「手に入れる」より「与える」方が幸せだなと改めて思ったクリスマス

みなさんクリスマスはどんなふうに過ごしましたか?

オランダは、25日と26日の2日間がクリスマスです。

日本ではお正月が家族の時間なのと同じように、オランダはクリスマスが家族の時間なんですね。

今年はコロナのため、集まれる人数にも制限がかかるなど、家族の繋がりさえも影響を受けていますが、私も最小限の人数で楽しみました。

 

オランダのクリスマスもやはりプレゼント交換をします。

子供にはもちろんゲームとかおもちゃとかですが、大人同士ではとても実用的なプレゼント。

私は今年は、鍋蓋とロウソクの芯をリクエストしました笑(他にはサプライズでシャワージェルとか)。

 

そんな中で改めて感じていたのですが、

プレゼント交換て、自分が欲しいものを手に入れるのももちろん嬉しいのですが、

相手のことを考えながらプレゼントを選んで、あげることができる、のが本当に幸せなんですよね。

まるで、自分自身が素敵な時間のプレゼントをもらったような気分になります

私は子供がいないので自分がサンタクロースになったことはありませんが、お子さんがいらっしゃる方は、この感覚とても良くお分かりいただけるのではないかと思います。

 

で、これ。

心理学でも言われることなんですね。

欲しいものや状態etcが手に入らず、悲しさや苦しさを感じる時、
何かしら、問題と感じる状態がある時、

自分を「受け取る」側から「与える」側にしてみることで、その問題から抜けていくことができたりするのです。

 

例えば、

理解してほしいのに理解されなくて苦しい時に、まずは自分から相手を理解してみる。相手が求めている理解ってどんなことなんだろう、と考えてみる。

愛してほしいのに愛されなくて苦しい時に、まずは自分から相手を愛してみる。相手はどんなふうに愛されたいんだろう、と考えてみる。

この問題から、自分はどんな「与え方」を学べばいいんだろう?と考えてみる。

のです。

 

もちろん、それがまた忌々しいことは良く分かります。

「なんで私ばっかり損しなくちゃいけないの!」

って、思いますよね。ケチケチ星人の代表にも立候補できそうな私は、いつもここで苦しみました。

 

なので、

「それができない人は、人間として全然できてません!」とか、そんな話ではないのです。

まぁ、だいたいみんな嫌ですよ、そんなの。ね。

 

ただ、これだけ心の片隅に入れて置いていただけたら良いなぁと思うのは、

自分には、「与えよう」と決めさえすれば、その問題を解決する力は既に備わっている

ということです。

 

相手から受け取ることを待っているうちは、何かの偶然で事情が変わらない限り、現実は動きません。相手への不満も溜まる一方です。

でも、自分が「与える側になる」と決めれば、今度は自分がその現実に影響力を持つことができるのです。

なので、後は自分がそう決めるだけ、なんですね。

 

もちろん、それが怖い。

だって、もし思い通りの結果にならなかったら?
せっかく与えたのに無駄になってしまったら?

 

でも、クリスマスプレゼントをあげる時、私たちは見返りを期待しているでしょうか?

していませんよね。

ただ、あなたにプレゼントすることが私の喜びだから、それだけのはず。

「与える」って、そういうことなんですね。

(ちなみに、「せっかくあげたのに全然嬉しそうじゃないんだから!」は、見返りを期待した状態ですね。これはまたいつか別の機会に。)

 

そんなわけで。

「与える」ことが自分に与えてくれるピュアな喜びに気づくこと

その喜びを選ぶ、と自分で決めること

それが、現実を動かし、問題を問題でなくしてしまう原動力になるのよね

などと考えていたクリスマスだったのでした。

 

参考になればうれしいです。

閑話休題。

可愛いデコレーションの電気ミニカー。