「正解」を求めると、「分からなく」なる。

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

私たちは、日々の生活の中で常に「選択」をしています。

今日着るもの、食べるもの、人との会話の中での反応の仕方、のような、ごく日常的なことから、

今の仕事を辞めて転職するか、結婚するか、夫の転勤についていくか、離婚するか、など、人生を左右するものまで、

意識しているかどうかに関わらず、私たちは常に何かしらを「選んで」います

 

で。

「選ぶ」ということは、

時には、その選択に「迷う」

ということも出てきます。

 

今日着るものとか食べるものくらいなら、「どうしよっかな~☆」なんて楽しむこともできますが、

これが、転職するかとか離婚するか、みたいな大きな話になると、

途端に悩みが大きくなりますよね。

すると、どうすれば良いのか分からない、なんてことも起こったりします。

 

で、こんな時、理屈で、

「離婚しても経済的に自立できるか分からないから、このまま我慢し続けるのが正解!」

みたいに結論を導いて、その「正解」に気持ち良く従える場合は、特に悩むこともありません

 

悩んでしまうのは、その「正解」に、心が納得していない時、なんですね。

「正解」かもしれないけど、「気持ち良く」ない、という感じでしょうか。

「確かにこのまま離婚せずにいれば経済的には安心なんだけど、本当はもうこれ以上我慢したくない」

のように、頭で考えた「正解」と、心の中にある「気持ち」が葛藤することが、「悩み」となるのです。

 

その「正解」が、どんなに世間的に、普通に考えて、常識的に、きっと正しいのだろうと思えても、

心が納得しない間は、その「正解」に従って行動を起こすことができません。

「正解」は出ているはずなのに、それでもどうすれば良いのか「分からない」ということになるんですね。

 

そうなると、前に進んで現実を変えていくこともなかなか難しく感じます。

どうしよう、こうすべきなのは分かるのに、動けない…

だいたい、本当にそうすべきなのかどうかも、分からなくなっちゃった…

と、その場で足踏みしてしまいます。

そうやってずるずると時間ばかり過ぎてしまうんですよね。

 

で。

じゃ、どうすれば?

といういつもの話なのですが。

 

とてもシンプルに言うと、

「頭」で考えた「正解」の陰に隠れている、私の「本当の気持ち」は何なのかな?

と、自分に問いかけてあげると良いかもしれません。

 

実際には、

その本当の気持ちを掘り起こそうとするそばから、「頭」がいろいろ言ってくるので、

そんなにシンプルには行かないことも多いです(だからこそ、セッションでもそんなところをお手伝いしたりするのですね)。

なので、ちょっと根気よくやってみると良いのですけれども。

 

自分でやる時の手段としては、

いつもの「紙に書き出す」のも良いですし、

誰かに聞いてもらう体で、声に出して説明してみるのもおすすめです(周りに人がいるといろいろアレなので、一人の時が良いですね)。

頭の中でぐるぐる考えている時って、「頭」の声に「心」の声がかき消されてしまうことも多いので、

それを言葉にして外に出してみると良いんですね。

 

そうやって「本当の気持ち」に繋がれると、「分かった」感覚が得られます

「正解」かどうかは「分からない」(というか、「意外とどうでも良い」)けど、

「これでいい」とか、「これがいい」ことが「分かる」ようになるんですね。

 

すると、頑張り屋さんて本来とても行動力があるので、

「正解」に拘って身動きが取れなかった時には想像もできなかったエネルギー量で、

どんどん前に進むことができるようになります。

「心」と繋がることにはそれくらい威力があるんですね。

 

ちなみに、セッションでは、「本当の気持ち」を掘り起こすお手伝いをするのと同時に、

頭が考え出す「正解」と上手に折り合いをつけたり、不要な「正解」であれば、それを手放すお手伝いもしたりします

せっかく「本音」と繋がれても、

「確かに私は転職したいみたい、だけど、やっぱり能力に自信ないし、周りも止めておけっていうし…」

のように、また「頭」がいろいろ言い始めると、また振出しに戻ってしまいますのでね。

上記のような例では、例えば「自信」に取り組んだり、「周りの声」と適切な距離感を持てるようになるお手伝いをしたり、なんてことも考えられます。

 

頑張り屋さんは、もともとそれはそれはパワフルで、現実を変える力は既に充分持っています。

あとは、その力を発揮するためのチャンネル(本当の気持ち)にチューニングするだけ、なのです。

 

あなたが自分を信じ、「分からない!」という足踏み状態から抜け出していけますように。

いつでもお手伝いさせてくださいね!

いつも、応援しています。

閑話休題。

やっぱり、夕暮れは、良い!