あなたは、自信、ありますか?
どんな場面で、どんな自信がないように
感じているでしょう?

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
自信が持てない心理と、
自信をつけるステップを、
3つの「自己○○感」の側面から考えてみました♡
◆あなたは自信、ありますか?
あなたは自信、ありますか?
・・・なんて質問をすると、
「ないからこの記事にたどり着いたんでしょーが!」
という叫びが聞こえるようです涙
私も、まさに自信皆無で長いこと生きてきたクチでして、
自信についてもたくさん取り組んできました。
この記事では、そんな私が考える、
- 「自信がない」ってどんな心理状態なのか?
- 自信をつける3つのステップ
- 自信がつくとどうなるのか?
についてお話してみます。
◆「自信がない」ってどんな心理状態?
一言で「自信がない」と言っても、
実際には、また私の体験としても、「自信のなさ」っていくつか側面があるように感じており、
この記事では、「自信」を3つの「自己○○感」に分けてお話していこうと思います。
自信が持てない心理①自己効力感が低い
自己効力感とは、
自分には「○○できる」と思える感覚、
自分の「力」を信じる感覚、
とも言えます。
これが低いと、
- 自分に○○できる気がしない
- 自信がなくて一歩が踏み出せない
みたいなことにもなりがちです。
一番、「自信」という言葉のイメージに近い言葉かもしれませんね。
ちなみに、
自己効力感は、感じられる場面と感じられない場面が出やすいかなとも思います。
例えば、
仕事はそこそこ自己効力感(自信)があるんだけど、料理は全く、とか、
男性に好かれる自信はあるんだけど、仕事が自信なくて泣きそう、みたいに、
○○には自信があるけど、△△は全然ダメ、
みたいな、まだらな感じ方をすることも多いのが、自己効力感、とも言えるでしょう。
自信が持てない心理②自己肯定感が低い
自己肯定感て、
自分の「状態」、「特徴」、「感情」、「意見」などなど、
自分のすべてを、良し悪しの判断なく、そのまま受け入れる感覚、
つまり、「これもあれも、全部私で、それで良い」と思える感覚、
とも言えるかと思います。
なので、自己肯定感が低いということは、その逆で、
自分が自分を受け入れておらず、否定したり嫌ったり拒絶したりしている状態ですね。
自分に「OK」が出せない状態ですから、自信が持てないのもごく自然なことです。
同時に、自分の自己肯定感の低さを周りにも投影して、
周りからも、自分が受け入れられていないような、否定されたり嫌われたり拒絶されている気がしたりします。
すると、
「この自分はだいじょぶかな?評価されるかな?この自分じゃダメかな?」のように、周りの目を気にしながら、
やはりとても自信のない状態で、周りとも関わることにもなります。
自信が持てない心理③自己価値(感)が低い
自分の「存在」に「価値」があると思えていない状態、であり、
自尊心が低い、とも言えますし、無価値感が強い、という言い方もできます。
自分に価値があると思えないので、そんな自分が他人のお役に立てるとも思えない、という意味では、
自己有用感が低い、ということにも繋がります。
実際の感じ方としては、
- 自分には、良いところなんか何もない。
- 自分はいてもいなくても変わらない。
- 彼・パートナーに愛されるわけがない。
- 友人関係や職場で必要とされている気がしない。
みたいなのが代表的かなと思います。
自分そのものに価値があると思えていないので、
学歴やキャリアをつけたり、資格を取ったり、ブランド物で身を固めたり、何か人と違う特別感のあることをやってみたり、のように、
自分の外側に価値をくっつけようと、いろいろ彷徨ったりもします。
で、実際それなりの結果を収めたりもするのですが、
そもそも自分の中にある前提が、「自分には価値がない」なので、
どんな素敵な結果が出ても、やはりその価値が「受け取れない」んですね。
なので、やっぱりずっと、自信がないまま、になってしまったりします。
私が一番苦しんだ「自信のなさ」は…
ちなみに、私が一番苦しんだ「自信のなさ」は、
②の自己肯定感の低さと、③の自己価値の低さ(強い無価値感)によるところが大きかったです。
自分自身を受け入れられないし、自分が存在していいと思えないので、
自信なんか感じられるわけがない状態、だったのでした。
一方の①の自己効力感は、まだらではありましたが、そこそこあった方ではないかと思います。
なので、全体としては、
何もできないわけじゃない、できることもあるし、やればやったでそこそこしっかりできる、←①自己効力感、
でも、私ってこれはダメだしあれもおかしいし、こっちはとんちんかんだし、なんかもうぜんぶ全然ダメ、←②自己肯定感、
それに、そもそも私なんて、そこにいる意味も価値もないような存在なんだから、ほんと私って何なんだろ、←③無価値感
みたいな感じでしたね。
あなたは、
ご自身の「自信のなさ」を①~③に照らして考えてみると、
どの自信はそこそこあって、どの自信は心もとないでしょうか?
次は、自信をつけるステップを考えていきますので、
「私にはどの自信が必要かな?」
と、アンテナを立てながら読み進めてみてください。
◆自信をつける3つのステップ
そんなわけで、次は自信をつけるための方法を考えていきます。
ここでも、「自信」を3つの「自己○○感」に分けてお話していきます。
①自己効力感を高めるには?
自信をつける上で、自分で一番取り組みやすいのが、
自信の3つの側面の中でも、この「自己効力感」を高めることではないかと思います。
どうするかというと、「承認する」んですね。
◇承認する!
上で、自己効力感とは、
自分には「○○できる」と思える感覚、
自分の「力」を信じる感覚、
と書きましたけれども、その感覚を育てるために、
自分の行動・経験を、どんなことであれ承認してあげる
のです。
自分は「○○できる」「力がある」と思える感覚というのは、
「私、ちゃんとこれやったじゃん!がんばったじゃん!すごいじゃん!やるじゃん、私!」と、
自分が自分の行動や経験を承認することで、育てるのです。
(もちろん、他人からの承認も助けになりますが、
どんなに他人から承認されても、自分が自分を承認しなければ、自己効力感は育ちません。
なので、他人からの承認以上に、自分が自分を承認することが、とてもとても大切なのですね。)
ちなみに、
苦手なことを克服することで「自信」をつけようとするアプローチもありますが、
それって、「できない」自分を強く意識することになるので、
苦しいことも多いんですよね。
この「承認する」というのは、苦手の克服とは逆で、
できたこと・やったこと・できることがこんなにもある!ことを自分に思い出させてあげる、
というアプローチでもあります。
で、自分で自分の行動や経験を承認するときに、とても大切なことが2つあります。
まず1つ目は、
◇承認するのは、「結果」ではなく、あくまで「行動」や「経験」!
ということです。
「結果」に注目すると、
○○の基準に届かなかったから、承認しない
なんてことにもなりがちなんですよね。
自分に厳しい方は、この基準がめっちゃ厳しい方、でもあるので、
承認できることがほとんどなくなっちゃったりもします。
(なので、自分に厳しい方って、自信がつきにくい、というのもあります。)
なのでここでは、
行動した、経験した、という事実そのものを、「よくやった!」と承認します。
そして、2つ目は、
◇人と比べない!(比べたい時は、過去の自分自身と)
ということ。
人と比べてできているから承認できる(自信が持てる)、というのは、
「他人軸」状態であり、「他人」に目線が向いている時点で、「自分」を信じる「自信」ではない、
んですよね。
なので、承認する目線はあくまで「自分」。
そして、誰かと比べたくなったら、「過去の自分」と。
です。
②自己肯定感を高めるには?
自信をつけるために、次に取り組みたいのが、
「自己肯定感」を高めることです。
どんな自分も、「全部私で、それで良い」と思える感覚を育てる
のですね。
実は、自己肯定感を高める方法については、別記事でがっつり書いていまして、
ここはその記事↓に譲りたいと思います。ぜひがっつり読んでみてください♡

ちなみに、上の①で、
自己効力感を高めるために、自分の行動や経験を承認する
というお話をしましたが、
もしかすると、
それがまた苦しく感じてしまって、その「承認」自体ができないんです!!
という方もいらっしゃるかと思います。
ここでも、上の記事の、自己肯定感を高める際の考え方がご参考になるかと思います。
③自己価値(感)を高めるには?
そして最後は、「自己価値(感)」です。
「私は、(世の中のすべての人と同じように、)存在自体が価値である」
という感覚を育てます。
何か特別なものを持っている人だけに価値がある、のではなく、
世の中のすべての人の存在が、例外なく、価値、なんですよね。
存在自体が価値、なんて、
なんかたいそうな、ちょっと怪しいような感じがするかもしれませんが、
これはもう、重力でリンゴが木から落ちるのと同じくらい、ごくごく普通の真実、です。
そんな感覚を育てるための方法を、
ここでも、自分で取り組みやすい順番にいくつかご紹介します。
◇受け取る!
自己価値というのは、
- 自分には存在する価値がある
- 自分は愛される価値がある
といった感覚です。
なので、この感覚を育てるには、
周りからの「愛」を受け取る(その力をつける)
のがとてもおすすめです。
受け取ることで、
「あぁ、私の存在には価値があるんだな(だから愛を送ってもらえたんだな)」
と知っていくんですね。
「愛」というと大げさに聞こえますが、例えば、
- すれ違った人がちょっと道を譲ってくれたとか、
- コンビニの店員さんの気遣いとか、
- 同僚からのちょっとした声掛けとか、
そんなことも、そこに「愛」があればこその行動、なんですよね。
そんなふうに、そこにある「愛」に気づき、「あぁ嬉しいな♡」と喜ぶのが、
「受け取る」
ということです。
ちなみにこれは、
上で書いたような、ちょっと距離のある他人(知り合いでもないくらい)の方が、
最初は、そして自分で取り組むには、やりやすいかもしれません。
家族(親)とか、彼・夫のように心の距離が近い相手だと、
いろいろわだかまりがある時は特に、なかなか受け取れない、なんてこともありますのでね。
でも、こういう近しい相手の愛を受け取る力が付くと、自己価値もますます高めることができます♡
(そしてそのあたりは、セッション案件にもなってきます。)
◇与える!
「受け取る」ときたら、次は、「与える」です。
「与える」ことを通じて、
自分は、誰かに価値を与えられる存在である、ということを知っていきます。
で、この「与える」というのもまた、いろんな形があり得ます。
- すれ違う人にちょっと道を譲ってあげるのもありだし、
- コンビニの店員さんに挨拶してみるのも良いし、
- 同僚の様子を見てちょっと声掛けしてあげるのも良いし、
そんな小さなことで良いのです。
また例えば、
相手の言い分を理解する、尊重する、みたいなのもありですね。
必ずしも相手にそれを伝えなくても、自分の中でそれをすることに意義があります。
それから、
自分に「与える」のもとてもありです。
自分を大切に扱う、自分に良い気分を与える、自分に優しい言葉をかける、なんてことを通じて、
自分で自分に、「あなたはこうしてもらう価値がある」ということを伝えるんですね。
ちなみに、「与える」時に気をつけたいのは、
「相手がよろこんでくれたか?」ではなく、「自分がよろこびを持って『与えた』か?」です。
「与える」というのは、自分がよろこびを感じることが大前提なのです。
相手が喜んでくれないことには「価値」はない、という感覚もあるかと思うのですが、
相手の反応によって「価値」が変わってしまうとしたら、それはやっぱり「相手軸(他人軸)」、
なんですよね。
するとそれは、「与える」というより「我慢」や「犠牲」的な行動になりがちです。
そうではなく、
自分が与えることのできるものの価値を、自分が信じる(=自己価値を感じる=自信を持つ)ためにも、
自分がよろこびを感じながらできることを、「与え」ましょう。
(その意味で、自分がよろこびを感じないことは、やらなくていい、のです♡)
(それから、よろこびを感じている「良い人風」にもならなくて良いですのでね!自分に素直にいきましょう。)
◇自己価値が傷ついたできごと・関係性を整理する!
あなたは、その存在自体が、価値です。
それが真実なので、
「自分には愛される価値はない、存在する価値はない」というのは、
「誤解」なわけですね。
ところが、
生きていると、そうやって誤解してしまう(自己価値が傷つく)ようなできごともまた、
あるものです。
その代表的なものが、家族(親)との関係や、学生時代の経験などです。
なので、
そのあたりの記憶や感情を整理し、いろんな傷ついた思いやわだかまりを手放し、とやっていくことで、
「誤解」を手放し、自己価値を回復していくことができます。
ただここは、
誤解やわだかまりの根が深かったりして、自分で取り組むのはちょっと難しかったりもするんですね。
(上の「受け取る」で、
家族(親)など、距離が近い相手の「愛」を受け取るのは、セッション案件になることも多い、
とお話したのも、同じ理由からです。)
なので、こういうそもそもの根っこを扱っていくときは、
カウンセリングセッションもぜひ検討いただけたら良いなぁ、お手伝いさせてほしいなぁ、
と思うのでした。
◆自然な自信のある大人女子を目指しましょう♡
自信、ほしい!ですよね。
いつまでも自信がなくぐずぐずするのもやめたいし、
人からの言葉や評価に一喜一憂してヤキモキしたり振り回されるのもやめたいし、
人と自分を比べて落ち込んだり、逆に競争してマウント取ったりするのもやめたいし、
どうせ私なんてと拗ねるのもやめたいし、
ただ、ごくごく自然体の自分で、普通にぜんぶだいじょうぶで、
自信があるかないかも、もはや考えることさえなく、
他の人とまったく同じように、ただ太陽の下を歩きたい、
ですよね。
私も、そう切望し、一つずつ取り組んで、自信を取り戻してきました。
あなたも、ちゃんと、自信を取り戻せますよ。
ご一緒に、自然な自信を持った大人女子を目指しませんか。
お手伝い、させてくださいね。
ではでは、お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ