高校からの仲良し4人グループで、
自分以外、結婚して子供もいて、
劣等感が苦しい。
バカにされたり、下に見られたりするのでは、と、
みんなに会うのが憂鬱になってしまいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
47歳、未婚(彼あり)、子なし、
数年前には子宮も取っちゃったカウンセラーが
通ります!
(自分で説得力下げちゃってたらどうしよう涙)
ご相談:「劣等感から辛いです。」
劣等感から辛いです。
私は30代後半の独身女性です。
2年半お付き合いしている彼はいますが、私は彼のことが大好きですが、なかなか結婚へとは進まず、うまくいっている関係とは言えません。
私には高校時代の友達で今も交流が続いている4人組がいます。(私を含め)
さすがに4人があつまるのは、結婚や出産のお祝いの時のみとなりました。後は個々に集まるくらいです。そしてみんな既婚、子持ちです。
先日その中のひとりからいきなり出産しました報告を受けました。
3人目です。年齢のこともあるのか、昨年も別の人の出産祝いで集合する機会がありましたが、妊娠は知らされておらず、いきなりの報告に驚きました。
内一人は私とその子と個々に頻繁に会っているこがいて、報告の前日も私と会っていましたが、やはりセンシティブな事だしその地点で知ってはいたようですが、内緒ということで「知ってたんだ」と複雑な思いになりました。
私は数年前に3人目の子が結婚をしたくらいから、そのグループで一緒にお祝いに行って、一緒に過ごすことが辛いと感じることが増えました。
これはもう私の劣等感・比較競争・ひがみの感情からです。幸い彼氏がいるものの、皆私に気をつかってか、あまり話しを振られることもなく(振らないでオーラをだしている部分はある)、みんなの円満な夫婦生活、旦那の愚痴、子供のことで過ぎ去ります。
だけど今回もまたお祝いにいかないといけないと思うと憂鬱な気持ちになります。
でも行かないといけない、友達がいなくなるという思いで苦しい部分もあります。
一番仲のいい子に、こっそり「私がいくとみんなも気をつかう…」と不安なこと、「私も気をつかう」こと言ってみようかと思うけど、それも怖くて言えません。
いうてる間に「いつにする?」とグループラインに連絡がくることを恐れている自分がいるし、どこが「バカにされる」「下に見れれる」「ステージが違う」と思われるとぎゅーっと胸が痛んできます。
私は自分のこの感情をどうやって癒していけばいいのか?
みんなとどのように接していけばいいのか、助けてほしいです。
(さとさん)
さとさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
劣等感・比較競争・ひがみの感情、苦しいですね。
さとさんからのリクエストは、
私は自分のこの感情をどうやって癒していけばいいのか?
みんなとどのように接していけばいいのか、助けてほしいです。
ということで、
私からは、未婚・子なし・子宮なしの私自身のお話もご紹介しつつ、
↓の3つのポイントでお話してみます。
- 劣等感は、自分の中の「序列」が作る。
- 「投影」に気づいて、お友だちを信頼する。
- 彼との関係をますます楽しく充実させる。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
劣等感は、自分の中の「序列」が作る。
さとさんの中では、
30代後半で、結婚していなかったり子供がいない人は、結婚して子供がいる人よりも、
女性として、人としての価値が低く、「下」、
みたいな感覚が、けっこう強かったりするでしょうか。
そして、高校からの仲良し4人組の中で、
みんなが結婚して子供を生んだのに、自分はまだ結婚も遠く子供を生むめども立たないので、
自分だけがみんなより「下」になってしまった感じでしょうか。
それは確かにとっても苦しそうです。
これが劣等感ですよね。
じゃ、この状態を抜けるには?ですが、ここでは、
自分の劣等感は自分が作っている、ということに気づけると良いかもしれません。
どういうことかというと。
そもそも、人生のステージは、人それぞれだし、
いつどのステージをやるか、あるいはやらないかによって、人に上下や優劣がつくことは、
ぜんぜんありません。
何歳でも、結婚していてもいなくても、子供がいてもいなくても、
そこには「上」も「下」も「優」も「劣」もありません。
みんな必ず平等に、対等に、素晴らしい価値がある存在です。
さとさんもお友だちも、状況がちょっとずつ違うだけで、
そこには上下も優劣もなく、みんなに、同じように素晴らしい価値があります。
(ちなみに私は今47歳で、結婚したこともなく(今は彼と一緒に住んでいますが)、
子供もいませんし、数年前には子宮も全摘しましたが、
そんな私は、結婚して子育てをして子宮のある女性より、「下」だと思われますか?
そんな私も、世の中のすべての人、すべての女性と対等に平等に、価値ある存在、なのです。
って、私が自分で言ったら説得力がなくなっちゃうかな笑)
たくさん劣等感がある状態では、
もしかすると、ここからしてにわかには信じられないかもしれませんが、
それが、紛れもない真実、です。
でも、そこで、さとさんご自身の中には、
結婚していなかったり子供がいない人は、結婚して子供がいる人よりも、「下」、という序列があって、
今、ご自分がその「下」のカテゴリに当てはまってしまうことが苦しい、んですよね。
ということは、ここでは、
「自分が『下』だから辛い」のではなく、
「自分が自分に『下』というラベルをつけているから辛い」、
ということが分かります。
ということはつまり、
劣等感の渦から抜け出すには、自分が自分にくっつけた「下」というラベルをはがすだけ、
結婚してなくて子供もいなくても、私は別に「下」じゃない、誰も「上」でもない、と知れば良いだけ、
でもあります。
今のさとさんの状態は、
そんな、ある意味「自作自演」みたいな状態であることに気づけると、
劣等感からも抜け出しやすくなるのでは、
と思いました。
さとさんはさとさんの人生を、お友だちはお友だちの人生を、
それぞれのタイミングで、それぞれ立派に生きていらっしゃいます。
その事実を、承認してあげましょう。
すると、そんなところでも、
「上下」や「優劣」の感覚も、またちょっと手放しやすくなるかも、
とも思いました。
(もちろん、
「世間的に」「普通は」そう見られる、というのも、とってもあると思います。
ただ、実はその場合も、
自分が「世間的に」「普通は」の基準を(無意識に)取り入れて、
その基準で自分やお友だちに序列をつけている、んですよね。)
「投影」に気づいて、お友だちを信頼する。
でも、そうは言っても、
やっぱりお友だちから、「バカにされる」、「下に見れれる」、「ステージが違う」と思われるのでは、と、
怖くなってしまうでしょうか。
これは、「投影」と言います。
自分自身が、
結婚も子供もまだの自分をバカにしていて、
自分はみんなより下だと思っていて、
自分はみんなよりステージが低いと思っていると、
それを周りにも投影して、「みんなもそう思うのでは」と思ってしまうんですね。
そう感じていれば、
お友だちに会うのも憂鬱になってしまうというものです。
ということは、↓とご質問くださいましたけども、
みんなとどのように接していけばいいのか、
まずは、上でも書いた通り、ご自身の中に、自分を「下」だと感じる思い込みがある、と知り、
そして、それを「投影」しちゃうので、みんなとの付き合いが難しく感じる、
ということに気づいてみます。
その上で、もう一度お友だちを思い浮かべてみます。
高校時代からずっと仲良くしているお友だちです。
さとさんを、バカにしたり下に見たり、ステージが上だと優越感に浸るような人たち、なのでしょうか?
むしろ、焦りなどをそのまま話したら、親身に相談に乗ってくれたり、応援してくれたりはしないでしょうか?
そんな、約20年?ほどのお友だちとの絆を、信頼してみるのはどうでしょう?
(でも、そこで本当にバカにしたりする人たちなのだとすると、
それは「お友だち」なのかな?付き合い続ける価値はあるのかな?と思ったりもしますけども。)
ちなみに、焦りなどを話してみると言っても、
深刻になりすぎると、やはり気を遣わせてしまいがちなので、例えば、
「私も早く結婚したいな~!みんな結婚でどんなことが一番楽しい?わぁ、素敵だなぁ、私もそうなろ~♡もう、いよいよ逆プロポーズかな、どんな作戦が良いと思う?」
「くーっ、私も早く子供ほしい!母親になりたいよ~!お子さんの写真見てもいい?あぁぁ、可愛いね~ほんとに可愛いね~、未来の私の子も可愛いかな~、可愛いに決まってるよね~早く会いたいな~♡」
みたいに、
結婚生活や母親業への憧れや希望などを、ごく明るく軽くシェアする感じはどうでしょう?
すると、
お友だちも変に気を遣わずに楽しい会話にできるかなと思いますが、
これはハードルが高いでしょうか?
もしかして、考えるだけでもかえって苦しくなってしまいそうでしょうか?
(劣等感がたくさんあると、絶対無理!に感じるかもしれませんけれども。。)
ただ実際、
これくらい明るく軽いノリで、ご自身の気持ちや状況を話せるマインドになると、
やっぱり自分が一番楽だし、お友だちとの時間もずいぶん楽に、楽しくなります。
それから、このマインドが、彼との関係もさらに深めることを助けてくれるし、
こうやって明るくわくわくと描く未来がビジョンとなることで、
望む幸せな未来もさらに実現しやすくなるでしょう。
なので、そんなところを目指すのをおすすめしたいな、と思いつつ、
最後は、そんな明るく軽いマインドと、彼との関係についてもう少し考えてみます。
幸せマインドを持ちながら、彼との関係をますます楽しく充実させる。
この、明るく軽いマインドって、要は、
幸せマインド
なんですよね。
自分も、幸せな結婚生活や母親生活(幸せな未来)をちゃんと手に入れると知っているマインド、
でもあります。
知っているので、彼に重たい期待をすることもありません。
ただシンプルに、自分自身を信頼し、彼を信頼し、幸せな未来を信頼しながら、
焦ることなく彼との今の時間を楽しむことができます。
そうやって、自分への信頼や、二人の間の信頼を深めつつ、
今の二人の関係を、どんどん楽しく充実させていけば、
結婚もあちらから近づいてくるのではないでしょうか。
今回のご相談は、元はと言えば、
劣等感や、お友だちとの付き合い方についてのご相談でしたが、
こんなところまで視野に含めて、
さとさんが、ご自身と彼の幸せのリーダーシップを取ることを目指してみるのも、素敵じゃないかなぁ♡
それができると、劣等感もお友だちとの付き合いも、ずっと楽ちんになるんじゃないかなぁ♡
なんて思うのでした。
とっても応援しています♡
というわけで、いろいろ書きましたけれども、
ご参考になる部分はあったでしょうか?
劣等感から、ご自身が「下」に入ってしまうのは、やはり苦しいものです。
さとさんが、そんな苦しい劣等感を手放し、
仲良しのお友だちや、大好きな彼との関係をさらに深め、
幸せな未来を手に入れていかれますよう、心より応援しております。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
桜の次はチューリップ!