続・頑張り屋さんが燃え尽きる2つの理由

前回は、頑張り屋さんが燃え尽きる2つの理由のうち、一つ目をお話ししました。

それはずばり、

「自分一人で」頑張るから

ということでした。

 

なので、そこを抜けていくためには、

「自分一人」で何でもどうにかしちゃうパターンを手放し、

「誰かと一緒に」「誰かを頼りながら」生きるというステージにシフトしていきましょう

というお話をしました。

 

そして、今回は、頑張り屋さんが燃え尽きる理由2つ目。それは、

自分以外の「誰か」のために頑張(り過ぎ)るから

です。

 

頑張り屋さんの「頑張り」の大きな特徴が、

自分は後回しで、いつも誰かのために頑張る

ということなんですよね。

自分の気持ちや希望はカウントされていないのです。もう、完全無視!

 

すると、最初は喜ばれるのが嬉しくて(あるいは、嫌われない安心があって)まぁまぁ頑張れるのですが、

途中からどうしても「犠牲感」とか「我慢してる感じ」が出てきます。

 

でも、頑張り屋さんは本当に自分に厳しい!ので、

「これを犠牲と感じるなんて、自分はわがまますぎる、まだまだ器が小さい」

「こういう状況でも、笑顔で気持ち良くいろいろやってあげられる人が真に成熟した大人、自分はそうあるべき」

という風に、本当は心の中に湧いて来ている「犠牲感」や「我慢している感じ」を無視して、自分に鞭打って頑張り続けます。

 

でもですね。

そもそも、頑張り屋さんが「犠牲」とか「我慢」と感じるレベルって、いわゆる普通の人より既にずっとたくさんの犠牲や我慢をしている時です。

 

そして、犠牲とか我慢と感じながら頑張り続けるのって、例えると、

本当は左に行きたいのに、無理やり右に向かって自分を引きずって歩いている

感じです。

つまり、左に行こうとしている自分を引き留めるエネルギーも要るし、無理に逆方向に向かって引きずって行くにも相当のエネルギーが要ります。

 

それでは、どうしたって

「もう頑張れない…」

と、燃え尽きてしまうというものですよね。

 

では、ここを抜けていくには、どうすれば?

 

ここでのポイントは、

自分の楽しさを選ぶ、自分の気持ちや希望を最初にカウントする

ということになります。

 

これも頑張り屋さんがとても苦手なことなんですけどね!

でも、今まで頑張り屋さんは、得意の「我慢」や「犠牲」をして燃え尽きたわけです。

そこから抜けていくには、今まで苦手でやってこなかったことを取り入れるのがとても効果があります。

それが、この「自分の楽しさを選ぶ」「自分を最初にカウントする」ということなんですね。

 

で、これも、何か大きなことをやるというよりは、日常でできる小さなことから意識してみます。

それこそ、

  • コーヒーが飲みたい
  • お昼はカレーよりラーメンが食べたい
  • 今日は掃除をサボりたい

みたいな些細なことからで良いので、何をするにも、いちいち指さし確認して「私はどうしたいか」を自分に確認します

そうやって、まずは自分をカウントする、ことを習慣にしてみてください。

 

ちなみに、

結果としてやりたくないことをやることになっても、その前に

「私は本当はこれはやりたくない」

という自分の気持ちを確認するのはとてもおすすめです。

 

「『本当はこれはやりたくない』なんて思ってはいけないので、その気持ちを無視してやる」だと、「犠牲」や「我慢」している感覚が出てきます。

でも、「本当はやりたくないんだけどね」という自分の本音をいったん自分で確認してから、

「でも今はこれが必要だから、私がこの行動を選ぶ」と自覚できると、

「犠牲」や「我慢」と感じにくく、燃え尽きにも繋がりにくくなるのです。

 

その意味でも、やっぱり「自分の気持ちを最初にカウント」するのは本当に大事。

自分以外の「誰か」「みんな」を優先し過ぎて燃え尽きがちな頑張り屋さんが、

そのパターンを手放してもっと楽な生き方にシフトするために、是非意識してみてください♪

 

参考になればうれしいです。

閑話休題。

古い町並みと、奥は教会。