父親の前では泣かないけれど、
泣ける方が良い親子関係なんだと思う。
この話は自分が頑なになってしまって、
何かある気がするのだけど、
何だか良く分かりません。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
お父さんの話題には何だか頑なになってしまう
娘さんからのご相談です。
ご相談:「うまく受け取れない?」
うまく受け取れない?
いつもありがとうございます。
気になることがあって、なにか私の核となることかもしれないと思い、相談させていただきます。
初対面の人との飲み会(会社の人で、同窓生が集まるもの、中途採用されて半年後に開催)があり、そこの場面でひっかかることがありました。
基本的に、初対面なので、人当たりよく、穏やかに、仲間に入れてもらえるように…と考えて臨みました。そこで、わりと偉い方と、震災の日何してた?帰れた?という話になり、学生だったので新宿にいたこと、バスに乗って自宅に帰ったことを伝えました。そうしたところ、「あの時皆帰れなかったよね?ほんとに帰ったの?」と聞かれ、ほんとに帰ったと伝えました。その後、隣にいた別の偉い方から「家に帰ったら娘が怖いって泣いていたよ。あなたは帰れたんでしょ」と言われました。私は、頭をフル回転させて「娘さん、小さいと怖いですよね」と言いましたが、その方は60代なので、意外と娘さんも私と同い年(30代前半)かもしれません。
私は、武闘派なので、年齢が2桁になってから父親の前では泣かないし(負けるもんか!という感じです)、震災の日も母親といたのですが、父は「お前が〇〇(母親)と一緒なら大丈夫だな」という感じで、特にバスを乗り継いで帰ったこともほめられもせず、自分でもすごいとも思いませんでした。だから、なんでそんな絡まれるのかよく分からなかったですし、、、ただ、なんとなく父親の前で泣ける方が、いい親子関係だろうなと思います。なんだかこの話は、とても自分が頑なになってしまうようで、なにかあるんだろうなと思いつつ、うまく自分では分からないので、客観的に分析していただきたくお願いいたします。
(ひよこさん)
ひよこさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
他のお家の父娘関係のお話を聞いて、
ご自身とお父さんとの関係について何だか気になることがあったのですね。
でもそれが何なのかよく分からない、とのことで、
私からは、ひよこさんへのたくさんのご質問と、たくましい想像をベースに、
お返事をしたためてみました。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
お聞きしてみたいことが、たくさん!
ひよこさんは、ご相談文でこんな風に書いてくださいました。
なんとなく父親の前で泣ける方が、いい親子関係だろうなと思います。
ひよこさんは、
お父さんとご自身の関係を、「いい親子関係」とはあまり思えない感じなのでしょうか?
それはなぜでしょう?
そして、本当はもっといい親子関係にしたい、のでしょうか?
でも、何かの理由で、なかなかそれに気が向かなかったりするのでしょうか?
年齢が2桁になってから、お父さんの前では泣かないことにしたのは、なぜでしょう?
何か、きっかけになる出来事がありましたか?
「負けるもんか!」ということで、
お父さんの前で泣くことが、なぜ「負け」に感じるのでしょう?
お父さんに対して何かわだかまりがあったりしますか?
何か、素直になれない感じとか?
それがなくなれば、もっといい親子関係と思えそうですか?
また、
ご相談のタイトルに書いてくださった「うまく受け取れない?」は、
何を受け取ることを想定していらっしゃるでしょう?
お父さんからの愛、でしょうか?
これらの質問だけでも、
ひよこさんの心には、どこか頑なになってしまうような、
「いやだ、考えたくない」みたいな反応が出てきたりしますか?
こんな感じで、お聞きしてみたいことがたくさんあるのですが、
ブログ記事でのお返事なので、
ここからは、いろいろ想像を膨らませながら書いてみようと思います。
(でもほんとに想像なので、かすりもしなかったらごめんなさい!!)
気になるのは、「お父さんに対して素直になれない自分」?
今回のご相談、
なにか私の核となることかもしれない
ということで、
ひよこさんにとって、お父さんとの関係は、ひよこさんにたくさんの影響を与えているもののようですね。
で、やはり、
年齢が2桁になってから父親の前では泣かないし(負けるもんか!という感じです)
特にバスを乗り継いで帰ったこともほめられもせず、自分でもすごいとも思いませんでした。
あたりから想像するに、
お父さんは厳しい方で、ひよこさんを褒めるとか認めるということはあまりしない方なのかな?
むしろ、批判とかダメ出しが多い方なのかな?
そんなお父さんからの愛情を、ひよこさんはあまり感じられずに今に至るのかな?
なので、ひよこさんも、「なにくそ」と一人で頑張るし、お父さんには頼るもんか!がデフォルトになっているのかな?
などと想像しておりましたが、いかがでしょう?
でも、もしかすると、
ひよこさんは本当は、お父さんに認められたいし、褒められたいし、
たまには弱音を吐きたいし受け止めてほしいし、頼りたい、
なんて心の片隅で思っていたりするでしょうか。
そして実際、ひよこさんも、
心のどこかでは、お父さんがひよこさんを愛してくれているのも知っている感じでしょうか。
でも、つい意地を張ってしまって、
頼るもんか!泣くもんか!負けるもんか!愛を受け取るもんか!
と、頑なになってしまう、それもどこかで自覚があって、
お父さんに対して素直になれない自分をちょっと後ろめたく思う感じもあるでしょうか。
そんな時に、
会社の飲み会で、自分と同年代(?)の女性が父親の前で泣いた話を聞いて、
ちょっと後ろめたく感じている自分の姿がちくっと思い出されて、
何だか気になる、と、ご相談くださった感じでしょうか。
(やっぱり疑問文ばかりになっちゃいますが(汗)、さらに想像を重ねていきます!)
お父さんへの葛藤が、「なにかあるんだろうな」の中身?
だとすると、
ひよこさんは今、お父さんにもっと素直な自分を見せたい、でも頑なになってしまう、という、
葛藤のさ中にいらっしゃるのかもしれません。
その葛藤が、
なにかあるんだろうなと思いつつ、うまく自分では分からない
ということの正体なのかな?
と、やはり想像しています。
で、その葛藤を越えたい思いもそこそこあったりするのかな、とも思います。
でなければ、ココロノマルシェにご相談くださることもなかったんじゃないかな、
と思うんですよね。
であれば、
今回のご相談のさらに先を見るなら、やはりこの、
とても自分が頑なになってしまう
というところに取り組んでみるのは価値がありそうですね。
なぜそんなに頑なになってしまうのか、
どうすれば、もっと緩んで素直になれるのか、
そしてお父さんとの関係をさらに良くしていけるのか、
を解き明かしていくのです。
カウンセラーはこういうのを紐解くのが生業で得意なところなので、
良かったらじゃんじゃん使っていただきたいですし、
最初に書いた、たくさんのご質問への答えをご自身で考えてみられるのも、
とても有意義だと思います。
とっても応援しています♡
というわけで、
想像に想像を重ねながらのお返事となりまして、
何かしらかすっているところがあったら良いな!と願っておりますが、
いかがだったでしょう?
今回のご相談は、「私の核となることかもしれない」とのことで、
ここに取り組むことで、ひよこさんがさらにご自身や、お父さんとの関係への本質的な理解を深めることができそうですし、
また、お父さんとの関係も、より良いものにしていけるのではないかと思います。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
とっても応援しています。
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
桜は良き!