こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
私は、誕生日などの記念日は、外に食事に行くなどしてそれなりに「特別」な感じで過ごしたいんです。
でも夫は、わざわざ外食するなんて面倒だし、家でゆっくり美味しいものを食べれば充分じゃないか、と言います。
夫が歩み寄ってくれることはないので、結局、いいつも私が我慢するしかないんです。
そうやって、誕生日の過ごし方だけでなく、どんなことでもいつも私が我慢しているんですよね。
「我慢する必要はないんですよ」っておっしゃいますけど、私の我慢なしにこの夫とやっていくことなんてできるんでしょうか。
といったお話は、今日も全国各地で聞かれています。
今日はそんな時のお話をしてみます。
これは、「価値観の違い」の一つの例ですね。
記事にする都合上、「記念日の過ごし方」という分かりやすい例にしてみましたが、
他にも、ここしばらく良くあるのは、例えばコロナ対策とか、ワクチンを受けるかとか、家族(子供)に受けさせるかとか、
異なる価値観がぶつかる場面もまたいろいろあります。
で、価値観の違いって、それがお別れの理由にもなるくらい、深刻な事態に繋がることもあり得ます。
なので、近ければ楽ちん、というのは実際そうだと思います。
が、だからと言って、お互いの価値観をいつも同じにしておかなくちゃいけないというわけではありません。
だいたい、そんなことほぼ不可能ですよね、だって、お互い、異なる人間だもの。
じゃ、どうすれば、自分ばかり我慢をする状況を抜けて、夫(相手)との関係をもっと楽ちんなものにしていくことができるでしょう?
ここで考えたいのが、
何をコミュニケーションするか
ということです。
今回のような例の時、
「普段全然外食しないんだから、たまには外で食べようよ」
みたいなことは、恐らく伝えている(伝えてきた)ことが多いのでは、と思います。
ただ、そうすると、
「いや別に、わざわざ外に行かなくてもいいだろ」
みたいに、ぶつかってしまうんですよね。
なので、ここで、
「なぜ」、たまの記念日に外で食べ「たい」のか
を伝えてみるのです。
(なぜ、たまの記念日なので外で食べる「べき」なのか、ではないところがポイントです。)
じゃ、この「なぜ」って、何でしょう?
「記念日なんだからたまにはいいじゃん」でしょうか?
「いつも私があなたに合わせてるんだから、たまにはあなたも歩み寄ってよ」でしょうか?
これらも確かに「なぜ」の答えなのですが、「べき」の方の答えになっていますよね。
なので、ここでさらに何度も「なぜ」を繰り返して、掘り下げていきます。
すると、
「一緒に出掛けるために時間を作ってもらえると、私はあなたにとって特別な人なんだなって感じられて嬉しいの。」
「お出かけのためにお化粧やお洒落をした、魅力的な私の姿をあなたに見てほしいの(あなたの前で、イイ女であることが嬉しいの)。」
「(だって、あなたが好きだから。)」
みたいな、自分でも恥ずかしくなっちゃうような「本当の本音」が出てきます。
色んな「べき論」や「正論」で理論武装していない、「私の偽らざる気持ち」、ですね。
これをコミュニケーションするんですね。
人は感情の生き物です。
「こうすべき」とか「これが正しい」というコミュニケーションは、なかなか相手に伝わらなかったり、悪くすると反発を招いたりもします。
が、こういう、ピュアな「私の偽らざる気持ち(感情)」は、伝わりやすいのです。
と、いうことは。
まずは、自分が、「べき論」ではない「自分の本当の本音」を知ることが、何より大事!
ということになります。
色んな記事で書いていますが、やっぱり、「私の本当の気持ち」ほど大切なものってないのです。
で。
自分の本当の気持ちを知り、繋がることって、恥ずかしいことも多いです。
あまりにシンプル過ぎて。あまりに純粋過ぎて。
なので、自分が自分の本当の気持ちを知ること自体、難しく感じることが多いんですね。
ただ、
その恥ずかしさを自分で抱きしめ、自分の本当の気持ちに誠実であることができるようになると、
それは「価値観の違い」という「問題」を、「パートナーシップを深めるチャンス」にしたり、
自分の大きな自信にしたりすることができるようになります。
自分を、大人としてさらに成熟させ、魅力を開くことができるようになります。
それは素晴らしい恩恵が、そこにあるのです。
なのでやっぱり、いつもの話で、「価値観の違い」という問題についても、
その「問題」は素晴らしい恩恵を受け取るチャンス、
そして、その解決のカギになるのが、「私の偽らざる本当の気持ち」、
というお話なのでした。
「忍耐力」や「諦め力」をつける代わりに、「伝わる」コミュニケーションができるようになったら素敵ですよね♡
良かったら、お手伝いさせてくださいね!
ご一緒に、あなたの本当の本当のところと繋がり、大人のコミュニケーション能力を身に着けて、
相手との関係を、より風通しの良い、成熟したものにしていきましょう♪
いつも、応援しています。
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閑話休題。
街灯りがロマンチックです。