変わりたい、のに、変われない、その理由

頭では、変わりたいと思っている。

そのためにいろいろ自己啓発などの勉強もして、努力もしている。

なのに、結局変われない。同じところをぐるぐるし続けている。

なんで変われないんだろう?

なんて思いを持っている方は、いらっしゃるでしょうか?

 

そこには本当にたくさんの事情や理由があり、根本的なところから方法論の問題まで、

そりゃーたくさんのことが語れます。

 

今回は、その一つ。

実は本当は「変わりたくない」と思っている?!

という、だいぶ根本的な面について。

 

「変わりたい」と思って努力しているのに、実は「変わりたくない」なんておかしな話ですが、

あるある、なんです。

 

ここにもいろんなケースが考えられます。

 

変わってしまったら、今までの人生が無駄になる気がする

つまり、それくらい今までの私を大切にしておきたい

つまり、実は今までの自分、状況も意外と好き

 

今のダメな自分、苦しい状況の方が、人から嫌われない気がする、居場所を確保できる気がする

つまり、変わっちゃったら、少なくとも今の居場所はなくなる気がする

新しい自分でも人から嫌われず居場所が持てるか分からないから、怖い

 

今のダメな自分、苦しい状況なら、それを誰か(主には親)のせいにしておける

そうやって相手を糾弾し続けることで、相手に意識を注ぎ続けられる

つまり、実はそれくらい相手のことが好き

また、誰か・何かのせいにしておけば、自分で責任を取らなくていいのでらくちん

 

…などなど、などなど。

 

これ、本来はセッションで丁寧にお話を掘り下げていって、初めて「そんなとこもあるかも…」と少しずつ見えてくるお話なので、

文字でさらっと読むと、いまいち「?」だったり、ちょっと「イタい」例もあったかと思います

「絶対違う!私はこんなにも変わりたいと思っているのに、人の気も知らないで!」

みたいな怒りとか抵抗感を感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

それも感じていいんですよ!そう感じるのも当然です。

そう感じるあなたの苦しさも良く分かります。

私自身も、こんな「イタた」な気づきでしょっちゅう悶絶してきましたよ。

 

こんな風に、ちょっと「イタい」こともあるのですが、

実は「変わらない」ことに何かしら「メリット」があったりするんですね。

なので、頭では「変わりたい」と思いながら、心では「変わらない」ことを無意識に選んでしまっていることも、結構あるのです。

無意識なので、当然頭では「いや、そんなはずはない!」と思うのですけれども。

 

ただ、この「メリット」が意識できるようになると、

「変わる」ことも「変わらない」ことも、もっと主体的に、自分で選べるようになります

で、自分で選べるようになると、ずっとするすると変わっていけるようになったり、

変わらない自分でOK!と思えるようにもなります。

どちらを決断しても、言い訳する必要がないので、心はとても軽やかでハッピーです。

 

なので、

もし「内心では変わりたくない」のだとしたら、変わらないことの私にとっての「メリット」って、何だろう?

ということを考えてみるのはとてもおすすめ☆

無理に自分を追い込んで考え込まなくても、この質問のアンテナを立てておくことで、ふとした時に気づきを得られたりもしますよ♪

 

それから、その「イタさ」がやっぱり切ないし苦しいし、でもやっぱり変わりたいんだけどな…というときは、

良かったら、お話聞かせてくださいね!

一つ一つ丁寧に、「変われない」を「変わる」に変えていきましょう♪

いつも、応援しています。

閑話休題。

鋭角な建物。