イラッ!の裏にある自分の「禁止(我慢)」~最近の私の体験談から~

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

今回は、

私が久々に、イラ~ッ!(怒)とした話

です。

 

ここまで心の仕組みを学び、それをお仕事として皆さんと共有してくる中で、

イラッとすること自体が激減したし、

イラッと来てもそれを昇華するのもとても上手になったので、

今では本当に楽に生きられるようになりました。

 

それでも、イラッとすることはあります。

カウンセラーも、人間だもの。←いつものやつ

 

で、先日、久しぶりに、大きめの

イラッ!(怒)

を感じたんですね。

 

そのイラッ!を自分の中で処理しつつ、

これはメルマガの良いネタができたぞ(くふふ

と思いまして、今回めでたくしたためてみることにしたのでした。

 

(ちなみにもちろん、「イラッ!」の中身にもいろいろあるので、今回の内容が唯一のお話というわけではありません。

が、そこそこあるあるのケースかな、ということでお話してみますね)

 

私のパートナーには30年来の大親友がいるのですが、

数年前からとある障害を抱えるようになり、それ以来、彼は何かとこのお友達とその家族を助けています。

 

で、先日また何やら手伝うことがあるという話を聞いていたのですが、

その時私は、自分が久しぶりにイラ~っとしていくことに気づきました。

 

詳細は省きますが、その時の私の心の中を文字にすると、

また?そこまでやってあげないといけないの?

それくらい、もう成人してる彼らの息子くんたちにやらせたら?

なんで息子くんたちがビール飲んでパーティーしてる時に、あなたがそんなに手伝わなくちゃいけないの?

そりゃ息子君たちはまだ若くて頼りないけど、いずれできるようにならないとダメでしょ?

ということに腹を立てていたのでした。

 

要は、

このお友達とその家族は、甘えすぎ!

自分たちでできることはもっと自分でやらないと、できるようにならないと、ダメじゃん!

あなたも、彼らを甘やかしすぎ!

と怒っていたんですね。

 

「甘えすぎ!」にイラッとするこの感覚は、頑張り屋さんな方は共感していただける方も多いかな、と思うのですが、どうでしょう?

 

さて。

ここからがポイントです。

ここでの考え方が、「イラッ!」の処理能力に関わってくる大切なところなんですね。

 

今までの私なら、

自分でできることは、人に頼って迷惑をかけるのではなく、自分でやるべき。

それが大人の正しいあり方。

それができていないお友達家族は、大人として間違っている。

その間違いを正そうとせずに、甘やかしっぱなしの彼も、間違っている。

こんな風に考えていたと思います。

 

ついでに言うと、

だから、彼らが自分の間違った行いを直してくれるまで、私のイライラは終わらない。

なんてことも(無意識に)含まれていました。

 

が。

実は、イライラの本当の正体(原因)って、「彼らの間違った行い」では、ないのです

 

じゃ、何がイライラの本当の正体(原因)なのか?というと、

それが、今回のタイトルにもある、

自分の中の「禁止(我慢)」

なんですね。

 

人が、イラッ!(怒)を感じるときの良くある場面として、

自分が自分に強く禁止していることを他人がやっている時

というのがあります。

 

今回の私のケースでは、

私がパートナーのお友達や、その家族が彼に甘えているのを見てイラッとしたのは、

私自身に、本当はもっと人に甘えたい、頼りたい思いがあるのに、

「そんなことをしてはいけない!」と、自分にそれを強く「禁止」している部分がまだ残っていたから。

そしてその一方で、お友達家族がためらいもなく彼に甘えているのを見て、

もー!私だって本当は同じように甘えたいのを我慢してるのに!

と、禁止(我慢)していた思いが疼いたから。

ということなのですね。

 

私もセッションやらメルマガなどで、

人を頼るのが苦手な頑張り屋さん、もっと周りを頼っちゃいましょ!

というお話をしているし、

自分でも以前に比べれば随分いろんなことでいろんな人を頼れるようになりました。

 

それでも、今回久しぶりに強めのイラッ!(怒)を感じたことで、

私の中に、まだ遠慮している部分が残っていたみたい

本当は、もっともっと頼りたい、甘えたいと思っていたみたい

ということが分かったのでした。

 

で。

これが分かるだけでもかなりすっきりしてしまうのですが。

(実際、自分の「イラッ!」に気づいてから、それを昇華してすっきりするまでに、今回はたぶん1分もかっていないのですが、)

更にもう一歩踏み込んでみるならどんなことができるか、というと、

人を頼って人に甘えることを、さらに自分に許しちゃう

ことで、さらにステップを進めていくことができます。

 

自分が知らずに禁止(我慢)してきたことに、今回のイラッ!を通じて気づくことができたわけです。

気づいたら、その禁止(我慢)を解いて(もっと人に頼る・甘えることを自分に許して)、自分を自由にしてあげれば、

相手は何も変わっていないのに、同じことで自分がイラッとすることが、なくなってしまうんですよね。

 

つまり、

誰かの言動にイラッ!とした時って、

その言動が、自分が本当は望んでいるけれど、禁止(我慢)していることに気づかせてくれていて、

その望みをそろそろ自分に叶えることで、今までの息苦しい生き方から自由になるためのチャンスをくれている時、

でもあるのですね。

 

今回の、彼のお友達家族へのイラッ!は、こんな風にして、

私の中にまだ残っていた「私ももっと甘えたい~!」という思いや、

それを自分に叶えるのをまだ遠慮している部分があったことに気づかせてくれたのでした。

(そして、メルマガのネタになってくれたのでした☆)

 

…でも。

 

これまで、本当に強く甘えなどいろんなことを禁止(我慢)してこられた方は、

いやいやいや、そんなこと言ったって、間違ってるものは間違ってる!

やっぱり甘ったれはダメでしょ!

と、さらにイライラが募ってきているかもしれません。

 

そんな時は、無理やり今日の内容を納得しようとしないで大丈夫ですよ!

全然納得できない方も多いかもなぁ、とも思うのです。

 

そんな時は、もし良かったら、お話を聞かせていただけたら良いなぁと思っています。

(イラッとしたその思いをぶつけていただいても大丈夫ですよ♪)

そして、一緒にあなたの禁止(我慢)を理解していきましょう。

 

本当は甘えたい、頼りたい、などの本当の気持ちを、全力で抑え込んで我慢しなければならなかった事情があるのです。

そこには、それはたくさんの悲しさや絶望があるのです。

その気持ちにも気付かないで済むように、いろんなことを自分に禁止(我慢)して

正しい行いで、ある意味「武装」してきたのです。

 

そんな背景が、あるのかも、しれないな。

と、ご自分のことを見てあげられるお手伝いができたら良いな、と思っています。

 

あなたが、自分を縛る「禁止(我慢)」と、それが作る「イラッ!(怒)」から自分を自由にしてあげられますように。

いつも、応援していますね!

閑話休題。

凛々しい猫さん。