「お母さんの母親役」って、もしかするとあまりピンとこない表現かもしれません。
例えば、皆さんの中には、
- 精神的に弱いところのあるお母さんの期待に応えようといつも頑張っていた
- ヒステリックなところのあるお母さんの機嫌を損ねないように顔色を伺っていた
- お母さんの感情を敏感に感じ取って、いつも先回りして行動していた
など、お母さんを精神的に背負ってこられた方も多いのではないでしょうか?
これは、心理学的には、子供がお母さんの面倒を見て、お母さんの母親役をやっている、と見るんですね。
ということは、恐らく私のメルマガを読んでくださっている頑張り屋さんの皆さんは、ほとんど全員、「お母さんの母親役」をやってこられたんじゃないかと思います。
こんな風に、子供時代に「お母さんの母親役」をしていた場合。
当然ながら、「子供らしい子供時代」を過ごすことはどうしても難しくなります。
本来なら無邪気に何も考えない子供でいられたはずの時間を、神経を張り巡らせてお母さんの母親になってあげていたわけですからね。
するとどうしても、
- 本当はもっと甘えたかったあの時の気持ち
- 本当は知ってほしかった寂しさ
- 本当は欲しかった、無条件に愛されている感覚
など、子供時代に満たしたかったけれど、満たされなかった思いが残ります。
でも、頑張り屋さんの皆さんは、「満たされなかった」と不満を言うこともまた、自分に禁止することが多いですよね。
「だって、そんなことを言ったら、いつも一生懸命だったお母さんに申し訳ないから」
ここでもまた、お母さんの母親役をやってあげているのです。
…本当に、どれだけ健気で可愛い人種なんですか、もー!!!
でも。
この「満たされなかった思い」や、母親役をやっていた時に身に付けた行動パターンは、大人になってからもいろんなところに影響します。
- パートナーシップ(恋愛・結婚)で、相手に子供っぽいニーズをぶつけて重たい人になってしまったり、
- 自分の気持ちを押し殺して人付き合いするので、都合の良い人扱いされることが多かったり、
- 自分の存在価値が分からず、いつも不安を感じてハードワークを続けてしまったり、
まぁとにかく、今のあり方の原型になっているのが、子供の頃の親(特に母親)と自分の関係ですから、ありとあらゆるところに影響があるのです。
実は、既にうっすら気付いていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今ご案内している【母親との葛藤を手放すワークショップ】は、
この「満たされなかった思い」を解消したり(実際にはひっくり返す感じです)、
母親役を通して身に付けた、ちょっと苦しい行動パターンを手放していくワークショップです。
と言うと、
「今まで頑張って抑えてきた不満を爆発させるってこと?!それはできない…」
と怯んでしまう方もいらっしゃるかも。
でも、そこは大丈夫です。
満たされなかった思いそのものはネガティブに感じますが、それを抜けていくと、必ずあなた自身の大きな「愛」にたどり着きます。
「ネガティブな思い」から分かるのは、あなたがネガティブな人間だということではなく、あなたがどんな愛し方をする人か、ということなのです。
それを見つけた時には、
「あぁ、私、本当に頑張ってたんだね」
と、死に物狂いで母親役をやっていた「あの頃の私」に言ってあげられるようになります。
その、労わりの言葉を、「あの時の私」にご一緒に伝えてあげませんか?
そうやって、あなた自身を自由にしてあげませんか?
オンラインでお会いできますこと、楽しみにしておりますね♪
>>【母との葛藤を手放すワークショップ】
(終了しました。ありがとうございました)
*
閑話休題。
ウィンドウショッピング。