辛抱強く、苦しい状況でも「我慢と忍耐」を合言葉に頑張り続ける頑張り屋さん。
私がもう少し頑張れば、
もしかしたら状況がまた変わるかもしれないから…
相手が何かのきっかけに心を入れ替えてくれるかもしれないから…
きっといつか終わりが来るから…
と、一縷の望みを胸に、何かが変わってくれる「その時」を待って、我慢を続けているのかもしれません。
私がもう少し頑張れば…
こんな風に思う時って、どんな時、なんでしょう?
まだまだ頑張れる時、でしょうか?
あんまり、そうではないんじゃないかなぁ、と思うんですね。
むしろ、
既にだいぶ頑張っていて、既にだいぶ我慢している時
じゃないかと思うのです。
本当は、しんどい気持ちもある。
でも、ここで頑張るのを止めたら何も変わらない。
だから、
「もうちょっと私が頑張りさえすれば…」と自分を鼓舞する必要があるとき。
なのではないかな、と思います。
「もう少し」だけなら、まだ頑張れる気がするから。
その「もう少し」の頑張りで、何かが変わってくれる可能性があるなら、
「もう少しだけ」なら、踏ん張れるような気がするから。
つまり、既に、
だいぶ限界
だったりするんですよね。
そして、
「もしかしたら結局何も変わらないかも」という可能性を考えたら、それこそ心が折れちゃうので、
それには目をつむって、
「あと少しなら、あと少しなら…」と、自分を引きずるようにして頑張っている、
そんな感じじゃないかなぁ、と思うのです。
こうして考えてみると、
確かに、結構頑張って、我慢もしているのかもなぁ
と思いませんか?
それ、ちょっと口に出して言ってみませんか?
私、実は結構頑張っているみたいです。
結構、限界に近いみたいなんです。
本当はもう、頑張りたくないんです。
…どうかな、言えましたか?
これ、今、「私がもう少し頑張れば…」と頑張っていればいる方ほど、言えなかったりします。
だって、「何かが変わるかも」という可能性も含め、いろんなことが自分の頑張りにかかっているので、
頑張るのを止めることは、「変わるかも」という望みを諦めることになる気がしますものね。
それでは、本当に心が折れてしまう。
だから、
「何かが変わるかも」という希望を持ち続けられるように、
「もう少しなら…」と頑張り続ける。
そんな面も、あるんじゃないかなぁ、と思うのです。
その意味では、ちょっと切ない頑張り、かもしれませんね。
でも。
ここは、ちょっと視点を変えてみたいのです。
もしかすると。
今まで思うように物事が変わってこなかったのは、
自分の頑張りや根性や我慢の量とか期間が足りていないから、ではなく、
いろんなことが自分の頑張り「だけ」にかかっているから、
なのかも、しれません。
試しに、そんな風に、思ってみてください。
もちろん、急にそんなこと言われても、
実際、今いろんなことが自分だけの肩にかかっている状態だと、
他にどうすればいいの?他に誰が頑張ってくれるの?
なんて、思っちゃいますよね。
私も同じように、「自分だけ」で頑張ってきたので、よくよく分かります。
ただ、一つ言えるのは、何かを変えたいと思ったら、
今までとは違う視点や行動やパターンを取り入れていくことは、とても大切
なんですよね。
なので、
もし今、「私がもう少し頑張れば…」と、一人で背負って頑張っているのだとしたら、
自分一人だけで全部背負ってあげる、というそのパターンを変えていくことは、
本当の変化を起こすために、とても有意義なステップになるのです。
まずは、今までやってこなかったことの中の一つ、
本当はもう、頑張りたくないんです。
って、思い切って言ってみませんか。
そして、休みましょう。自分を労わってあげましょう。
これも、今までやってこなかったことですしね。
今までこれだけ頑張ってきたのですもの、罰は当たりません。
そして、「私がもう少し頑張れば…」のパターンをどんな風に変えていけるか、考え始めましょう。
「そうか、変えるのか。じゃ、どうやって変えていこう?」
という質問のアンテナを立てるだけでも良いですね。そうすることで、心が答えを探し始めます。
それからもちろん、良かったらお手伝いさせてくださいね!
あなたのパターンを作ってきた背景や、そのパターンを手放して、自分が望む変化を起こしていく方法を、
一緒に見つけていきましょう♪
いつも、応援しています。
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閑話休題。
小さな一角。