ずっと「良い子(娘)」でやってきたけれど、
もう、自分の心と身体に素直に恋愛をがしたい。
でも、母の反応にモヤモヤしてしまいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
ご自身が求める、女性としてのありたい姿を、
どんどん追及していきましょう♡
◆ご相談:「母親に対するモヤモヤと、自分の持つ女性性」
母親に対するモヤモヤと、自分の持つ女性性
両親の関係とセクシュアリティについての相談です。
父がDVで両親の仲もずっと悪く、幼い頃から家族の仲を取り持とうと必死でした。優等生で聞き分けのいい娘を続けている内に拒食症を患い、体型も不安定な時期が続いたので成人後も生理が来ず最近まで薬で誤魔化してきました。
ある事がきっかけで安定して生理が来てくれるようになってから、母親との関係やそこに絡む女性としての在り方を見つめ直すようなり、母に対するモヤモヤが清算出来ずにいます。ある事とは、男性との性行為です。自分でいうのもですが外見もそこそこ良く男性受けする方にも関わらず、29年間彼氏がいたことがなく男性経験もゼロでした。父の影響で男性が怖いからだと思っていたのですが、思い返せば性欲はあったし、女性らしい服装、セクシーな下着も好んでいたし男性の色気みたいなものも好きな方でした。
ずっと恋愛や性的な事が出来なかったのは、清純で手の掛からない娘を演じてきてそこから抜け出せずにいた事が理由なのではないかと。生理が来なかったのも、両親を見てきて「母親にはなりたくない」という思いが芽生え、そんな自分が性行為をしてはいけないという潜在意識に繋がり、不調の一因になっていたのではないかと。
そんなタイミングで、10年程絶縁状態だった両親が偶然鉢合わせ、余生は穏やかに生きたいと実家を売るお金で別荘に住みたいと言う父の内見を手伝い出した母に対して、成人後も母の顔色を気にして父に会わずにいた自分が守ってきたものは何だったのだろうとモヤモヤが拭いきれずにいます。祖母が高齢で家の事を協力したい思いや、ある意味父親代わりのような面もあった祖母の近くに最期までいたい気持ちがあり、今は祖母と母の3人で暮らしています。
母は私の様子にもの凄く敏感で、何も言わなくても男性とデートしてきたことや、何をしてきたかまでも何となく察します。必要以上に心配をかけたくないですし、隠し事も通用しないので、腹を括って初体験をした事で自分で自分を抑え込んでいた事に気付き、これからは両親の仲や親の望む娘に振り回されずに恋愛を楽しみたいと正直に伝えました。
その時はポジティブな反応だったのですが、色々な男性との時間が増えるにつれて「ホテル行ってきたの?」や遅くなる連絡をしても「どうしたの?」とLINEしてきたりと難色を示すようになり、自分は今更父に情が湧いてきた癖にやっぱり私にはいつまでも可愛い娘のままでいて欲しいのかと、固執せずにいられれば一番いいのですがどうしても怒りに近い感情が起きてしまいます。色んな男性と会い自分の心と体が感じるまま素直に行動や恋愛しようとすると、こうしたモヤモヤが顔を出してきます。少しでもこのモヤモヤを晴らす方法なないのでしょうか。
(ぴよ氏さん)
ぴよ氏さん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
ぴよ氏さんはもともと、
女性性やセクシュアリティがとても豊かで、魅力的な方なんですね!
でもずっと、
そんな本来の姿を抑えた「優等生で聞き分けが良く、清純な良い子(娘)」キャラで、
お母さんを支え、守ってこられたのかなと思います。
(それが嘘の姿なのではなく、それもできる器用さもお持ちだということです。)
今回のご相談は、
そんな、お母さんのための「良い子(娘)」の役割と、
ぴよ氏さん本来の、女性性やセクシュアリティが豊かで恋愛も楽しみたい「大人の女」の姿の、
葛藤のお話なのかな、と理解しました。
では、どうしたらぴよ氏さんがこの葛藤を抜け、
ご自身が求める大人の女性としてのあり方を追求していけるか?ということで、私からのお返事では、
- お母さんへの罪悪感と愛
に注目してモヤモヤを解消しつつ、
- リーダーシップ
を発揮することで、ぴよ氏さんもお母さんもさらに幸せな関係性や人生を作ることをご提案しています。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆モヤモヤの正体は、「良い子(娘)」の役割から解放してもらえないことへの、苛立ち?
そんなわけで、
ぴよ氏さん、これまで本当にたくさんお母さんを支えてこられましたね!
ご相談文でこう↓書いてくださっている通り、
ずっと恋愛や性的な事が出来なかったのは、清純で手の掛からない娘を演じてきてそこから抜け出せずにいた事が理由なのではないかと。生理が来なかったのも、両親を見てきて「母親にはなりたくない」という思いが芽生え、そんな自分が性行為をしてはいけないという潜在意識に繋がり、不調の一因になっていたのではないかと。
恋愛や性的なことができて、母親にもなれてしまう「大人の女」になってしまったら(「良い子(娘)」でなくなってしまったら)、
今まで通りお母さんを支えることができなくなってしまう、
のような心配があったのかもしれません。
体調にも影響するほど強く、恋愛や性的なことや生理をご自身に禁止して、お母さんを支えてこられたのですから、
ぴよ氏さんは本当に、お母さん思いの愛情深いお嬢さんだなぁ、と思います。
でも同時に、もういい加減、
「色んな男性と会い自分の心と体が感じるまま素直に行動や恋愛」をしたい、という気持ちも芽生えてきたとのこと。
「良い子(娘)」よりも、「大人の女」になりたい、とも言えるでしょうか。
(そのきっかけになってくれた男性、グッジョブですね!)
ただ、同時に、お父さんとよりを戻しつつある(?)お母さんに対して、
成人後も母の顔色を気にして父に会わずにいた自分が守ってきたものは何だったのだろうとモヤモヤが拭いきれずにいます。
とのこと。
こんなにも心を砕き、自分を抑え込んでお母さんを支え、守ってきたのに、
そのお母さんがお父さんと寄りを戻すことで、
ここまでのぴよ氏さんの努力や時間が無駄にされるような「虚しさ」を、モヤモヤとして感じるのかも?しれません。
また、自分には「良い子(娘)」を求めながら、お母さん自身はお父さんと再会して「女」になっている(?)ことへの「いら立ち」はあるでしょうか?
そして、
ぴよ氏さんが、実際に「色んな男性と会い自分の心と体が感じるまま素直に行動や恋愛」をしようとすると、
結局今度はお母さんからのプレッシャーがあるように感じて、
「自分で私のここまでの努力や時間を無駄にしておいて、
しかも、自分は自分で、お父さんと再会して『女』になっちゃっているのに、
それでも私には、今まで通りの『優等生で聞き分けが良く、清純な良い子(娘)』を求め続けるの?」
のような、「げんなり」するような「怒り」のようなモヤモヤを感じるのかな?
と想像しました。
つまり、ぴよ氏さんのモヤモヤの正体は、
「優等生で聞き分けが良く、清純な良い子(娘)」の役割をもう卒業したいのに、
そしてお母さんも、実質それを必要としていないようにも見えるのに、
それでもその役割から解放してもらえない、ということへのいら立ち、かな?
と想像しましたが、いかがでしょう?
(セッションだと、こういう微妙な感情の機微をていねいに確認しながら進められますが、
ブログ記事だとそうもいかないので、
この推理がちょっとでもかすっていたら良いな!と願いながら、さらに書き進めてみますね。)
◆苦しいのは、自分が「良い子(娘)」の役割を手放せないから?!
では、どうしたらこのモヤモヤを抜けていくことができるか?を、
考えてまいりましょう。
上でも書いた通り、
今回、ぴよ氏さんがご相談くださった「難しさ」は、
お母さんがぴよ氏さんを「良い子(娘)」の役割から解放してくれないこと(への苛立ち)、
かな?と想像したわけですけれども、
これは一見、お母さんの「問題」なのかな?という感じもしますが、実はこんな時、
「これって実は、自分の心の中で起こっていることなのかも?」
なんていう見方をすると、新たな出口が見つかったりします。
どういうことかというと、
お母さんが「良い子(娘)」の役割から解放してくれないから困ってしまう、のではなく、
自分が「良い子(娘)」の役割を手放せないから困ってしまうのかも?
みたいに見てみるのです。
これは実は、ぴよ氏さんもこう↓書いてくださっている通り、
既によくお気づきなんですよね(やはり賢い方です)。
固執せずにいられれば一番いいのですが
そう、自分が気にしなければよい、手放してしまえばよい。
ご自身でもそう分かっていらっしゃるのですよね。
でも、気になってしまう。手放すことができない。
それが、葛藤(難しさ)を作っているのです。
つまり、
お母さんが解放してくれないことが難しさを作っているのではなく、
つい自分がお母さんの反応を気にしてしまって、自分がやりたいようにできない、生きたいように生きられない、
もう「良い子(娘)」の役割から卒業したいのに、手放せない、
それが、苦しい、のですね。
◆モヤモヤを抜けるには、まずはご自身の愛の大きさを知る。
では、なぜぴよ氏さんは、お母さんの反応をそんなに気にしてしまい、
「良い子(娘)」の役割を手放せないのでしょう?
それは、上でも書いた通り、
ぴよ氏さんが、お母さん思いの、愛情深いお嬢さんだから、ではないでしょうか。
ぴよ氏さんが「良い子(娘)」の役割をやめてしまったら、お母さんを支え、守る人がいなくなる気がするから、ではないでしょうか。
そんな大きな「愛」があるからこそ、ぴよ氏さんは、「良い子(娘)」の役割を手放しがたく感じている、のではないでしょうか。
(お母さんも果報者ですねぇ。)
そんなわけで、
モヤモヤを抜ける時の最初の視点として、こんな風に、
何か「問題」があるから難しくなっている、のではなく、そのモヤモヤは、自分の中に「愛」があればこそ、
ということに気づいてみることを、まずはご提案したいなと思いました。
◆今度は、「大人の女」同士の関係を作るステージへ。
その上で、次に考えたいのは、
じゃ、「良い子(娘)」の役割を手放して「大人の女」になってしまったら、
お母さんを愛することはできないの?
ということです。
答えは、「できます」。
「大人の女」としての自分で、「大人の女」としてのお母さんを愛し、支え、尊重することは、充分できます。
ぴよ氏さんは、まさにそのステージの入り口に立っていらっしゃるのではないかなぁ、と思うのですね。
もちろん、
ぴよ氏さんは今までずっと、「良い子(娘)」のポジションで来られたので、
そこから「大人の女」になる際には、(既にご経験もある通り、)お母さんもいろいろ戸惑って、いろんな反応をすることでしょう。
「大人の女」としてのぴよ氏さんに慣れていないですものね。
そこは、ぴよ氏さんの「リーダーシップ」が求められるところかもしれません。
まずはぴよ氏さんご自身が「大人の女」となり、
お母さんと「大人の女」同士の関係を作ることを、リードしてあげるのです。
より具体的には、
これからどんどん、色んな男性と会い、自分の心と体が感じるまま素直に行動や恋愛をしちゃいます。
ぴよ氏さんご自身が望む、女性としてのあり方、生き方に誠実になります(それってとても「大人」なあり方です)。
また同時に、お母さんにも、
「お父さんとよりを戻すなら、それもいいかもね!女として幸せになってね!」と、
「大人の女」としてのお母さんの人生の選択やパートナーシップに応援を送り、
お母さんが自分の幸せをつかむことを信頼してあげます。
(ちなみにこれは、
「私がお母さんを支えてあげなくちゃ」と、子供のポジションからお母さんを握りしめていた状態を緩め、
「私がお母さんを支えなくても、お母さんは自分で幸せになれる」と、お母さんをいったん手放すことでもあります。
そうやっていったん手放すことで、今度は大人のポジションで、お母さんと尊重し応援し合う関係が新たに作れるようになります。)
そうやって、
ぴよ氏さんが、お母さんの幸せを信頼し応援しつつ(つまり、大人のポジションから愛を送りつつ)、
ご自身でも、幸せな女性としてのあり方や生き方を楽しみながら追及していく姿は、
お母さん自身も、一人の大人の女性として自分の幸せを追求することを、とても勇気づけてくれるのではないでしょうか。
そんな、
それぞれに「大人な女」同士で、お互いの人生を応援し、信頼し、尊重し合う、という「愛」も、
とっても素敵ではないでしょうか。
今回ご相談くださったモヤモヤを抜けた、その先のビジョンとして、
そこを目指して、まずはぴよ氏さんがリーダーシップを発揮してみるのも、素敵じゃないかなぁ、
と思い、ご提案してみたのでした。
◆とっても応援しています♡
大人になってからも、親が求める「良い子(娘)」の姿で生き続けるのは、
やはり息苦しいものですよね。
でも、それをやめることは、親を愛することをやめることになる気がして、
愛情深い方は、葛藤することが多いところでもあります。
その罪悪感から、つい「良い子(娘)」のポジションに自分で固執してしまうし、
お母さんからの反応も、とても気になってしまうのですね。
その葛藤や罪悪感を抜けるための考え方として、今回は、
「良い子(娘)」の役割をただやめるのではなく、
今までやってきた「良い子(娘)」のポジションでの愛し方・繋がり方を、
今度は「大人の女」のポジションでの愛し方・繋がり方に成長させていく、
というご提案をさせていただきました。
そうやって、
ぴよ氏さんが、お母さんとの関係の、大人同士の新たなステージをリードしつつ、
これからどんどん、ご自身の本来の魅力を開き、
自分が求める女性としての幸せなあり方や、素敵な恋愛やパートナーシップを楽しんでいかれますよう、
とっても応援しております。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
◆今日の一枚。
良き!