こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
私はいつも周りに気を遣って、
同僚がランチにここに行きたいと言えば、さも自分も同じ場所に行きたかったように振舞って、相手の満足を優先してあげるし、
お出かけの予定とかも、やっぱり同じように上手に合わせてあげるので、
周りからは好かれやすいし、「良い人」と思われているだろうと思う。
それに、全く楽しくないというわけでもなく、合わせつつもそこそこ楽しめたりもするから、
それで相手も満足してくれるなら、まぁ、それでもいいか、とも思う。
でも、
その相手が、同じように私にも気を遣って、大切に扱ってくれているか?というと、
あんまりそうも思えない。
どちらかと言うと、良いように扱われているような、大して気遣ってもらっていないような、軽く扱われているような、
そんな気は、実は内心している。
もうちょっと察してくれたっていいと思うんだけどな。
なんていう案件は、
察し上手で、相手にいかようにも合わせてあげられてしまう、とても器用な頑張り屋さんの皆さんには、
毎日のように起こっていることじゃないかと思います。
こんな時、です。
仮に、相手も同じようにこちらを気遣い、こちらの希望を優先してくれたら、
どんな気持ちになるでしょう?
確かに、嬉しい、んだけど、なんか申し訳ないような気がして、気が引けちゃう。
だったら、自分から相手の希望を優先してあげておいた方が、なんか気が楽。
なんてことは、ないでしょうか?
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、実は、
気遣いがとても上手で、相手にいつも合わせてあげている割に、自分の希望はいつも適当に扱われちゃう、なんかあまり大切にしてもらっている感じがしない
という時って、
自分自身が、自分の希望を、相手の希望ほどには大切なものとして扱っていない時
ということがあったりします。
自分の気持ち、自分の希望は、相手の気持ちや満足に比べたらちっぽけなものだから、
それを相手にも大切にしてもらうなんて、申し訳なくてできない。
言葉にしてみると、こんな感覚かもしれません。
つまり、
相手がこちらの気持ちを大切に扱ってくれているか以前に、自分が自分の気持ちを蔑ろにしているので、
周りも、自分がそうしているのと同じように、蔑ろにしてきているような気がするし(これを「投影」と言います)、
また、
周りの人も、あなたが自分を扱うその方法が、あなたの扱いとして「正しい」のだと思うので、それに倣った扱いをするようになる(ある意味「引き寄せる」)、
なんてことになったりするんですね。
と、いうことは。
この状態を抜けていくには、シンプルに言うと、
相手を大切にしてあげるのとまったく同じように、自分の気持ちも大切にしてあげましょう
ということになります。
すると、
自分が自分の希望を尊重しているように、周りも自分を尊重してくれている、と感じやすくなるし(やっぱり投影です)、
周りの人も、あなたが自分自身を大切に扱うその方法が、あなたに相応しい扱いだと理解して、そう扱ってくれやすくなります(やっぱりある意味引き寄せです)。
自分が自分を大切に扱うことの効果って、やっぱり大きいんですよねぇ。
ただ、
そりゃー敏感に相手の気持ちを察して合わせてあげられちゃうような方って、それがクセになっているので、
いざ、「自分の気持ち」を大切にしようとしても、自分が何を希望しているのか分からない
ということが、結構あります。
なので、
分からない自分の気持ちについてまたぐるぐる考え込むより、
呼吸するくらい自然に察することができちゃう相手の気持ちに合わせておく方が、よっぽど楽。
そうしておけば、下手に意見が対立することもないし。
だから、つい、そうしちゃう。
ということも多いんですね。
そんな時は、
一気に「これが私の気持ちです!」というビンゴな答えに行きつこうとするのではなく、
「今まで、ある意味黙らせてきちゃった私の気持ちって、どんなものだったのかな?」
と、自分に問いを投げかけてみる、くらいが良いかもしれません。
すぐには出てこないかもしれませんが、いろんな場面で気長に続けてみると、
「あ、実は私はこんなことを希望していたのかも」
なんてことが分かるようになっていったりします。
そしてそれを、少しずつ実現してあげてみるんですね。
それができてくると、とても暖かい自己価値感がじわ~っと満ちてくるのが分かると思います♪
そうやって、少しずつ、
私も大切に扱われていい存在である
ことを腑に落としていけると良いですね♡
ちなみに、セッションでも、
「なんか私だけ蔑ろになってる気がして悲しいんです」
といったお話はよくお聞きします。
今日の記事のようなアドバイスが当てはまることもありますし、
個別の事情や場面などに応じて、また全く別の視点から突破口が見つかることも良くあります。
「私の場合は、どうなんだろう?」
そう思われたら、良かったらお話聞かせてくださいね!
ご一緒に、あなたの答えを見つけていきましょう。
いつも応援しています。
*
閑話休題。
ひたすらかわいい車。