
平均的で普通に出世欲もなく働いてきましたが、
上から目線の年下男性同僚との関わりの中で、
自分が部署を守ってきたのに!という自負にも気づき、
自分の中の矛盾でしんどくなっています。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコです。
本来の能力より出力を抑えて「普通」にしてきたことが、
今ほころんできているのかもしれません。
◆ご相談:「職場でどうしたらいいかわかりません。」
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
職場でどうしたらいいかわかりません。
うまく伝えられないんですが、悩みを聞いてほしいです。
自分の困った内面について改善したいです。私は子どもの頃から向上心が少なく、わりと平均であればいいと思ってきました。特技もなく、成績も普通くらいでした。仕事でも出世欲もなく十数年きました。案の定それなりの位置です。
特に仕事にやりがいは求めてなく、ただ生きる為にお金が入ればいい、土日祝は休みがいいという選択基準。だからか周りや、これまでの上司との面談でも必ず言われるのは「自己評価が低い」とよく言われます。
事務職なのもあり、与えられた事はしますが、自らやりましょうか?と前にでて目立つのは嫌いです。でもなぜか変な責任感発動して主張してしまう時はあります。これまでは歳が近い女性と仕事をしてきて、さぼる人でそれを言えず我慢したり、女性特有のマウントを取られたり散々でした。今となればそれを周りもわかっていて私を守ってくれる人もいたので、案外居心地がよかったのかもしれません。
数年前その人が異動になり、私1人で業務をこなす期間があり大変でした。また上司が定年を迎え、その後継として私にどう?と言ってくれる人もいましたが自信の低さが発動。「私なんて」となりました。
それならと今年新たに元営業の年下男性が私と同じ仕事をする事になりました。
ゆくゆくは上司の後任にというポジで。
初めはラッキーと思ってたがここで問題発生。
元々その男性が鼻につく言動があったりするからか…上から目線という感じがあるというか…も一つ上の上司と面談で不満を話すと、「じゃ後任受けとけばよかったのに。
そりゃ今から後輩がどんどん抜いていったりするからしんどいよ」と言われ、そういう自信ない気持ちもわかるから頑張るか、このままでいいと割り切るかと言われてしまいました。
私は後任を断りましたが、どこかでずっと私がこの部署を守ってきた!という気持ちがあり、内心「私」と思っているんだと思います。でもやりたくはないのも本音で、別に上になりたくない、責任をとるのも嫌と矛盾してると自覚しています。この心の葛藤で会社に行くのが嫌になってます。どうにか良くしていく道筋が心理学からみてあるとするなら、教えていただきたいと思いました。
(ニコさん)
ニコさん、こんにちは。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコと申します。
ニコさんは、出世欲もなく、それなりの位置で働いてこられたとのことですが、
それでも同時に、ここまでとても真摯にお仕事に向き合い、部署を大切にしてこられたんだろうなと思います。
だからこその、今回の葛藤のご相談ですよね。
では、どうしたらニコさんが矛盾した思いを解消していけるか、ご一緒に考えてまいりましょう。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆ニコさんは、本当に「平均」で「普通」なのでしょうか?
もともとニコさんは、向上心や出世欲もないとのことですが、
上から目線の年下同僚男性との関りから、
実は心の中には、「ずっと私がこの部署を守ってきた!」という自負があることにも気づかれた、とのこと。
そこで、
上にも立ちたくない、責任も取りたくない、そこそこでいい、という思いと、
でも実は内心「私」と思っている、という矛盾した思いから、会社に行くのが嫌になってしまった、
とのことで、これは確かに身動きが取れず、もどかしそうですね(涙)
これはぜひ解消したい!わけですが、私はまず、ここ↓に注目したいと思いました。
私は子どもの頃から向上心が少なく、わりと平均であればいいと思ってきました。特技もなく、成績も普通くらいでした。
ニコさんはずっと、「平均」で「普通」だったとのことなのですが、
ニコさんの実際の能力は、本当にごく平均的で普通な感じだったのかな?
なんてちょっと思ってみたのですね。
成績表などに現れていた「結果」は、平均的で普通なところだったのかなと思うのですが、
それって、ニコさんの本当の能力だったのかな?
実は、本当は平均以上の高い能力をお持ちのところ、(もしかすると無意識に)ごく普通のところで出力を調整したりしていなかったかな?
なんて思ってみたのです。
というのは、こんなふうに↓書いてくださいましたけれども、
これまでの上司との面談でも必ず言われるのは「自己評価が低い」とよく言われます。
これ、上司さんは、ニコさんをとても高く評価してくださっているということですよね。
ニコさんご自身は、前に出て目立つのは嫌いで、出世欲もなくそれなりの位置でお仕事をしてこられたという意識かと思うのですが、
上司さんには、ニコさんの能力やお仕事の質の高さがちゃんと見えているのでは?
だからこそ、定年を迎えられた上司さんの後任にも推されたのでは?
なんて思ったりするのです。
そう考えると、
「平均」で「普通」というニコさんの自己評価は、ニコさんご自身がそういうことにしてきただけで、
ニコさんの本当の能力からすれば、ちょっと(だいぶ?)過小評価なのかも?
ニコさんは、ご自身をちっぽけに見て、もしかすると出力もそれなりのところに抑えていらっしゃるのかも?
(でも結局、上司さんなど周りには、ちゃんとその能力が見えちゃうのかも?)
なんてふうにも、思えてくるのです。
◆なぜご自身をそんなに小さく見ているのでしょう?
では、なぜニコさんは、ご自身をそんなに過小評価し、出力も抑えているのでしょう?
そこにはおそらく、書いてくださったような、
- 前にでて目立つのは嫌い
- 別に上になりたくない
- 責任をとるのも嫌
などの感覚があるのかなぁ、と想像します。
ご自身の本来の能力をそのまま認めて発揮してしまったら、
前に出て目立ってしまうし、人の上に立ってしまうし、責任を取ることになってしまうし、周りに対して影響力を持ってしまう。
でもそれはいや、なので、私はこんなに平均的で普通でそれなりの人です、ということにしている感じなのかなぁ、と。
つまり、実は、
ニコさんご自身が、本当に平均で普通でそれなりの人だから、自信がなくて「私なんて」となってしまう、というよりは、
本来の能力を発揮して影響力を持ってしまうのが怖いから、「私は平均で普通な感じの人」とご自身を過小評価し、出力も控えめにし、自信も持たずにいる方が便利なのかも?
ということ、なのです。
(意外かもしれませんが、「自信のなさ」って、こんなふうに無意識に便利に使っちゃう、ということを私たちはやっていたりします。)
実際、「ずっと私がこの部署を守ってきた!」という自負もありますし、
本当にまったく1ミリも自信がない、わけでもなかったり、するかな?なんて思ったりもしますが、
そう言われると、どんな気分になるでしょう?
◆無理なく少しずつ矛盾を小さくしていく。
つまり、ニコさんの、
「上にも立ちたくない、責任も取りたくない、そこそこでいい、
でも、実は内心『私』と思っている」
という葛藤は、
「自分の本当の力を発揮して影響力を持ってしまうのは怖いし困る、
でも、本当はもっと発揮できるものも自分の中にある気も、うっすらしている」
という葛藤でもあるのかな、と想像します。
ご自身の中にあるその葛藤が、職場の年下男性とのコミュニケーションによってあぶりだされたような感じかもしれません。
では、どうやってそこから抜けていきましょう?というお話ですが、
ひとまず後任の件は断ったとのことで、いきなり影響力やリーダーシップを発揮しなければならないスパルタな感じにはならなそうですよね。
なのでそこは、「やれやれ」とシンプルに安心しておきましょう。
それは全然悪いことではありません。
そしてその上で、今のポジションで、実は今までちょっと控えめにしてきたかもしれない出力を、
もう少し、ニコさん本来の力に近づけてみるのはどうでしょう?
これも、何も急にモーレツ社員みたいになりましょう、なんてお話ではありません。
それはきっと本来のニコさんらしい姿ではないでしょう。
そうではなく、
今までは「まぁ私はこれくらいでいいから」と、「平均」で「普通」な感じにしていたのだとしたら、
本来の私って、実はこのくらいできる人・やっちゃう人だったのかな?これくらいならどうかな?みたいにして、
いろいろ試しながら探ってみる感じです。
そうすると、
内心「私」と思っているその感覚を満たしていって、ご自身の中にある矛盾を無理なく少しずつ減らしていけるのでは?
なんて思ったのですが、いかがでしょう?
ちなみに、そうしていくと、
結果として、年下男性同僚さんの上から目線が気にならなくなったり(なぜか上から目線ではなくなったり)、
上司さんの後任にはならないまでも、お仕事の仕方やレベルが変わってきたり、
ということも考えられます。
上から目線て、自分が自分を、本来の姿よりもちっぽけに小さく見せている時に起こることが多いのです。
なので、ニコさんが本来の力を発揮すれば、こういうことも解消することが多いのですよね。
◆実は、「セクシュアリティ」のお話でもあるかも。
そして、これはもう全然蛇足なのですが、
今回のご相談は、ちょっと視野を広げると「セクシュアリティ」のお話として読むこともできるかと思います。
「自分の本当の力を発揮して影響力を持ってしまうのは怖いし困る、
でも、本当はもっと発揮できるものも自分の中にある気も、うっすらしている」
という上記の葛藤は、
「自分の本当のエネルギー/セクシュアリティを開いて、魅力満開になって目立ってしまうのは怖いし困る、
でも、本当の私はこんなもんじゃなくて、ずっといい女だということにも、うっすら気づいている」
みたいに読み替えることもできるように思うのです。
どこかに、そんな不完全燃焼感はあったりするでしょうか?
だとすると、今回のご相談はあくまで職場で感じる葛藤についてでしたが、
解決の方法は、本来の力を発揮するだけでなく、女性として・人としての魅力をもっと開いていく、という方向性も、意外とありかも?
そんな方向性でも取り組んでみると、意外と職場での葛藤の感じ方や、お仕事の仕方にも素敵な変化があるかも?
もちろん、人としても女性としてももっと魅力的で素敵な人になれて、日々をさらに楽しく豊かにしていけるかも?
なんて、いろいろ想像してみたのですが、いかがでしょう?
そして実は、以前の女性同僚さんのマウントというのも、
自分が自分を、本来の姿よりもちっぽけに、魅力を小さく見せている時に起こることが多いのですよね。
なので、ニコさんが本来の魅力を開いていけば、マウントにも遭わなくなることが多いのです。
なので、実はこれまた意外と「あり」な路線かも?しれません。
◆とっても応援しています♡
そんなわけで、いろいろ想像しながらお話を進めてきましたが、
どこかしら、お役に立てた部分はあったでしょうか?
今回のご相談は、ニコさんが真摯にお仕事に取り組み、部署を守ってこられたからこその葛藤でもありますよね。
なので、葛藤を感じるということ自体、実は素晴らしいことだと思うのですね。
なので、ぜひそこはご自身をたくさん褒めてあげつつ、
ニコさんがこれから、より快適なお仕事の仕方を見つけられますように(そしてより魅力的なあり方を見つけられますように)、心より応援しております。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
ではでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(私のセッションは、体験もしていただけます。)
◆今日の一枚。

秋の夕暮れ。

