
外国人パートナーの不機嫌や無言に傷つくのですが、
彼は「勝手に傷つかないで」と言います。
私が考えすぎで被害妄想が強いのですか?
それとも、彼の方にリスペクトに欠けたところがありますか?

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
「正しさ」の争いを手放し、
幸せな変化のリーダーシップを取ることをご提案しています♡
◆ご相談:「パートナーの態度に違和感を覚えています」
パートナーの態度に違和感を覚えています
ヨーロッパ在住で、韓国人のパートナーと同棲している者です。
彼との関係で価値観の違いを感じることが多く、喧嘩になることも頻繁で、悩みが続いているため、こちらに投稿させていただきました。
今朝、パートナーと市役所に住民登録の手続きに行きました。
市役所はいつも混むため、私は早めに行こうと提案しましたが、「早すぎない?」と言われました。
最終的に私は「先に並ぶから、後から来てもいいよ」と伝えましたが、彼は一緒に来て、移動中も待ち時間も、こちらから話しかけてもほとんど無言で、一言返事があるかないかという状態でした。例えば、外が寒かったため私が気遣いでカイロを渡したところ、
「いらない」「僕がカイロが必要だと一言でも言った?」と返されました。
ただ無口なだけであれば私も気にしないのですが、その時の態度や声のトーンから、私は強い拒絶や不機嫌さを感じてしまいました。
これは一つのエピソードではありますが、この日の全体的な態度や空気感の積み重ねから、私は「ただ静かなだけ」ではなく、不機嫌さを感じざるを得ませんでした。私はその態度から「機嫌が悪いのかな」と感じ、そうした空気を受け取りたくなかったため、自分を守るつもりで無理に話しかけず、距離を取っていました。
その後、住民登録が終わり、帰りにスーパーに寄った際、彼から逆に「機嫌悪いの?」と聞かれました。
私は正直に、「あなたの態度によって、私はあまりいい気分ではなかった」と答えたところ、彼が店内で強く怒り出してしまいました。彼の主張としては、
「自分は機嫌が悪かったわけではない。朝だから話したくなかったし、寝起きで喉が痛かった。それなのに、なぜ勝手に機嫌が悪いと解釈され、勝手に気分を悪くし、罪を自分になすりつけられるのか」
というものでした。私としては、機嫌が悪いと解釈してしまった点については謝罪しましたが、同時に、そう受け取られてしまうような態度だった可能性にも気づいてほしいと伝えました。
会話が一切ない状態が続くと、私は「この人は私とコミュニケーションを取る気がないのかな」と感じ、とても消耗します。
恋人同士であっても、無言のまま同じ空間にいることに、私はリスペクトを感じにくいです。
例えば、「今日は喉が痛いからあまり話せない」など、一言でも理由を共有してもらえれば、私はここまで不安や消耗を感じずに済むと思います。なによりも彼の全体の態度から私は不安を感じざるを得ませんでした。後で家に帰り、落ち着いてから改めて自分の非を謝った上でこの点を伝えましたが、彼は「自分の行動によって他人がそういう感情を抱くことが理解できない」と言います。
彼としては、話したくない中でも「はい」「いいえ」と最低限返事をしたことが私へのリスペクトであり、それを理解できない私の方が彼に対するリスペクトを欠いている、という主張でした。また、私が気になっているのは、彼が第三者(上司や友人など)に対しては、このような態度を取らないことを、私は知っている点です。
そのため、「私だからこういう態度なのではないか」「甘えなのではないか」と感じてしまいました。
しかし彼は、「誰に対しても同じ態度を取っている」と主張しています。正直に言うと、それが本当だとした場合、私自身は社会的な場面では誤解や摩擦を生みやすい態度ではないか、と感じてしまいます。
このような衝突は日常的に起きています。
私は彼の態度に傷つき、彼は「何も言っていないのだから、勝手に傷つかないでほしい」と言います。
そのたびに私が謝り、気をつけると言ってきましたが、同じことが何度も続く中で、彼にも「他人を傷つけてしまう可能性のある態度」という視点を少しでも持ってほしいと感じています。自分が考えすぎな面があることは自覚していますが、これは被害妄想が強すぎるのでしょうか。
それとも、彼にとって当たり前の行動が、一般的には他者へのリスペクトに欠けると受け取られる可能性があるのでしょうか。
文化の違いもあるのかもしれませんが、第三者の意見を伺えたらと思います。
乱文失礼しました。(カモさん)
カモさん、こんにちは。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコと申します。
私もカモさんと同じヨーロッパに住んでおりまして、ぜひお返事させていただけたらと思いました。
ご相談文から、
一生懸命対話しようとしているのに、なかなか通じ合えない寂しさやもどかしさが伝わってくるように感じました。
異国の地で、お互い外国人同士のパートナーシップを作っていくのは、それだけでも気力体力を使いますよね。
そんな、きっとめっちゃ頑張っていらっしゃるカモさんに応援を込めながら、お返事を書いてみました。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆カモさんは、愛情深い彼女さんですね!
カモさん、繊細な気遣いの塊のような、優しい彼女さんですね。
そして、彼の意見も最大限尊重し、自分に直せるところは直しながら彼に歩み寄ろうと、とても誠実な努力を重ねていらっしゃいます。
カモさんは、それはそれは一生懸命に彼を愛そうとしていらっしゃる、それはそれは愛情深い方、なんですよね。
まずはそれを知っていただけたら良いなぁ、ご自身の愛情を自信にしていただけたら良いなぁ、
と思いながら、ご相談文をお読みしておりました。
◆「正しさ」は、二人を幸せから遠ざけます。
そんなわけで、カモさんのご相談です。
自分が考えすぎな面があることは自覚していますが、これは被害妄想が強すぎるのでしょうか。
それとも、彼にとって当たり前の行動が、一般的には他者へのリスペクトに欠けると受け取られる可能性があるのでしょうか。
文化の違いもあるのかもしれませんが、第三者の意見を伺えたらと思います。
とのことで、
衝突しがちな彼とのコミュニケーションに、客観的な視点を取り入れることで、決着(判決?)をつけやすくしたい、突破口を開きたい、
みたいなカモさんの願いがあるのかな、と想像しました。
なんですが、カモさんのご質問に直接お答えする前に、
どちらが正しいか、どちらがおかしいか、という客観的・一般的な視点を持つこと
について、私の考えをちょっとお話させてくださいね。
実は、パートナーシップや、どんな人間関係でも、どちらかが一方的に悪いということは、ありません。
というか、「良い」「悪い」も、「正しい」「間違っている」も、実はありませんで、
それぞれの事情とか心の状態によって、目の前の現実ができ上っているだけ、なんですよね。
ここで、一般的・客観的に「〇〇が正しい」「××は間違っている」という判断を使うと、
二人のうちの一方を「正しいことを言っている・やっている人」=勝者にし、
もう一方を「間違ったことを言っている・やっている人」=敗者にしがち、です。
すると、確かに勝者になれれば気分は良いのですが、
それによって相手を敗者にすることで、意識はしなかったとしても罪悪感を抱えることになるし、
敗者になったらなったで気分が悪いし、自分の言動を直すのも悔しくて意欲も湧かないし、
自分を負かした相手をなかなか上手に愛せなくなってしまうかもしれません。
こういうのを「正しさの争い」なんて言ったりしますが、
こうして争ってしまうと、二人は「幸せ」から遠ざかってしまうんですよね。
でも、愛情深いカモさんは、
きっと、「正しさ」をかざして彼に勝ちたいとか、負かしたい、というわけではないんじゃないかな?
と思うのです。
カモさんが望んでいらっしゃるのは、彼と幸せに繋がって、彼と二人で幸せになることではないかな?
なんて思うのですね。
だとすると、ご相談への私からの最初のご提案としては、
どちらが正しいか、どちらが考え方や言動を改めるべきかの判断はいったん横に置いて、
二人の幸せのために、今、ご自身ができることを一つずつ、やってみませんか♡
ということになります。
◆幸せのリーダーシップを取っていきましょう。
じゃ、今カモさんにできることは、何でしょう?
これは私は、
今の状態を作っているご自身の事情を理解し、心の状態を、ご自身(と二人)がもっと幸せを感じられる状態に持っていくこと、
じゃないかと思います。
結局のところ、変えられるのは自分だけ、ですのでね。
その時、彼の事情や彼の心のことは、彼にお任せしておきます。
彼の事情は、彼の問題(彼の人生のテーマ)であり、カモさんにどうにかしてあげることはできないんですよね。
そうやって、ここまでの関係性を築いてきた二人の絆を信頼し、自信にし、ご自身の愛も自信にしながら、
幸せな変化のためのリーダーシップを、カモさんがとっていきましょう。
変化のリーダーシップを取れるのは、問題意識を持った方。
つまり、お二人の中では、カモさんにこそ、そのリーダーシップが取れるのです。
まずはそんなふわっとしたことをご提案しつつ、以下で、より具体的なところを考えます。
◆カモさんの中で起こっている(かもしれない)こと。
そんなわけで、
次は、今の状態を作っている、カモさんの中の事情や、心の状態を理解していきましょう。
まず、上でも書きましたが、
カモさんは、いろいろ察して気づいて気遣ってあげられる、それは繊細な感性をお持ちで、とっても優しい方、なんですよね!
これら自体が、カモさんの「才能」でもあるのですが、
カモさんの場合、この、もはや才能レベルの繊細さによって、彼の不機嫌も「彼の問題」ではなく「自分事」のように感じられ、それで傷ついたり、不安が刺激されたり、
そして、カモさんが優しく愛情深い彼女さんだからこそ、適当に放っておくということもできなくて、つい面倒を見てあげたり、
そんなふうにして、彼の言動に振り回されてしまう傾向もあるのかな?
と想像しました。
つまり、
カモさんが考えすぎで被害妄想が強いということではなく、
カモさんの才能としての心のキャパによって、こういう状態にはまりやすくなっているのかも?
という見方をしてみたのですね。
「才能」って、実はこんなふうに、自分を苦しめる方向に働くこともあるのです。
ちなみに、一応彼の事情もちょっとだけ想像してみると、
そうやって、自分の不機嫌にそれはていねいに大切にカモさんが付き合ってくれることもあって、
カモさんに対しては、無意識につい甘えることができちゃう部分もあるのかも?
それくらい、カモさんに対しては心を許しているのかも?
(上司さんやお友達には、そこまで心を許しているわけではないので、そんな態度も出てこないのかも?)
なんてことも想像しておりました。
また、彼の「怒り」は、罪悪感の現れではないかな?とも想像します。
彼も、カモさんに申し訳なさを感じていて、でもそれを素直に表現することができず、怒りとして出してしまうのかな、と。
(そういうことも、人はよくやります。)
またこれも、怒りとして出せるくらい、カモさんには気を許しているのかも、と見ることもできると思います。
(そしてそれは、カモさんの包容力とか安心感という才能・価値があればこそ、かもしれません。)
で、これはもちろん、「彼の態度もカモさんのせい」とかいうことではなく、
カモさんの心のキャパ、才能ゆえに、彼のそんな面が引き出されやすくなっているのかも?
という見方です。
ここまで読んでいただいて、どんな気分になっているでしょう?
そうかぁ、そんな可能性(見方)も、実際あるのかなぁ、なんて思える部分は、あったでしょうか?
(あったら良いなぁ!と願っておりますけれども!)
◆カモさんにできること①「自分軸」を意識する。
では、ここまでの仮説を踏まえつつ、カモさんにできることをさらに具体的に考えていきます。
まず、一番手っ取り早く自分でできるのは、
自分軸を意識すること
です。
上で、
>彼の不機嫌も「彼の問題」ではなく「自分事」のように感じられ、
と想像したわけですが、
これは、カモさんの繊細な感性ゆえに、彼とご自身の心の境界線があいまいになっているのかも?
つまり、「彼軸」になっているのかも?
ということでもあります。
そうやって自分の軸が揺らぐと、どうしても相手の言動とか雰囲気などに振り回されてしまうんですよね。
なのでここで、
「彼の不機嫌・無言は彼のもの。私のものではない。私は勝手にゴキゲンであれば良い♡」
という意識を持ちます。
つまり、彼の事情を彼にお返しして、彼の不機嫌の面倒を見てあげることを手放し、
ご自身の今のゴキゲンに心を集中します。
そうやって、
「彼の不機嫌や無言の面倒を見てあげるわたし」を彼に与えてあげるのではなく、
「彼の不機嫌や無言とは無関係にゴキゲンなわたし」を、彼に与えてあげることを目指す感じです。
ちなみにこれは、アファメーションにするのも良きですね。
一日300回、毎日、まずは3ヵ月、無意味な文字の羅列をぶつぶつ小声でつぶやく感じでやってみてください。
一日300回ってみなさんびっくりされますが、1回分は10秒かからないと思うので、15分の「ながら」を何回分かつぶやけば、意外と300回は簡単にいけますよ☆
それからちなみに、
たとえ、「彼の不機嫌や無言とは無関係にゴキゲンなわたし」になっても、
カモさんの繊細さとか優しさとか安心感とか包容力などの才能・価値は全然失われませんで、
むしろさらにポジティブな方向で二人を助けてくれるようになりますので、
そこはご安心ください♡
◆カモさんにできること②心の事情を掘り下げる。
とはいえ、①は、最初は特にちょっと難しく感じるかも?しれません。
そういう意識を作るんだなということは頭では分かっても、
心は無意識に彼の様子に気づいたり察したりできてしまうし、そこで強く反応して不安に感じたり消耗してしまったりしますのでね。
(とはいえ、だからこそ、その意識を作るんだな、という方向を見続けるのが大切なんですけれどね。)
だとすれば、その、心の事情の根っこを見ていくのも大いにありです。
なぜ、カモさんの心は、相手の無言にこんなにも消耗し、強い不安を感じるのか?
元はと言えば、例えばお母さん(お父さん)などの不機嫌に振り回されたり、一生懸命ご機嫌取りをしてあげていたのが、今もパターンとして残っているのかも?
などなどを探って、
相手の無言や不機嫌に反応する必要もなく、反応しなくても大丈夫でいられるところまで、心を整えてあげるんですね。
それができてくると、①の意識もさらに持ちやすくなるし、彼との関係性にもずいぶんと変化が作れるのでは、と思います。
とはいえ、
これは自分一人ではちょっとやりづらいかもしれず、やはりカウンセリングセッション案件になるかなと思います。
なので、良かったらお話聞かせていただけたら良いなぁ、なんて思っております。
◆とっても応援しています♡
というわけで、だいぶ長くなりましたが、ご参考になる部分はあったでしょうか?
ご相談文は極めて冷静に書いてくださいましたが(その理性的なところもまた、カモさんの価値ですね♡)、
やはり、もどかしい思いや切ない思いもたくさんあろうかと思います。
とはいえ、こうしてご相談くださったのは、
上で書いた「幸せのリーダーシップ」のまさに第1歩でもあると思うんですよね。
その1歩を踏み出したカモさんは、これからさらに変化を作っていかれる方だと思いますよ!
私も、とっても応援しておりますし、良かったらお手伝いさせてください♡
ではでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)
◆今日の一枚。

可愛いドアと窓。

