今回は、
「そんなの気にし過ぎじゃない？」と言われてイラッとしたり、悲しくなる時
のお話をしてみます。
（前回まで何度かシリーズ的に書いていたお話がありましたが、
案の定（笑）気分が変わったので、その気分に任せていきます♪）
例えば、
旦那さんが何の気なしに言った一言
ちょっと生意気になってきた子供の物言い
同僚のちょっとした言動
いまだに自分の非を認めない（理解しない）母親
などなど、
自分の心がつい反応してしまう出来事というのがあります。
勇気を出して人に相談したり、愚痴ってみたりしたこともあったかもしれません。
でも、他人には、
「なんでそこまで固執するの？」
なんて言われちゃうようなお話だったりもするんですよね。
「もういい年した大人なんだから、流さないとダメだよ」
と。
それがまた、イラッとする。悲しい。
私の気も知らないで！
あなたは当事者じゃないからそんなに簡単に「流せば？」とか言えちゃうんだよ。
と、怒りたくなる。
でも、あの人がそう言うように、こんなくだらないことでイライラし続けている私が、やっぱり子供なのかな。
普通の人は、こんなこととっくに笑顔で流せているのかな。
だから、私もそうできなくちゃいけないのかな。
頑張り屋さんて、
「私もそうできなくちゃいけない」
と思ったら、その強靭な意志の力で自分の気持ちを抑え込んでしまうんですよね。
そして、自分でも、
「もう、全部流しましたけど？だから全部すっきりしてますけど？」
ということにして、納得したことにしちゃうのです。
でも、ですね。
本当は、何も「すっきり」はしていないんですよね。
だからこそ、
旦那さんの無神経さも、子供の生意気な物言いも、同僚のちょっとした言動も、全然自分に理解を示してくれない母親も、
飽きることなく何度でも神経を逆なでしてくるのです。
そしてそのたびに、
「いや、私が気にし過ぎなだけだから。こんな下らないことは、もう流したはずのことだから」
と自分を無理やり納得させるのです。
本当の本当には、納得できていないのに。
そして、内心では納得できていない自分に気づきたくないので、そんな自分を自分からも隠そうと、涼しい顔をしてみたりして。
でもですね。
その出来事が「気になる」のって、
そこに自分にとっては大切な何かがあるから
なんですよね。
自分にとって本当にどうでも良いことなら、実際、気にならないのです。
いろんな事情を知らない他人からすれば、「気にし過ぎ」に見えることなのかもしれません。
でも、自分自身には、どうしても気になってしまう、大切な意味を持ったこと
なのです。
だいじょうぶです、私がまさに、
「道端の石ころよりくだらないこと」を執念深く気にしたり腹を立て、
そしてそれを「気にし過ぎ」と切り捨てられ、
またそれに内心激怒し、
でも表面的には「いいえ？全部流せてますけど？」みたいな風を取り繕い、
ということを繰り返してきました。
一つ一つのことをあなたにお話したら、それこそ
「そんなに？！気にし過ぎじゃない？？」
って言いたくなると思いますよ（笑）
でも、
ある時それをやめて、カウンセラーさんにも手伝ってもらいながら、心理学も学びながら、
それぞれを受け止め、昇華していくことにしたんですね。
同じような話を、「またこないだの話なんですけど」と、何度も何度も聞いてもらったこともあります。
そうやって、
「なぜ私の心はここにこんなにも反応するんだろう？この出来事は私にとってどんな風に大切なんだろう？」
ということを理解し、自分についての理解を深めていきました。
（カウンセラーって、これを飽きるほどやっている人でもあると思います。）
他人からは「気にし過ぎ」と一蹴されるようなことでも、
自分の心がそこに反応したなら、
それは、「自分にとっては大切なこと」を教えてくれる、大切なヒントです。
そして、なぜ、それが自分にとって大切なのか、どんな思いが隠れているのかを理解できると、
「なーんだ！それで私はこんなにこのことにこだわってきたのか！」
と、肩の力が抜けます。
そして、無理やり納得しようとしなくても、その出来事を心から笑い飛ばせるようになり、
同じ出来事が起こっても、そこに心が反応することもなくなります。
そこにあるのは、自由、です。
「気にし過ぎ」と言われるほどに気になってしまう、その事の、
あなたにとっての意味を、理解してあげませんか。
そうやって、自分が自分の一番の理解者になってあげませんか。
そうやって、「気にし過ぎ」てそのことに縛られる必要のない自分になりませんか。
あなたが自由になるお手伝い、させてくださいね！
いつも応援しています。
＊
閑話休題。
夕暮れのロマンチックな感じが好きです。
