発信したいという強い意欲があるのだけど、
昔から、SNSをやると、衝動的に内面をさらけ出し、
後悔してアカウントごと削除してしまう、
ということを繰り返している。
そんなご相談にお返事しました。
ちなみに、私も昔、FBを削除して
当時の繋がりを全切りしたことがあります(!)
自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
ご相談:「SNSリセット癖について」
今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
SNSリセット癖について
お世話になります。
フリーランスで仕事ができるようになりたいと思い準備しているのですが、SNSリセット癖があります。
昔からSNSをやると、
最初は当たり障りなく投稿→衝動的に自分の内面をさらけ出したくなりネガティブな投稿や生い立ちを語るような長文を連投→後悔してアカウントごと削除
という行動を繰り返しています。
近年はプライベートではSNSで繋がりたい友達もいないのでやっていませんでした。
友達は多くなく、狭く深く派です。10年以上前に趣味の繋がりが欲しくFacebookをやったとき、大して喋ったこともなかったような中学・高校の同窓生から一気に友達申請が来て、引いてしまいすぐに辞めてしまいました。
趣味のハンドメイドでは、他の作家さんの投稿を見たり、自分も作品や制作工程を発信してみたいと思い何度か色胃なSNSにトライしては、上記のようなリセット癖が発動してしまいます。
今後、Web制作の仕事を副業から始めていきたい、ハンドメイドも作品が増えたので販売してきちんと作家と名乗れるようになりたいという目標があり、一念発起でブログ(note)を始めました。
ところがフリーランスを目指すようになった経緯などを書いていくうちに、自分のメンタルの不調(そもそも適応障害で前職を辞めたことがきっかけ)についてなどを長々と語ってしまい、『これを家族や彼氏やリアルの友達に見られたら引かれるのでは、怒られたり嫌われたりするのではないか』という不安に襲われ、アカウントを削除してしまいました。
素敵な作家の方と相互フォローできたりし始めていたところだったのですが、もし再度始めるとしても、以前に繋がった作家さんと再度繋がろうとするのは失礼だし恥ずかしいことなのではないかと思い躊躇してしまいます。
フリーランスを目指すとしてもSNSが苦手なら「やらない」という選択肢もあるかとは思いますが、『発信したい』という欲求も強くあります。
このような感情とどう向き合っていけばいいのか、内面をさらけ出したくなる→後悔してアカウントを削除するという衝動を抑える方法などありましたら、アドバイス頂けると幸いです。
(ぱんださん)
ぱんださん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
確かに、SNSを「やらない」という選択肢もあるだろうなぁ、と思いますが、
ぱんださんは、発信したい、という強い欲求があるんですよね。
でも、
見られたら、引かれるのでは、怒られたり嫌われたりするのでは、と怖くなって、
SNSを衝動的に辞めたくなってしまう。
では、
ぱんださんが、ご自身のそんな衝動をどう理解し、
発信や表現と、周りの大切な人たちの繋がりをどう両立していけるか、
ご一緒に考えてまいりましょう。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
「内面」を語るストーリーは、ぱんださんとお客様を繋いでくれる。
フリーランスでの活動って、
「その人自身」のストーリーが、その人の商品を唯一無二のものにしてくれる、
という側面もあると思います。
「こんな体験があったからこそ、今度はフリーランスでWeb制作に取り組んでいるのか」
なんてことが分かると、
その熱意や意気込みがお客様に伝わりやすくなりそうだし、
「こんな経験をして、こんなことを考えてきた作家さんが作った作品なのか」
というのが分かると、
見る方も、その作品への親しみも湧くし、見る方にとってのその作品の意味みたいなものも生まれるかもしれません。
ぱんださんが内面を語ることで、
そのストーリーが、ぱんださんとお客様を繋ぐ役目を果たしてくれるのでは、
と思うのですね。
なので、私は、
内面を語るのは素敵なことじゃないかなぁ、
と思っています。
でも、ぱんださんの中では、内面(をさらけ出すこと)は「悪いこと」になっている?
でも、
ぱんださんはそこで、むしろ、
(身近な人に)見られたら引かれるのでは、怒られたり嫌われたりするのではないか、
という怖れが発動してしまうんですねぇ。
そして、衝動的にSNSをやめてしまうんですね。
じゃ、
なぜそうなるのか?
です。
例えば、
ぱんださんは、ご自身の内面をさらけ出すことで、
そのストーリーに登場する誰かを、公に悪者にしたり攻撃してしまう気がするのでしょうか?
それとも、自分の中にあるおどろおどろしいものがあまりにも酷すぎる気がして、
自分でもちょっと引いちゃう感じがしたりするのでしょうか?
普段から、自己嫌悪が強い傾向はあったりしますか?
ぱんださんは、ご自身の「内面」について、どんなふうに感じていらっしゃるのでしょう、ね?
もしかすると、何かしら、
ぱんださんご自身が、ご自身の内面にあるストーリーについて、
どこか「悪いこと」と感じて、それが罪悪感になっていたりとか、
何かしらご自身を許し切れていない、解決しきれていない、ネガティブな思いなどがくっついているのかも?
それを、ご家族や彼氏やリアルのお友達にも投影して、みんなもそう思うに違いない、みたいに感じていらっしゃるのかも?
なんて想像したりしました。
だとすれば、
「内面(をさらけ出すこと)」にくっついている、
何か「悪いこと」な気がしちゃうこととか、罪悪感とか自己嫌悪とか、解決しきれていないネガティブな思いの方を整理して、昇華していくことは、おすすめです。
整理・昇華・癒しが進んでいくと、
過去のいろんなことが、良い・悪いもなく、誰かを悪者にしたり攻撃することもない、
ただのフラットな「事実」になります。
いろんな誤解に気づき、過去の真実を正しく理解し、
衝動的にさらけ出すというよりは、
より自然体で、地に足をつけて、より自信を持って、ご自身を表現できるようにもなります。
すると、
自分でも、罪悪感を感じることも、恥ずかしく思うことも、後悔することもなくなり、
『これを家族や彼氏やリアルの友達に見られたら引かれるのでは、怒られたり嫌われたりするのではないか』
という心配もなくなっていくと思うんですよね。
しかも、
Web制作者さんとかハンドメイド作家さんとしての、ぱんださんの魅力も、
ますます豊かに、そして心地良く表現・発信できるようになるのでは、
とも思います。
なので、この路線が「あり」そうでしたら、
そんなところは、試してみられる価値はあるのではないかと思いました。
(そしてもちろん、セッションでもたーくさんお手伝いできるところですので、
良かったらご検討ください。)
意外と、自分の取り越し苦労?ということもあり得るかも。
ちなみに、
こんな可能性も含めて、お話をお聞きしてみたいなぁ、と思ったのは、
いろんな経験を経て、いろいろネガティブな思いを抱えながらも、
今フリーランスとして活動していこうとしているぱんださんを、
ご家族や彼やリアルのお友だちもよくご存じなのでは?
なので、
引いたり怒ったり嫌いになったりするよりも、むしろ、
そんな経験やネガティブなものも含めて、ぱんださんを理解し、愛し、応援してくれているのかも?
なんていう可能性です。
意外と、心配しているのは自分だけで、
周りの人は、自分が思うような反応はしない、
ということも、実際大いにあり得るんですよね。
だとすれば、ここで同時に取り組めるのは、
そんな、周りの方たちからの愛をどんどん受け取ること!
です。
受け取れれば受け取れるほど、
やはり、「引かれるのでは、怒られたり嫌われたりするのでは」という心配も減っていきますし、
さらに自信を持って表現もできるようになると思います。
ただもちろん、
無理やりそんな見方をしようとしたり、「受け取る!」とやっても、
なかなか難しいかもしれないので、
ほんとにそんな見方ができそうなものか、なども含め、
やっぱり、よかったらお話聞かせてほしいな!というところではあります。
以前に繋がった作家さんと、再度繋がろうとするのは失礼だし恥ずかしいこと?
それから、こちらの心配↓について。
もし再度始めるとしても、以前に繋がった作家さんと再度繋がろうとするのは失礼だし恥ずかしいことなのではないか
これは、私なら、ですけども、
「SNSで自分を表現することについては、
いろいろ葛藤もあって一時的に離れてしまったけれど、
やっぱり私は素敵な作家さんと繋がりたいし、発信したいものもたくさんあるし、
勇気を出してもう一度SNSを始めてみることにしました。
もし、また繋がっていただけたら、とても嬉しいです」
みたいに、自己紹介とかに載せておくかなぁ。
あるいは、ほんとに繋がり直したい方には、そんな風にメッセージを送るかも、しれません。
そんな、
葛藤があって離れたりもしたけれど、
やっぱり繋がりたい、やっぱり表現したいものがある、
という、ぱんださんの誠実なカミングアウトは、
ぱんださんの情熱的な魅力をさらに豊かに表現してくれるのでは、
とも、私は思います。
でももちろん、
お相手の方がまた繋がってくれるかどうか、失礼と思うかどうかは、分かりません。
お相手の問題なので、こちらにはどうすることもできませんのでね。
なので、そこはお相手の方にお任せしておきます。
繋がれなければ、それはそこまでのご縁なんでしょうし(残念ですけれど、ね)、
また繋がれたら、そこは大いに喜んで、その繋がりをじゃんじゃん楽しんでいく、
というものではないでしょうか。
(しかも、時間を置いて、しばらくしたころに何だか繋がれた、とか、
なんか知らないけど、別に新たなご縁がどんどん繋がるようになった、とか、
シナリオとしてはほんとにいろいろあり得ます。
なので、相手の事情や未来のことは、相手や未来にお任せしておく、のが、
やっぱりおすすめです。)
とっても応援しています♡
ぱんださんは、
内面もそうだし、作品として表現したいものもそうだし、
ご自身の中に表現したいものがたくさんある、とてもクリエイティブな方なのだろうと思います。
そんな、「表現」を追求する方にとっては、
「自己表現」もまた、いろんな場面で葛藤を感じるものだと思うのです。
自分にとって大切なものだからこそ、そこで悩むことも多くなるのではないかと思います。
その意味で、これは、
ぱんださんにとっての取り組む恩恵もまた、とても大きいと思うのですね。
活動や表現の質を深めてくれたり、よろこびを大きくしてくれたりもするのではないでしょうか。
ぱんださんが、
ご自身にとって一番快適な自己表現の方法を見つけつつ、
大切な人たちとの繋がりも、さらに豊かに深めていかれますよう、
とっても、応援しています♡
よかったら、お話聞かせてくださいね!
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
街灯の明かりが水に映るのが好き。