こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
今日は、
夫、彼が、私の気持ちを理解してくれません!(怒)
という話。
「こんなことがあって悲しい。ムカついた。こういう状態が嫌で、モヤモヤしてしまう。」
そんな話をすると、夫さんや彼さんから、
「それはこうすればいいんじゃない?」
「まぁ、今は仕方ないよね、時間が経つと状況も変わるよ」
みたいな、アドバイスとか解決のためのアイデアとかが返ってきて、
そんな話をしてるんじゃねー!
と、知ってほしかったその気持ちのやり場がなくなって、さらにムカついちゃう。
この人は、私(の気持ち)なんかどうでもいいのかな。興味ないのかな。
と、独りぼっちになったような悲しさを感じる。
なんていう話は、もう毎日全国津々浦々で起こっていますし、良くお聞きします。
そんな時のお話です(今回ちょっと長くなりました)。
まず、一般的に、
男性は「気持ち(感情)」というものが苦手
です。
女性から「気持ち」の話をされても、
日本語なんだけど「意味」が分からず、どこにどう反応すれば目の前の女性が満足してくれるのか、皆目見当がつかない
だいたい、「理解(共感)」が求められていることさえ理解してない
「理解」とか「共感」って、何?という感じ
のことが多いです。
でも、実際問題、妻(彼女)は何か不満やネガティブな気持ちを自分に訴えてきている。
そしたら、何とかして、そんな気持ちを感じないような状態を作ってあげなければ!
ということで、
「解決策」を提案してくる
ってことになるんですね。
一方、女性の方は、
自分の気持ち(感情)に共感してもらえれば、解決することなんかどうでも良くなっちゃったりする
ということも多いです。
こう、お友達とお茶しながら愚痴を言って、
「分かるー!そういう時って、こうでこうでこう感じるんだよねー!」
と共感してもらえると、
気持ちがすっきりとして、状況は何も変わっていないのに、結構どうでも良くなっちゃったりすること、ありませんか?
それくらい、女性にとっては、
理解してもらうこと、共感してもらうことの方が大切だし、
解決することの重要度は意外と低かったりするんですね。
そしてここで、女性側が
いや、解決策とか考え方みたいなアドバイスが欲しいわけじゃなくて、私がこう感じたっていうことを知ってほしいだけなんだけど
と、自分の「気持ち」をさらに話すと、
男性としては、
こんなに一生懸命、その「苦しい気持ち」を感じないための方法を考えているのに、それではダメだってのか、これ以上俺にどうしろっていうんだ
という不満になってしまいます。
それがケンカに繋がることも本当に多いです。
こうやって、
女性は理解と共感を求め、
男性は問題解決にまい進する、
という風にして、たくさんの夫婦や恋人たちが見事にすれ違ってしまうのですね。
(ちなみに、男性ももちろん「分かってほしい」「理解してほしい」という思いは持っています。が、そんな気持ちを持っていることにも気づいていないことも良くあります。)
で。
男性は共感が苦手、という話を聞くと、
え、じゃぁ、夫婦なのに、私の気持ちはこれからも理解も共感もしてもらえないの?
そんなの悲しすぎる、夫婦なのに…
と絶望を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
が、私は、
そんな絶望も受け入れられる「器」の大きさが夫婦には必要とか、そんなお話をしたいのではありません。
そんな「諦め」は、何の役にも立たないし、それは器の大きさとは関係ないと思っています。
(諦めたと自分では思っても、どこかで溜まったものが爆発するのは自然の摂理ですしね。)
そうではなく、この状況を、別の視点から眺めたいのです。
それは、まず、
私たちが、理解され、共感されることで感じたいことって、どんなことでしょう?
理解され、共感されることに、どんな意味を見出しているのでしょう?
ということです。
それは、
夫・彼と心が繋がっているという安心感
であり、
愛されているという実感
なんだと思うんですね。
多くの方にとって、
「理解してもらうこと」、「共感してもらうこと」というのは、「愛されていること」と同義
であることが、とても多いのです。
だからこそ、夫や彼が理解も共感もしてくれないことが、絶望的に悲しく感じられてしまうんですね。
そして、次です。
もし、一番感じたいことが、「愛されている」という実感であり、
共感されたり理解されることは、そのための方法の一つ、なのだとしたら。
その実感を得るためには、共感や理解される以外にも、方法があるかもしれません。
そこで考えたいのが、
では、なぜ、夫や彼は、そんなにも一生懸命、その問題を解決しようとしてくれるのでしょう?
ということです。
それは、
あなたのことを愛しているから
ですよね。
あなたのことが大好きで、
そんなあなたが、悲しんだりムカついたりモヤモヤしたりするのが悲しくて、
誰よりもあなたを愛している男性である自分こそが、
大好きなあなたが悲しんだりムカついたりモヤモヤする理由を取り除いて解決し、
大好きなあなたを笑顔にしてあげたいから、
なんですよね。
そう考えると、実は、
愛されていると感じたい、というあなたの願いは、共感や理解がなくても、叶っているようです。
あとは、あなたがそれに気づくだけ、のようなのです。
この意味で、
夫、彼が、私の気持ちを分かってくれません!(怒)という「問題」を感じる時というのは、
あなたが、自分が思っているよりも実は愛されていることに気づくチャンス
なんですね。
愛されていることを受け取る、その「器」を広げるチャンス
とも言えるかもしれません。
同じ「器」でも、さっきの「諦め」るための器ではなく、
「愛を受け取る」ための器の方は、広げることを全力でお勧めしています。
是非、
こうして一生懸命アドバイスや解決策を考えてくれるのは、この人が、私を愛しているからこそなのかも
という目で、旦那さんや彼を見てあげてみてください♡
あなたのその目線が、二人の関係をさらに深めてくれると思います♪
で。
ちょっと(といっても、とても大切な)追記です。
今回のお話が、
そっかー!愛されてるからこそ、なのか♡
と、するっと入ってくる場合は良いのですが、
いやいや、そんなの絶対おかしいよ、
夫婦なのに、恋人なのに、そんな一番近しい相手に理解も共感もしてもらえないなんて、そんな関係やっぱりあり得ない、
パートナーは、私をちゃんと理解してくれる人でないと、全然意味がない
と、モヤモヤしたものを感じた方もいらっしゃるかと思うんですね。
何を隠そう、私が長いこと、とても強くそう思っていたのでした。
理解されること、共感してもらうことを、それはそれは強く求めているんですよね。
喉から手が出るほど、かもしれません。
そして、実は、それを求めている相手は、本質的には夫や彼ではなく、「親」であることもとても多いです。
そんな時は、
親との間にある、未解決のいろんな感情を整理していくことで、夫や彼との関係もスムーズになっていくことがたくさんあります。
私の場合は、母の理解や共感が得られなかった悲しさを癒していくことで、パートナーとの関係も格段に良くなっていきました。
ある時点から、お互いに悲しくなるだけの不毛なケンカを一切しなくなったんですね。
それはもう、劇的な変化でした。
そしてこんなところは、
自分一人で悶々と過ごすだけではなかなか前進しませんが、
セッションを使うことでずっと早くに整理していけるところでもあります。
あなたの大切な旦那さんや彼との関係を、あなたの手で深め、成長させていくお手伝いを、
させていただけたらとても嬉しいなと思っています♡
良かったら、お話聞かせてくださいね!
私が体験した「劇的な変化」も、ご質問いただければセッションでお話ししていますよ♪
いつも、応援しています。
*
閑話休題。
いかにも寒そうな風景。