を、「おっけー☆」にしてみる
のは、今からできる、とてもおすすめな方法です。
いろんなことが、既に、いい感じになってるじゃん♪
ということを、意識して見つけるようにしていくんですね。
実際、最初に書いた通り、
私は、みいさんはご家族をとても大切にされている愛情深い女性で、
旦那さんとも素晴らしい信頼関係を築いていらっしゃって、
素敵だなぁ、と思いましたよ♡
そんな目で、ご自身がご自身や家族の、たくさんの「おっけー☆」に気づいていくんですね。
すると、「こうでなければならない」が少しずつ緩んで、
「こうでなくても大丈夫だし、イライラもしない」状態にもなりやすいかと思います。
もし、なかなか「おっけー☆」と思えないなら。
でも、逆に、もし、
なぜか、そんな簡単には「おっけー☆」とは思えないし、
だからこそ、本やYouTubeでいろいろ見つけてはシェアして、変わってほしいと思っちゃう
としたら。
セッションの場なら、
なんで、そんなに「今のままでは、ダメ」なのか
何がそんなに「ダメ」なのか
変わらなかったら、どうなってしまうのか
というあたりからお聞きしてみたいなぁ、と思います。
私が想像するのは、
みいさんの中に、自己否定とか無価値感とか劣等感とか、そこからくる完璧主義な思いとか、
なにか、現状をそのまま肯定できなくするような感情があるのかな?
ということです。
なので、
ご自身も、もっと良くならなければならない、変わらなければならないと思うし、
同じように、旦那さんや娘さんにも変わってもらわなければならないと思う、
みたいな感じで、ちょっと余裕を失ってしまうのかな?
と思いました。
だとすれば、
ここでは、この、現状をそのまま肯定できない心の状態について、掘り下げられると良いかもしれません。
背景として、子供の頃のご両親・ご家族との経験とか、学生時代の経験とか、今のママ友さんたちとの関係とか、
いろいろ関わることがあるのだろうと思います。
この辺りは、カウンセラーが得意なところなので、良かったら検討してみてくださいね!
ご自分と、旦那さんや娘さんとの「境界線」は引けていますか?
同時に、もう一つ、心に余裕を作るために意識しておくと便利かなと思うのは、
実は、変わるのも変わらないのも、旦那さんや娘さんの自由
ということです。
つまり、
みいさんご自身と、旦那さんや娘さんとの間に境界線を引くんですね。
ちょっと寂しく感じるかもしれませんけれど。
変わってくれると期待して、変わってくれなくてイライラしてしまうのは、
みいさんと、旦那さんや娘さんとの間に「境界線」が引けていなくて、
旦那さんや娘さんも自分と同じように感じ、動くはず、と思ってしまうから、
というのもあるんですね。
なので、
私は「これがいい」と思う、けど、旦那さんや娘さんはまた違う意見なのかもしれない
みたいに、境界線を日々意識してみられるのもおすすめです。
「私は私、旦那は旦那。私は私、娘ちゃんは娘ちゃん」
というアファメーションを唱えてみるのも良いですね♪
みいさんは、愛情深い素敵な女性ですよ♡
とはいえ、
そもそもこんな素敵なご相談をくださる時点で、みいさんはとても愛情深い、素敵な女性です♡
まずはそこを自信にしちゃってくださいね!
そして、
私たちカウンセラーにお手伝いできることがあれば、いつでもお話聞かせてください。
みいさんが、ご家族と気持ち良い関係を作っていけますよう、心より応援しています。
お読みいただきありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
オランダにも桜スポットがあります。うれしい♡