頑張り屋さんの「愛し方」シリーズ、今回は、
「信頼する」という愛し方
です。
ここまでの記事はこちら↓
⇒「受け取る」という「愛し方」で「与える」、という意味がよく分からないお話
頑張り屋さんが得意な「愛し方」といえば、
相手が必要としていることを率先してやってあげる、
問題になりそうなことを、先手を打って解決してあげる、
のように、
こちらから色々アクションを起こして、世話してあげる、面倒見てあげる
というやり方が多いかと思います。
で、今回の話題は、
「信頼する」。
これは、こちらからアクションを起こして、いろいろ「やってあげる」のとは
真逆
のアプローチです。
信頼する、というのは、相手の力を信頼する、ということです。
この人は、自分の力で、問題を解決できる。
この人は、自分の力で、自分を幸せにできる。
今はできなかったとしても、できるようになる。
そのタイミングも、この人に最善のタイミングがある。
それを信じて待ってあげる、任せてあげる。
その結果が、私の気に入るものではなかったとしても、本人が一番幸せで納得できるならそれでいい。
相手が子供でも、パートナー(夫・彼)でも、親でも、友人でも。
ということです。
あなたは、子供の頃に、親からいろいろ「心配」されて口出しされて、うんざりした記憶はないでしょうか?
心配されればされるほど、
「あなたには能力がない」
と言われているような気がしたりするんですよね。
そうやって、「そうか、私には能力がないのか…」と、知らないうちに自信を失い、
実際に自分を「問題が解決できない人」にしてしまったりもします。
(もちろん、「心配」するのも愛情表現の一つですから、これを一方的に「悪い」と決めつけているわけではありません。
そんな面もあるんですよね、というお話として読んでみてくださいね。)
で、「信頼する」というのは、この逆をやってあげること、なんですね。
人は、信頼されていることが感じられると、それを自信にすることができます。
任せてもらえることで、「自分にはその力があるんだ」と思えるんですね。
そして、本人が自分でどんどん行動できるようになるので、
こちらが世話を焼いてあげていた時には、できるとは思わなかったことまでできるようになって、嬉しくびっくりしてしまったり、
そのおかげで、こちらが期待もしていなかった形で周りの現実が変わっていったり、
こちらがいろいろやってあげなくても、するするといろんなことが動くようになるのです。
例えば、
- 旦那さんがどんどん稼げる人になっていく
- 旦那さんが家事をどんどんやるようになっていく
- 子供がなぜか勉強に励むようになる
- 勉強でなくても、何か打ち込みたいことを自分で見つけてくる
なんていうのは、「信頼する」という「愛し方」が得意な分野ではないかと思います。
特に旦那さんを稼げる人にしてあげたり、家事ができる人になってもらうのは、
「信頼する」と「受け取る」のコンボでやってあげたら最高ですね。
(ただこれ、下心(=期待)があると、「信頼」にはならず、結局現実も変わっていかないので、そこはちょっと注意です)。
ちなみに、「信頼する」のは、実績がまだなくても、です。
これも面白いところで、
自然な発想としては、「実績があるから信頼できる」気がするのですが、
実は、「信頼され、経験を積むことができるから、実績が作れるようになる」というのが真理なのです。
(分かりやすい例では、小さな子供が自分で服を着られるようになったり、お箸をつかえるようになったり、というのがありますね。
いつまでも、「まだ自分で着られたことがないから」と親が服を着せ続けていたら、
その子はずっと「自分で服を着る」という経験ができず、自分では服を着られないまま、になってしまいます。)
で。
この「信頼する」という愛し方って、
いろいろ「やってあげる」という愛し方が得意な方は、難しく感じる方も多いと思うのですね。
ここ、もうちょっとお話したいことがあるのですが、
ちょーっと長くなってきたので、続きは次回にしてみます。
もし、あなたも「信頼する」「任せる」のが難しい気がしていたら、
次回まで、自分にとっての「難しさ」って何なのか、ちょっとばかり思いを馳せてみてください♪
実はこれもまた、女神的な愛し方にも繋がるお話です。
ではでは、また次回!
*
閑話休題。
家並みを眺める。