思い悩むのをやめて、前向きになりたいです。~ココロノマルシェのご相談

過去のできごとを反省して前を向こうとしても、
私だけが悪いのかな、と思い悩んでしまい、
前向きな態度に変えられません。

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。

自分の悪いところだけを認めようとするよりも、
自分にも相手にも何かしら「理由」があった、と、
「理解」し「許し」てみるのはどうでしょう?

 

ご相談:「思い悩むのをやめて、前向きになるには」

思い悩むのをやめて、前向きになるには

よろしくお願いします。

物事がうまくいかなかったり、人の言動にネガティブな感情を抱いて揉めたり、揉めなくても違和感がずっと残ることが多くて、昨年から自分に向き合い続けて、少しずつ私の問題に気がつくようになってきたのですが、

にも関わらず、私の態度が相手を傷つけたから暴言を言ったことが理解できても、その言葉が脳裏に焼きついてしまってるのか何度も思い出して、その言葉に乗っ取られる感じになったり、とても悲しくなって動けなくなったりします。
また、当時の私なりに相手の話に耳を傾けたり、コミニュケーションをとったり、力になりたいと思って頑張ってた(つもり、かもしれない。。)ので、私は相手を傷つけるつもりはなかった、怒らせるつもりはなかった、と擁護したくなったり、私だけが悪いのかなぁと、ずっと思い悩んでしまったりで、

”これからはこうしていこう”といった、前向きな態度に変えられず困っています。絶えず、自分責めか、無価値観に悩んだり、相手を非難する思考になったり、正解不正解をつけようとしている気がします。

成長がずっと止まってて、知恵も能力も小学4年生な感じがします。

どの様にしたら、素直に自分の悪いところを受け入れて、前向きに変えていこうという心持ちになりますでしょうか。

(マーニーさん)

 

マーニーさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

マーニーさんは、

今までのいろんなできごとや記憶に区切りをつけて、

”これからはこうしていこう”という前向きな態度に変えようと、

自分に向き合うなどたくさん努力しているけれど、

なんとなく納得いかない思いも残っていて、なかなか気持ちが前向きになれない、

とのこと。

 

出口が見えない感じが苦しそうですね。

 

私からのお返事では、そんなマーニーさんが無理なく前を向けるようになるには?ということで、

  • すごく頑張って反省したり自分に向き合っているご自身を労わってあげつつ、
  • 当時の自分と相手を「許す」ことで、心が前を向けるようにすること、
  • そのためにも、当時の記憶や感情を整理して手放すこと、
  • そうやって、小学4年生で止まった(?)心の時計を前に進めてあげること、

を考えながらお返事しました。

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

ご自身をめっちゃ労わってあげてほしいです。

まず、マーニーさん、ここまでずっと、

自分の悪かったところに真摯に向き合い、たくさん反省して、がんばって納得して、

前を向こうと努力してこられていますよね。

マーニーさん、優しい頑張り屋さんですね。

 

そして、たぶん、だいぶ頑張っていらっしゃって、ちょっと疲れもあるのかも?

と思うんですよね。

 

なので、ご相談の趣旨とは一瞬ずれちゃうんですが、

まずは、そんなご自身をめっちゃいたわってあげてほしいな、

労わってねぎらってあげつつ、その上で、この後のお返事の内容も考えてみてほしいな、

なんて思いながら、このお返事を書き進めてみます。

 

当時の自分と相手を「許す」。

で、改めて、ご相談について考えていきましょう。

 

マーニーさんからのご相談は、

どの様にしたら、素直に自分の悪いところを受け入れて、前向きに変えていこうという心持ちになりますでしょうか。

ということでした。

 

これ、私は、

「自分の悪いところを受け入れる」=「自分(だけ)が悪かった」ということを受け入れる、だと、

やっぱり苦しいし、難しくなっちゃうんじゃないかと思うのですよね。

 

だって、やっぱり納得いかないですもの。

 

納得いかないからこそ、

「自分責めか、無価値観に悩んだり、相手を非難する思考になったり、正解不正解」の思考の渦にはまってしまい、

なかなか前向きに変えることができなくなってしまうのではないかと思います。

 

では、どうすれば?ですね。

 

私が思うのは、

「あの時、私も最善を尽くしていたし、相手も最善を尽くしていたし、お互いすごく頑張ってた。

残念ながら、お互いの努力はすれ違ってしまったけれど、

あの時は、あれ以上お互いできることはなかった。」

みたいに、

 

当時の自分と相手を平等に許してあげること、

じゃないかな、と思います。

 

人間関係において、どちらかが一方的に100%悪い、ということはまずありません。

 

というか、「悪い」という言葉自体にも、ちょっと語弊があるかも。

何かのできごとの背景には、それぞれの人にそれぞれの人の「理由」があるだけ、

ですのでね。

 

なので、

私には私の理由があった、相手には相手の理由があった、

お互いに、自分が考える努力をしたけれど、結果として、あの時はこうなった、

と、自分と相手の努力を承認し、二人ともを許してあげることで、

マーニーさんも前を向きやすくなるのではないかと思うのですね。

 

暴言を言われた当時の記憶や感情を、客観的に整理して手放す。

同時に、

相手の言葉が脳裏に焼き付いていて何度も思い出して、その言葉に乗っ取られる感じになったり、

とても悲しくなって動けなくなったり、ということで、

当時の記憶がずいぶんと今にも影響しているようにお見受けします。

 

相当強い言葉を投げられたのでしょうか、

すごく強烈に残ってしまうほどのインパクトだったのですね。

 

その言葉が、前向きになることを邪魔しているという面も、だいぶあるように思われまして、

これはやはり、整理して手放していけると良いんじゃないかなと思います。

 

整理する、というのは、例えば、

「もしかすると、そこにはお互いこんな誤解があったのかも?」とか、

「それでこんな成り行きになってしまったのかも?」のように、

自分ではなかなか分からないような客観的な視点を持って、記憶をおさらいし直し、

そのできごとが起こった本当の理由や、そのできごとの本当の意味を知っていくんですね。

 

それができればできるほど、

「そうかぁ、それじゃ、本当に仕方なかったのかもしれないな、

私も実際そこまで悪くなかったし、相手にも相手なりの事情があったんだね」

みたいに、自然と理解できるようになって、

相手から言われた暴言によるダメージもずいぶん小さくなる(手放していける)と思います。

 

すると、上で書いたような、

自分も相手も、平等に許し、前を向く、

ということも、さらにやりやすくなると思うのです。

 

ちなみにこれは、

だいぶ強く心に刻まれた記憶のようなので、

セッションで聞かせていただくのが早いんじゃないかなぁ、ご検討いただけたら良いなぁ、

と思っておりますが、

 

自分でやる場合は、

紙に、当時の思いをとにかく書き殴るという鉄板の方法もありますね。

 

(ただ、相手の言葉に乗っ取られる感じがするほどの強い記憶なので、

自分でやるのはやっぱりちょっと負担が大きい気は、します。

良かったらぜひカウンセラーを頼ってくださいね。)

 

そんな風にして、

マーニーさんをがんじがらめにしている当時の記憶の鎖を、とにかく緩める、

ということができると良いな、と思うのでした。

 

小学校4年の時に心の時計が止まった?

ちなみに、

成長がずっと止まってて、知恵も能力も小学4年生な感じがします。

と書いてくださいましたけども、

 

脳裏に焼き付き、今も乗っ取られるような言葉をぶつけられたのは、小学4年生の時だったのでしょうか?

それとも、なかなか前向きな態度に変えられないご自身の状態を、

「(まだまだ子供っぽいところが多い)小学4年生」みたいに感じているのでしょうか?

 

成長がずっと止まっているように感じるのは、

やはり、そこに何かしらの強い記憶や感情が残っていて、

そこに関わる心の一部分が、心の時計を止めてしまったようになっていることが多いです。

 

(もちろん、

心が全部そこで時計を止めるわけではなく、心の一部が前に進まなくなっているだけなので、

他の部分はちゃんと時間を進めて大人になっているんですけどね。)

 

なのでこれも、

その感覚のルーツを探りながら、時計を止めることになった原因を見つけて、

そこにある記憶や感情を整理したり手放したり、ということをやっていくと、

止まった時計を進めることができるようになり、

ご自身の中でのちぐはぐ感も減らしていけると思います。

 

(ちなみに、

ご自身では「成長がずっと止まってて、知恵も能力も小学4年生」のように感じていらっしゃいますが、

私は、こうしてご自身の状態をとても的確に言語化できる「賢さ」や、

当時の相手とのやり取りを、客観的に冷静に分析・判断できる「能力」や、

前を向く意欲を持って、人に相談することのできる「成熟性」をお持ちのマーニーさんは、

知恵も能力も立派な大人、だと思いますよ!)

 

とっても応援しています♡

というわけで、

とっても頑張り屋さんのマーニーさんが、

気持ちに整理と区切りをつけ、自然と前を向いて進んで行けますように、

応援を込めながらお返事させていただきました。

 

最初にも書きましたが、

まずはぜひ、ここまでめっちゃ頑張ってきたご自身を労わってあげつつ、

できることを一つずつやっていきましょう。

 

記憶や感情を整理し、手放し、「許し」を目指していくことなど、

お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

街と電車とチューリップ。

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