こんにちは、オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
母への怒り、コンプレックス(容姿、能力、異性・同性)、自分が分からず自信皆無。
全てから逃げてアメリカ⇒トルコ⇒オランダを流れ歩いた、早稲田女(ワセジョ)でエリートになり損ねた元ベリーダンサーのカウンセラーがお贈りする、
「人生迷子な頑張り屋さんが、本気でわたしの人生を取り戻す」カウンセリング。
「きちんと」するのが得意な頑張り屋さんは、片付けもきちんとやっている方が多いかもしれません。
が、その一方で、頑張り屋さんの中には一定数、
片付けに苦手意識があり、なんかつい先延ばしにしちゃって、いつまで経っても片付かないまま
という方もいらっしゃいます。
今日はそんな時のお話です。
で、今日のキーワードは
完璧主義
です。
でも、
完璧主義だったら、掃除も完璧にやるんじゃないの?!
と思いますよね。
ところが、完璧主義だからこそ、なぜか取り掛かれない、結果、片付かない、ということもあるのです。
どういうことかというと。
完璧主義の方って、
「片付けを始めたが最後、
塵一つなくぴっかぴかで、全てのものが整頓されてどこに何があるのか一目瞭然で、
インテリア雑誌から取材されてもいいレベルまでやらなくちゃいけない」
くらいの「完璧」を最初に想定したりします。
まぁ、ここまで大げさではなかったとしても、自分で自分のハードルを上げてしまうんですよね。
すると、
でも私はそんなに完璧にできないかも…できなかったら超自己嫌悪しちゃう…
もっとやる気が出て、自分が想定してる「完璧」を「完璧に」できそうな気がしたらやろうかな…
みたいに、自分で上げたはずのハードルに怖気づいてしまうのです。
そうやって、
なかなか掃除に取り掛かれずにどんどん散らかって、さらにハードルが上がってしまう
するとますますできる気がしなくなって、ますます取り掛かれなくなり、ますます片付けが苦手な気がしてくる
というループになることも少なくありません。
完璧主義って、こんな風に、意外な顔の出し方をすることもあるんですよねぇ。
で、こういう完璧主義の仕業というのは、片付けに限らず結構いろんなところで顔を出します。
趣味など、ずっとやりたいと思っていることがあるけれど、何となく始められずにいる、始めてみても手が止まってしまう
もういい加減許したいヤツがいるのだけど、許せる気がしない
みたいなのも、
最初から完璧な成果を出せるようにならなくては、とか、最初から完璧に許せるようにならなくては、
のように「完璧」を目指すあまりそうなっていることも、結構あるのです。
と、いうことは。
こんな時に役立つのは、
「私は今、完璧主義にはまってるのかも?」
と気づくことです。
これに気づけるだけでも、
「なーんだ、私が自分でハードルを上げていただけか、だったらハードルを下げて、できるところからやってみよう」
なんて風に、ぐっと行動しやすくなったりします。
自分の現在地に気づくのって本当に大切なんですよねぇ。
一方、
「確かに私は完璧主義にハマってるのかもしれないけど、でも、やっぱり、人として、完璧にできなくちゃ、いけないよね?!で、できてない私は、やっぱりダメなんだよね?!」
と、完璧主義を手放せないことでまた苦しい思いをすることもあります。
そんな時は、
なぜそこまで強く完璧を自分に課すようになったのか
を見つめてみるのがおすすめです。
このあたりは、やはり家族の中での記憶とか、思春期ごろの体験などに結びついていることも多いですね。
これも、
あぁ、それで私はこんなにも「完璧」であることに拘ってきたのかぁ
という気づきが得られると、するっと肩の力が抜けてマイペースに自然に取り組めるようになったり、
「完璧」というより、自分が一番「快適」な片付け方法などが見つかったりします。
いずれにしても、答えはやっぱり「自分の中」にあるんですよね。
なので、
「完璧にできない自分に鞭打って責めてもっと頑張る」とか、「完璧にできる方法を探して片付け方法ジプシーになる」などよりも、
その自分の中にある答えを見つけた方が、問題は解決しやすいのです。
ちなみに、今回は「完璧主義」というキーワードでお話しましたが、
「自分の中にある答え」は人それぞれ、なので「完璧主義」とはまた全然違う「答え」も人の数だけあります。
例えば、「罪悪感」とか「ダメな私」のセルフイメージとか「寂しさ」とか、まぁ本当にいろいろです。
なので、今回の「完璧主義」は、あくまで考えられるシナリオの一つで、私には私の「答え」がある、と思ってくださいね。
で、
セッションは、まさにそんな「自分の中」にある答えを掘り起こし、要らない拘りであればそれを手放したりするお手伝いをしています。
自分の中にあるのに、自分ではなかなか見つからない、その答えを見つけていく作業、良かったらお手伝いさせてくださいね!
ご一緒に、あなたの心をどんどん身軽にしていきましょう♪
いつも、応援しています。
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閑話休題。
綺麗な建物。