ある時突然友達から「切られた」ら、
そのショックが何年も続いてしまうことがあります。
そんな時の考え方について書いています。
こんにちは、オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
自分迷子な大人女子さんが、本気で人生を取り戻すお手伝いをします。
「突然嫌われたショックから抜け出せない」
今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
(ちなみに、後日ご本人様よりこの記事へのご感想をいただきました。この記事の文末にリンクがあります♡)
突然嫌われたショックから抜け出せない
高校時代からの友達に大学に入ってから嫌われたことがあり、いまだにそのショックを引きずっています。最後に会ったときは笑顔で別れたのに、気づいたらメールを受信拒否され、SNSも私だけ承認されなくなりました。なぜそこまで嫌われたのかわかりません。
心当たりとしては、高校時代は真面目だった私が大学に入って荒んで水商売や夜遊びを始めたときだったので、そのときの私の変わり様が嫌だったのかなあと思っています。それとも私が何か不快な思いをさせてしまったのか…
一方で、私はその子たちに趣味や価値観をバカにされてたことに気づきました。そのわりに私を切った後にその子たちも水商売を始めたり、私が読んでた本を愛読してたり、私が昔好きだった人と結婚したりと「あんなにバカにしてたのに私と同じことしてない????」と解せない点も多々あります。
ならもう気にしなくていいじゃんと思うのですが、いまだに彼女たちと遊ぶ夢を頻繁に見るんです。ああ、この子たちとまた仲良くなれてよかった、うれしい、と思う夢です。もう何年も経つのに突然嫌われたショックが癒えてないのかなと思います。
「あの時どうして嫌われたんだろう」という気持ちをどのように昇華していったらいいのでしょうか。
(ゆうこさん)
ゆうこさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
仲良しで大好きなお友達だったんですね。
突然嫌われたショックは、そりゃー大きかっただろうと想像します。
今もショックと混乱を感じているゆうこさんの心を整理するために、私の見方をお話しますね。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
本当に、「嫌われた」の?
さて、しょっぱなから、前提を覆すような質問なのですが、
ゆうこさんは、本当に「嫌われた」んでしょうか?
>私を切った後にその子たちも水商売を始めたり、
>私が読んでた本を愛読してたり、
>私が昔好きだった人と結婚したり
ということは、お友達はゆうこさんを真似してるんですよね。
真似したということは、
「いいなー、私もゆうこさんのようになりたい」
と思われていたということです。
つまり、お友達は、
実はゆうこさんの姿に、魅力を感じて羨ましく思い、憧れさえ持っていたかも?
と思うのですね。
じゃ、なんで「切られた」の?
ゆうこさん、高校時代は真面目だったとのことですね。
その、真面目(で、素朴?)な高校生だったゆうこさんが、大学に入ってから、水商売や夜遊びを始めたわけです。
それはある意味、お友達に先駆けて、
大人デビュー☆
した感じだったかもしれません。
するとその姿は、
まだ高校生っぽさが抜け切っていなかったかもしれないお友達の目には、むしろ眩しく映り、
お友達は、
先を越された!一抜けされた!
のような悔しささえ感じたかもしれません。
それが、「切る」ことにつながったのでは?なんて思うんですね。
こんな時、
「切る」んじゃなくて、例えば、
「どうしたらゆうこさんみたいになれるの?」みたいに素直に聞いてくれれば良いのですが、
嫉妬心とか悔しさが先に立つと、なかなかそうはできないことも多いものです。
>私はその子たちに趣味や価値観をバカにされてたことに気づきました。
と書いてくださいましたが、
これも、素直に「いいな~」という気持ちを表現できず、
嫉妬や悔しさから「バカにする」という表現になったのではないかな、
と思ったりします(ほんとに良くあるんですよ、そういうこと)。
つまり、
ゆうこさんが何か「悪い」ことをしたから「嫌われた」のではなく、
お友達が、ゆうこさんの「素敵な変貌ぶり」について行けず「嫉妬した」。
今回ゆうこさんが経験された一件は、そんな、
一足先に大人の階段を上ってしまったゆうこさんと、
それに後れを取って素直な反応ができなかったお友達の、
すれ違い
の物語だったんじゃないかな?と思いました。
どうやって気持ちを昇華する?
仲良しだったお友達から突然嫌われたショックは、本当に大きいだろうと思います。
それが今も癒えず、何度も仲直りする夢を見るほど残っているんですものね。
ゆうこさん、お友達をとても大切に思っていらっしゃったんですね。
その「ショック」がそれほど長引くのって、
もちろん大切なお友達だったから、というのもあるのですが、
もう一つ、
「私が実際悪いことをしたなら、ちゃんと謝れば仲直りできるかもしれない
(でも、何が悪かったのかも分からない)」
という状態だからかなと思います。
分からないので、自分の中に「非」を見つけようと、ぐるぐる考え続け、
ショックが長引いてしまうんですね。
でも、ここまで読んでいただいてお分かりかと思うのですが、
お友達が勝手に嫉妬して、勝手に悔しくなって、勝手に離れていった、ということなので、
お友達に対してゆうこさんができることって、残念ながら、あまりないだろうなと思うのです。
気持ちを昇華する、という意味では、
まず最初に、そのことを知っていただくと良いんじゃないかなと思います。
致し方なかった、のだと思います。
では、これからの気持ちの持ち方は?
私たちは、それぞれのペースで、それぞれの人生のステージを上っていきます。
なので、
たとえ仲良くしていた間柄でも、次のステージがやって来るのが周りより早かったり遅かったり、
次のステージへの歩幅が周りより大きかったり小さかったり、
ということは、これからもたくさんあります。
その時、ペースや歩幅がどうもうまくかみ合わなくて、疎遠になる人も出てきます。
ゆうこさんのご相談は、まさにその一例でしたね。
それでも、またご縁がある人は、人生のどこかでご縁がつながります。
もちろん、もう繋がらない人もいますけれども。
ただ、それは、その時にならないと分かりません。
コントロールもできません。
なので、それはその時の流れやご縁にお任せします。
今回のご相談で言えば、お友達はお友達で、それぞれのペースや歩幅で前に進んでいることを尊重してあげます。
そして、ゆうこさんご自身は、ご自分の「今」の人生に集中する、
ということに尽きるんじゃないかしら、なんて思っています。
自分の「今」の人生に集中する、というのは、
今、自分がやるべきこと、やりたいことに集中する、とか、
今、自分が一番「ありたい姿」に誠実であること、とか、
そういうことですね。
そうしていると、
その時のゆうこさんに素直に魅力を感じ、
その時のゆうこさんと時間を共有したいと思ってくれる方とのご縁が、
自然にできてくるものです。
そのご縁を、誠実に、心から楽しんでみる。
ゆうこさんの、今とこれからの心の持ち方として、
そんなところをご提案したいなと思ったのでした。
(あ、あと、
「お友達には私はそんなに素敵に見えてたのかー!」
ということを受け取るのもめっちゃ大事です♡)
ただもちろん、
確かに理解はできるけど、やっぱり寂しいものは寂しい!理不尽なものは理不尽!みたいな、
吐き出してしまいたい感情が残っていたり、
何か、前に進む上で、困ったことがあったり邪魔することがあったりしたら、
私たちカウンセラーは、そんなところを超喜んでお手伝いさせていただきます♡
よかったら、いつでもお話聞かせてくださいね!
ゆうこさんが、お友達との思い出も慈しみながら、
ご自分の「今」をさらに充実させ、素敵な人たちとの素敵なご縁を楽しめますよう、
心から応援しております。
お読みいただきありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(追記)この記事に、ご本人様よりご感想をいただきました!ありがとうございます♡
この記事へのご感想をご本人様よりいただきました。
掲載のご快諾をいただき、こちらの記事↓でそのご感想もご紹介&お返事しております。
今日の一枚。
びっしり。