カウンセリングセッションで「やりたくなければ、やらなくていい」と言われるとモヤモヤします~ココロノマルシェのご相談

カウンセリングセッションで、カウンセラーから
「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」
と、気遣いで言われると、

でも、やらなきゃ変われないじゃない?と疑問に感じたり、
やらないことを責められるような、見捨てられたような、
モヤモヤを感じる。

なぜ、カウンセラーの言葉を「気遣い」として受け取れないのでしょうか?
どうしたら受け取れるようになるでしょうか?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

 

ご相談:「『やりたくなかったら、やらなくていい』と言われると」

「やりたくなかったら、やらなくていい」と言われると

時々お世話になってます、にたまごです。いつもありがとうございます(^^)
お弟子さんの皆さんの意見が聞きたく、質問いたします。

お弟子さんのカウンセリングなどで、具体的なアドバイスを受けた時に、「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」と言われた時に、いくつかの何とも言えない気持ちになるのです。

ひとつは、「そうはいっても、変わりたくてカウンセリング受けてるのに、やらなかったら変わらないのでは??」という疑問。
2つめは、「じゃあどうすればいいの?」という見捨てられたような気持ち。
3つめは、「でも、やったほうがいいんでしょ?」というやらない事を責められてるような気持ち。
他にも言語化出来てない、モヤモヤした感じもあるかもです。

カウンセラーさんの皆さんは、もちろん責めたりとか押し付けとかじゃなくて、気遣いで言ってくださってるのはわかるんですけど、どうしてもその言葉を素直には受け取れないのです。

どんな抵抗やブロックがあって、受け取れないのでしょうか?いろんな可能性をお聞きしたいです!そして、受け取れるようになりたいです。

(にたまごさん)

 

にたまごさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

「やりたくなかったら、やらなくていい」。

私もセッションでそんな風にお伝えすることがありますが、

確かに、そう言われるとモヤモヤしてしまうお気持も良く分かる気がします。

 

私からのお返事では、

  • どんな時に、「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」と言われますか?
  • やらないご自身を責めたりしていますか?
  • カウンセラーを、「先生」的に見上げる感覚はありますか?
  • では、受け取れるようになるには?

というポイントでお話してみました。

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

どんな時に、「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」と言われますか?

まず、にたまごさんにお聞きしてみたいなぁと思ったのは、

セッションの会話の、どんな流れで、

「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」とカウンセラーから言われますか?

ということです。

 

具体的なアドバイスをされて、

「分かりました!やってみますっ!

そして、やってみてどんなだったか、何を感じたか、また次のセッションで報告しますね!」

みたいな、やる気に満ち溢れている時に言われますか?

 

それとも、

「えー、やだなそれ、そんなの無理だよ、できるわけないじゃん、

でもカウンセラーの先生がそう言うんだから、やらなくちゃいけないのかな」

みたいな、あんまり積極的にやりたい/できると思えない時でしょうか?

 

私はなんとなく、後者の方かな?と想像したんですね。

 

で、にたまごさんのそんな雰囲気(?)などから、カウンセラーも、

「そんなにプレッシャーに感じなくてだいじょぶですよ~」的な意味合いで、

「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」とお伝えしたのかな?

なんて想像しました。

 

そんなご自身が、後ろめたかったりしますか?

で。

 

にたまごさんは、

具体的なアドバイスに対して、時にはあまり積極的になれないご自身を、

責めたり、後ろめたく思う気持ちも、たくさんお持ちでしょうか?

 

そうやって、ご自身を責めている時って、

カウンセラーからの気遣いの言葉も、

やらない事を責められてるような気持ち。

のように、自分が責められているかのように聞こえてしまうものです。

 

なので、今回のご相談は、

どんな抵抗やブロックがあって、受け取れないのでしょうか?

ということでしたが、

 

その答えの一つ目として、私は、

にたまごさんの中にある、ご自身を責める気持ちがブロックになって(それをカウンセラーの言葉に投影して)、

カウンセラーの気遣いの言葉も、ご自身を責めるように聞こえてしまい、

「気遣い」としては受け取りづらくなってしまうのでは、

と想像しました。

 

カウンセラーを、ちょっと見上げていたりしますか?

それから、

もしかして、こんなこともちょっとあるのかな?と思ったのは、

 

にたまごさんは、カウンセラーに対して、

「生徒(自分)」が、「学校の先生(カウンセラー)」を見るような、

ちょっと見上げるような感覚を持っていたりは、するでしょうか?

 

そしてその先生は、どちらかというとちょっと近寄りがたいような、厳しいような。

同時に、先生という、上のポジションからの「指導」を、生徒として頼りにもするような。

 

そんな感覚の時って、

カウンセラーからの「具体的なアドバイス」が、先生から一方的に与えられる「課題」みたいに感じられたりしないでしょうか。

 

やらなくちゃいけないもの、上手にできなくちゃいけないもの、

やらなかったり、できなかったりすると、厳しめな先生から叱られたり見放されるかもしれないもの、

みたいな。

 

そんな感覚がある時に、

カウンセラーから「やりたくなかったら、やらなくていいんですよ」と言われると、

先生から指導放棄されたようで困ってしまうような、先生から見捨てられたような、先生から責められるような、

そんな感覚にもなるのではないかなぁ、

するとそれは、カウンセラーからの「気遣い」とは、あまり感じられないかもしれないなぁ、

と想像しました。

 

なので、今回のご相談を再度引用しますけども、

どんな抵抗やブロックがあって、受け取れないのでしょうか?

この二つ目の答えとしては、

にたまごさんの中で、カウンセラーとの関係性の中に、「先生と生徒」のような上下関係的な要素をちょっと感じているのかも?

それで、「気遣い」とは受け取りづらくなっているのかも?

とも想像しました。

 

・・・と、ここまでいろいろ推理を重ねていますが、

どこかしら、かすっているところもありそうでしょうか?

 

では、受け取れるようになるには?

で、ここまでの推理をベースに、さらに考えてみますけれども、

じゃ、どうやったら受け取れるようになるか?

です。

 

まずは一つめの、

そもそもご自身を責める気持ちもけっこうあるのかも、それを、カウンセラーの言葉に投影しているのかも、

ということを意識してみられるのはおすすめです。

 

すると、

ご自身の気持ちと、カウンセラーの言葉を区別しやすくなるので、

カウンセラーは、責めたり押しつけではなく、気遣いで言ってくれている、ということも、

より受け取りやすくなるのでは、と思います。

 

それから、二つ目の、

にたまごさんとカウンセラーの関係性については、

カウンセラーを、ちょっと上に見る「先生」としてではなく、

にたまごさんと対等な立場で、にたまごさんの変化に「伴走」する人、

という見方ができると良いかもしれません。

 

どんなアドバイスがにたまごさんには実践しやすくて、にたまごさんが変化を作っていきやすいかを、

「一方的に指導する人」というよりは、にたまごさんと「一緒に考える人」、のイメージです。

 

(もちろん、カウンセラーにもいろんなタイプがあるので、

中には「先生」的な立場からお話するスタイルの方もいらっしゃるかと思いますが、

私は、「伴走者」のつもりでお話をお聞きしています。

そしてたぶん、仲間の弟子カウンセラーたちも多くがそうじゃないかな?と思っています。)

 

で、そのためにも、

今回ご相談くださったようなモヤモヤする気持ちがあることを、そのまま丸ごとカウンセラーに伝えてみることも、

私自身もカウンセラーである身としては、とってもおすすめしたいです。

 

というか、

ご自身の中で一人で決着をつけようとするよりも、

せっかくカウンセリングを受けてくださっているので、

私はこっちを断然おすすめしたいのですね。

 

すると、

カウンセラーも、にたまごさんが感じる難しさへの理解をさらに深められますし、

カウンセラーとにたまごさんが二人で一緒に、もっと取り組みやすいアプローチを考えたり、

ということもできやすくなります。

 

すると、

「あぁ、このカウンセラーは確かに、私を責めるんじゃなくて、

私が変わるための手段を、私と一緒に考えようとしてくれている」

ということも、さらに受け取りやすくなるのでは、と思うのですね。

 

とっても応援しています♡

という感じで、いろいろお話してきましたけれども、

どこかしら、参考になる部分はあったでしょうか?

 

最後にご提案した、

カウンセラーにモヤモヤを話してみる!というのは、実際には、

カウンセラーを「先生」のように見上げている時は、そのモヤモヤを話すのも遠慮してしまったりして、

ちょっと難しく感じることもあると思うんですよね。

それでさらにモヤモヤしてしまったり。

 

なので、カウンセラーとしては、

そのあたりもくみ取りながら、お客様と一緒に進めていくことができなくちゃね、

私、ちゃんとできてるかな??と振り返りつつ、

今回のご相談は、身の引き締まる思いでお返事させていただきました。

 

(お返事の機会をいただき、ありがとうございます!精進します!!)

 

にたまごさんが、

ご自身の幸せな変化のために、カウンセラーとも良い関係を築きながら進んで行けますように、

心より応援しております。

 

良かったら、お話聞かせてくださいね!

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

小道は良き。

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