変化の流れには、ただ「乗る」べし

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

(2021年12月のメルマガ配信記事です。)

 

11月末に引っ越しをしまして、その間に2回ほど軽くぎっくり腰を嗜みつつ(笑)、無事何とか落ち着きました。

 

でもまだ段ボールが残っているし、壁のペンキも塗り残しがあるし(オランダでは自分で壁のペンキ塗りすることが良くあります)、

キッチン周りに上の階からの漏水があって、それが直るまで設置できない家電が残ってるし、

山のような洗濯物をやっつけるぞ!と思ったら、洗濯機が動かないことがさっき判明したし、

ぜーんぜん落ち着きません☆

 

でも、記事を書くことは私にとっての「セラピー」の一つでもあり、

日常のリズムをこうして少しずつ取り戻しつつ、また新しく作っていこうと思います。

 

今回の引っ越しは、私にとってはいろんな意味でとても大きな意味を持ちます。

ここに至るまでにもそりゃーたくさんの葛藤があり、

今もその葛藤を整理しつつ変化を受け入れつつ過ごしていますが、

今日は、そんな中で考えていたことを一つ書こうかなと思いました。

 

それは、

変化の流れには、ただ「乗る」べし

ということです。

 

この引っ越しは、もう何年も前から話が出ていました。

でも、私が、いろんな理由から超・全力で抵抗していたのですね。

 

ところが、この春から夏にかけて、何だかいろんな状況が、引っ越しに向かって進み始めました。

 

自分でも

あれっ?いつの間に?なんでこんなことに?

と思うくらいだったのです。

「変化」って、起こる時は自分でも知らないうちに、状況が勝手にそこに向かっていく

みたいなことが結構あるんですよね。

 

そして、もう一つ最後に笑ってしまったことがありました。

 

オランダでは、引っ越しなどで不要になった家具を売り買いする文化が根付いていまして、私たちもいくつか売りに出したんですね。

で、そこそこイイ感じに売れていき、その時点でもだいぶラッキーな方だったと思うのですが、

洗濯機だけが、最後まで売れ残っていました。

 

洗濯機って、下手すると80kgくらいあって、すっごく重いですよね。

で、特にアムステルダムの典型的なアパートメントって、エレベーターがなく、階段が狭いのです。

できれば搬出のために機材をレンタルするとかは避けたかったので、

引っ越し当日までに売れなければ、この重い洗濯機も人力で狭い階段を運び出すことになります。

いや、無理。どうしよう。

と、だいぶ焦っていました。

 

ところが。

正式な引っ越しのまさに前日、次に入居する人から一通のメールが。

「実は、今まで使っていた洗濯機が、今日壊れてしまったの。あなたの洗濯機、もう売れてしまったかしら?まだ売れてなければ、買い取りたいんだけど」

 

?!?!?!?!?!

一番重くて厄介な洗濯機も、最後の最後に、売れちゃった!

しかも、引き取りに来てもらう必要もなく、この場に残しておける!

思わず「ぃやったーーーーー!!」と歓喜の雄たけびを上げてしまったのでした笑

 

「変化」って、抵抗せずその流れに身を任せていると、ちゃーんと良いように流れていくもの

それを、改めて身を持って体験したのでした。

 

そんな風に、

気づけば何やら変化の只中にいて、知らないうちにいろんな状況が勝手に解決していった感じではありました。

 

が、

同時にもちろん心の中では、「怖さ」が満々で、

本当にこれで良いのだろうか?

私はいったい何をやっているんだろう?

と、毎日のように揺れ動き、止まらないジェットコースターに乗っているようでもありました。

 

ただ、その中で気を付けていたことがあります。

それは、

怖がっている自分を自覚し、その「怖さ」を自分が受け止める

無理やりその流れを変えようとせず、ただ身を任せる

ということでした。

 

これで良いんだろうか?間違っているんじゃないか?

というのは、変化を怖れる「怖さ」からの声であることが多いです。

そして、あまりにも「怖い」ので、その声がどんどん説得力を持っているように感じられ、

「いや、やっぱりダメだよ!」と、半ばパニクった状態で、変化の流れを自らぶち壊してしまうこともあります。

 

そうやって、

その変化の先にある新しいステージに行くチャンスを、自らの手で捨ててしまうんですね。

とても、もったいない、のです。

 

なので、こんな時の鉄則は、

変化の流れに、ただ「乗る」。

 

怖くていいのです。

怖いまま、その流れに身を任せ、ただ、乗っておく、んですね。

すると、自分で無理やり頑張らなくても、新しい扉が一つ一つ開いていきます。

そうやって、次に進んで行くことができるのです。

 

…なんていうことを書きつつ、

そっかぁ、私、少なくともここまでのところは、結構上手に乗りこなしてきてるじゃんね!えらいえらい!

と、嬉しくなっている自分がいます(笑

自分褒め、大事。

 

今も、葛藤もたくさんあるし、いろんな抵抗感もあります。

これから、新たな葛藤のネタもまた自分で見つけてくるでしょう。

でも、それらも全部、この大きな流れが怖いために、自分で演出していること、なんですよね。

 

ならば、

そんな怖がりな自分を、まるっと受け止めてあげようじゃありませんか。

受け止めながら、その変化の流れに乗って、人生を次に進めていこうじゃありませんか。

 

あなたは今、どんな変化の中にいるでしょうか?

 

怖いな怖いなと思いながら、いろんな葛藤や抵抗を感じながらも、

その自分をそのまま受け入れ、その流れに身を任せてみる。

そうやって、自分の怖さや葛藤や抵抗を自分で受け止められる成熟さを身に着けながら

自分のステージを上げていきましょう。

いつでも、お手伝いさせてくださいね!

閑話休題。

夜歩きが好き。