「感謝しましょう」って、分かるけど、ムカつく(笑)

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

自分には何もない、もう、何から何までダメダメ!

みたいに感じたりして、どうしたらそこから抜けていけるかいろいろ探している時、

「今あるものに感謝しましょう」

なんていうアドバイスを見たこともあるのでは、と思います。

 

これ、ぶっちゃけムカつきませんか?笑

 

こう、

「私には○○もないし、○○も中途半端だし、○○もないし、○○もダメなのに、

今あるものに感謝と言ったって、『ない』のに何に感謝すればいいのよ…」

って思っちゃいませんか?

少なくとも私はそう思って拗ねていましたねぇ。

 

というわけで、今回は、

「今あるものに感謝」みたいなアドバイスがムカつく(笑)時、

どんな考え方をすれば良いかな?

というお話です。

 

とはいえ、そもそも、

「感謝できることに意識して目を向ける」

って、やっぱり心理学的にもとても効果があります(だからみんな口を揃えて言うんですが)。

 

「○○がダメ」「○○がない」など、否定が前提で世の中を見ているその状態を、

意識的に「○○はOK」「○○ならある」と、肯定が前提で見るように矯正していくことができるからですね。

で、その「前提」が変わることで、「現実」が変わっていく、からです。

なので、頑張ってみる価値は、もちろんあるのです。

 

が。

何もかもダメダメなように感じている時に、無理やり「感謝ポイント」を見つけようとしても、

やっぱり、心がついてこない。

感謝する気になれない。

わざとらしくて白ける。

んですよね。

 

(あ、ちなみに、次のセッションまでの「宿題」として、「感謝」のエクササイズをお出しすることもあります。

これは、そんな心の状態なども分かった上で、お一人お一人に合わせた意図を持ってお出ししてますのでね!)

 

では、どうするか。

 

まずは、

「そんな気分にさえならないのよ…」

と思っちゃう自分を、

「そりゃそうだよねぇ!」

と、「肯定」します。いつものやつです。

 

これ、地味ですが、本当に大事です。

前回も書きましたが、自己肯定は、「自分」の「今」を、そのまま受け入れることから始まりますしね。

 

で、さらに掘り下げていきます。

「○○がダメ」
「○○ができない」
「ここもだめ」
「あれがない」
「あれも中途半端」

などなど、ダメダメである理由なら一瞬で100個くらい見つかるかと思うのですが、

これを一つずつ、

なんでダメなのか、どうなっていればOKなのか、どうしてそれならOKなのか、

と、解明していきます。

 

これは、自分が持っている「観念」や、自分が「本当に求めていること」に気づく作業なんですね。

 

「○○がダメ」
「○○ができない」
「ここもだめ」

というのは、全て、自分で信じているだけの「観念」であり、「真実」ではありません

 

普段、あまりにも当たり前のように信じているので、それを疑う発想さえ持たないものですが、

「本当にダメなの?」
「本当はどうなっていたいの?」
「どうしてそうなっていたいの?」

といった質問を自分の中に持つだけでも気づきが得られたりします。

 

で、この作業を丁寧に丁寧に進めていくと、「ダメ」とか「ない」と思っていたものが、

「実は大してダメでもなかったじゃん!」
「実はあったんじゃん!」

なんてことが分かってきたりします。観念の手放しができていくんですね。

 

それから、

「○○でなくちゃダメだと思っていたけど、実は、そうでもなかったんじゃん!」
「本当に欲しいものは、既に持っていたんじゃん!」

のように、「○○でなければダメ」に隠れて見失っていた、

「自分が本当に求めていたこと」が見えてきたりもします。

 

ここまでできてくると、少しずつ、自然と感謝できるようにもなっていくんですよね。

(お気づきかもしれませんが、これは結局、自己攻撃・自己否定・自己嫌悪を手放していくプロセスでもあります。)

 

「感謝」というのは、こんな風に、

いろんな「観念」などを手放して、心を整え満たしていった結果、出来るようになっていく

という、「結果」であるとも思うのです。

 

(ちなみに、この作業は、自分一人でやるのはちょーっと難しさを感じることも多いです。

「観念」「思い込み」というのは、普段は意識しない潜在意識の中に埋まっているので、自分で気づくのが難しいんですよね。

これは、ごく中立な視点を持った人と話していると、「あれー、ほんとだ!確かに私が思い込んでいるだけかも!」と気づけたりもします。

セッションでは、まさにこの「観念」に気づいて手放すということをよくやります。)

 

もちろん、その結果の姿を先に取り入れて、とにかく感謝してみる、という手段もありですが、

それができない、心がついてこない

という時は。

 

今回お話したように、

「実はあった」「○○も大丈夫だった」に気づけるように、心を整えていく

というアプローチの方が良いかもしれません♪

 

あなたが、自分の「ある」に気づいて、感謝も自然に出てくる心を手に入れられますように。

いつでもお手伝いさせてくださいね!

いつも、応援しています。

閑話休題。

夕方は何でも綺麗に見えます。

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