なぜ、誰かの顔色を伺うご機嫌取りパターンが生まれるのか

前回は、いつも誰かのご機嫌取りをしていて疲れてしまう方へ、ということで、

  • 私は、誰かのご機嫌より、まずは私のご機嫌を優先する。
  • 相手は、自分の力で自分のご機嫌が取れる(ようになる)ことを信頼し、任せる。

ということを提案してみました。

 

で、今回は、そもそもなぜ、こんなにも誰かの顔色を伺う、ご機嫌取りパターンが生まれるのか、ということで書いてみようと思います。

 

これ、多くの方が恐らく自覚があると思うのですが、結論から言うと、

子供のころから、いろんな事情を察し、誰かの顔色を伺って、ご機嫌取りをしてきたから

というのはとても良くあるケースです。

そうやって、いつも自分を後回しにして誰かのご機嫌取りをしていたことが、大人になっても無意識の行動パターンとして残っているんですね。

 

ヒステリックな母親のご機嫌を損ねないようにいつも顔色を伺っていた

いつも忙しそうな両親の様子を察して、迷惑をかけないように「いい子」で過ごしていた

険悪な両親の関係を察して、場を和ませようと子供っぽい子供を演じてあげていた

などなど、100人の方に100通りのストーリーがあるものですが、こうやって、子供の時に心を砕いてやっていたことを、大人になってもずっと続けていることがとても多いのです。

(それにしても、やっぱりとてもとても優しいんですよね、皆さんね!)

 

なので、今、あなたが、いつも誰かの顔色を伺って、ご機嫌取りをしていることに疲れて、もうこんなことやめたい、と感じているとしたら。

「そんなことじゃいけないのに」
「そんなことを思ってしまう自分は悪い人間だ」
「普通はみんなこうしているんだから、そんなのわがままだ」

みたいにして、自分を責めないであげてくださいね

 

今まで、「自分」を後回しにしっぱなしだったからこそ、今こんなにも疲れているのです。

そりゃー仕方ないこと、なのです。

 

そして、もう一つ言うと、

「疲れたよう、こんなパターンはもうやめたいよう」と思えるようになったのは、素晴らしいこと!

でもあります。

 

というのは、

このパターンを手放すタイミングがやってきたからこそ、心が「もう、疲れた!もうこんなことやめたい!」とメッセージを送ってきてくれている

ということでもあるんですね。

子供の頃に身に付けたこのパターンを手放して、人生を次のステージに進めていく時期ですよ、ということを教えてくれているのです。

 

ならば、その波に乗ってしまいましょう。

その流れに抗わず、新しいステップを踏み出していきましょう。

そうやって、自分を縛り付けてきたパターンから、自分を自由にしていきましょう。

そして、新しいパターンや生き方を身に着けていきましょう。

 

そんな、心が送ってくれている素敵なメッセージと捉えていただけたらいいな、と思うのです。

 

そんなわけで、やっぱり結論としては、

私は、誰かのご機嫌より、まずは私のご機嫌を優先する。

まずは私がハッピーであって良い。

 

そんなあり方を選べる「心」を作っていけますように。

いつも応援しています。

閑話休題。

桜ってこういう撮り方をしたくなりますね♪