自分を理解するための質問(ワーク)25選について、
私自身の答えもご紹介しながら解説します♡

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
ご自身の答えと合わせて読んでみてくださいね♪
【自分を知る質問(ワーク)25選】はコチラです♡
【自分を知る質問(ワーク)25選】は、こちらの記事↓で書いています。
まだ答えていない方は、答えてから、あるいは答えながら読んでみてください♡

【解説!】~自分の「過去」を理解する質問編~
では、それぞれの質問を解説していきます!
まずは、自分の「過去」を理解する質問から。
①子供の頃、どんなこと・ものが、好き・楽しかったですか?いくつでも書き出してください。
②それぞれの、何が好き・楽しかったのでしょう?できるだけたくさん要素を書き出してください。
これは、今のあなたの情熱とかあり方の元型を見つける質問です。
とはいえ、私はこの質問がほんとに苦手だったんですよね。
何も出てこなくて悲しくなるばかりだったので、この質問を見るといつもすっ飛ばしていました笑
でも、誰でも、何かは必ずあります。
あの頃は暗黒時代で、楽しいことや好きなことなんか何もなかった!と思っても、
その中でひと時のよろこびを見出していた瞬間とか、そういえば、なんかあれがちょっと好きだったような、という何かがあります。
私も、「あるという前提なら、出てくる!」と半ば気合で取り組んだら笑、意外と出てきました。
(ちなみに、さらっと書きましたけど、自分の「前提」って、未来を作ります。なのでとってもだいじ。)
ちなみに、私が書き出したのをちょっとお話すると、
- アゲハ蝶をたまごから育てて外に放すこと(←これが①ですね)
これは、生き物がこんなに何度も姿を変えながら成長していく様子を観察し、成虫へと育つのを見るのが楽しかったのだろうと思います。
あと、アゲハ蝶って、きれいなので単純に嬉しかったのもあります。
↑そしてこれらが②の「要素」になりますね。
(今はイモムシ見るのはちょっと嫌笑)
ちなみに、1シーズンやっただけですけどね。
そういうことでも書き出して良いのです。
そして実は、後から気づいたのですが、この時に感じて楽しんでいた感覚は、
自分やお客様の心の動きや変化を観察し、成長のお手伝いをする、という、
今の心理学の学びやカウンセリング活動にも、実は通じているようなのですね。
私、みんながアゲハ蝶になるお手伝いしてたのね?!
それからもう一つ、
- 大人っぽい、女っぽい身体つきのアニメキャラ(①)
も、思い返すと好きだったのだと思います。リカちゃん人形よりバービー派でしたし。妹はリカちゃん派でしたねぇ。
「華奢」で「可愛い」「女の子」より、「きれい」で「大人っぽい」「女っぽい」「女性」に憧れていたようです(②)(そしてそんなところが、母に嫌がられてもいた)。
で、やっぱりこれも、今も変わらず、です。
身も心も「大人」な「女性」に憧れるし、そうありたいと思っています。
(ところが全然そうじゃない子供っぽい自分が次から次へと出てくるので、心理学には毎度お世話になっています☆泣笑)
これらはどちらも、
私にとってはほんとに些細なことで、「好きだったこと」としてリストアップするほどでもない気がしてしまうことでしたが、
書き出してみると、実は自分についていろいろ教えてくれていることが分かったのでした。
なので、こういうのはやっぱり、「何かは必ずある」という前提で取り組んでみてくださいね☆
③あなたは過去に、どんな理不尽な経験、苦しい体験をしましたか?(いじめ、バカにされた、親の暴言に耐えていた、など)
④その経験は、「自分に何か悪い部分があったから」ではなく、「自分に才能・価値・魅力があったから」だとしたら、あなたにはどんな才能・価値・魅力がありますか?
これは、セッションでも良く扱う内容です。
「なぜ自分がわからなくなるのか?」についてお話したこの記事でも触れているのですが、
私たちは、自分の過去について、それはたくさんの「誤解」をしていて、
その誤解によって「自分がわからなく」なっていることが、とても多いのです。
この質問は、その誤解を解くための質問。
例えば、理不尽な攻撃のほとんどは、嫉妬です。
それだけあなたが魅力的な何かを持っていたから、それが攻撃対象になった、ということです。
ちなみに、母が娘に嫉妬することも大いにあります。
また、上記の「親の暴言に耐えた」例なら、
子供ながらに親を受け止める心の成熟性という才能があったからこそ、と言えます。
つまり、
「こんなことを言われたのは、自分にそんなダメなところがあるから」というのは「誤解」であり、
「こんな才能・価値・魅力があるからこそ、こんな問題・経験に直面した」というのが「真実」なのです。
だとしたら、あなたには、どんな才能や価値・魅力があるのでしょう?
それを見つけるための質問なのでした。
(ただ、これは、自分で見つけるにはちょっと練習とか発想の転換が必要なこともあります。
私は当然こういうのが得意なので、特に慣れていない時は、サクッと使っていただくのも良きです。)
【解説!】~自分の「現在」を理解する質問編~
そして次は、自分の「現在」を理解する質問について解説していきます!
⑤今のあなたが好きなこと、好きなもの、わくわくすること、楽しいこと、快適なことを、100個以上書き出してみてください。
⑥それぞれの何が好きで、わくわくして、楽しくて快適と感じますか?その要素を限りなく具体的にたくさん書き出してみてください。
⑦今のあなたが嫌いなこと、嫌いなもの、不快なこと、不愉快なことを、100個以上書き出してみてください。
⑧それぞれの何が嫌いで、不快で、不愉快と感じますか?その要素を限りなく具体的にたくさん書き出してみてください。
①の質問にも通じますが、
好き・嫌いは、自分を知るためのとっかかりでもあり土台でもあるとても大切なところです。
我慢が多い人ほど、好きも嫌いも分からない、そして「自分」も分からない、ということになります。
私自身も、自分の好き・嫌いがさっぱり分からなかったので、この質問も本当に嫌いでした笑
でも、すぐに分からなかったり答えが出てこなくても、
時間をかけて少しずつ「何があるかな?他にはあるかな?」と自分に問い続ければ、
必ず出てくるようになります。
これは、100個、あるいは200個300個と取り組みたいところです。
最初のうちは、頭で考えたことだったり見栄えがしそうなことを書き出していたりしますが、
それだけ出していくと、よりしっくりくることが出てきたり、書き出すジャンルもより網羅的になります。
そして、いろいろと出てきたら、全体を眺めてみます。
すると、自分の好きなもの嫌いなものの全体的な傾向が分かって、
それが「あぁ、私はこういうことが好きな人、こういうことは嫌いな人なんだな」という、
より自分の全体像がわかる感覚に近づきます。
そして、その好きなことをより大切にし、嫌いなことは人生から排除していくことで、
日々の満足度を高めていくこともできますね。
⑨どんな人に嫉妬しますか?その人の要素をできるだけ具体的にたくさん書き出してみてください。
⑩どんな人に憧れますか?その人の要素をできるだけ具体的にたくさん書き出してみてください。
⑪どんな人を尊敬しますか?その人の要素をできるだけ具体的にたくさん書き出してみてください。
これは、あなたの才能・価値・魅力を見つけるための質問です。
③④の質問は、過去の苦しい体験からそれを見つけていきましたが、
⑨⑩⑪は、今のあなたの感覚から見つけていきます。
これは「投影の法則」を使っています。
自分が他人に見ることができる要素は、自分の中にそれがあることの証拠です。
「この人のここが素敵だな」と見つけられるのは、その要素が自分にもあるからこそ、なのです。
自分にないものは、他人に見ることもできません。
ということは、
⑨⑩⑪の質問で、これまた100個200個と出していけば、
自動的にあなたの才能・価値・魅力が100個200個と見つかることになります。
なのでここも、もはや気合でがんがん出しましょう♡
良くある質問では、「あなたの長所はどんなところですか?」なんていうのがあったりしますが、
これだと、自分が意識できる範囲のこととか、自分で「これは長所と言っても怒られないかな」と判断する範囲のことしか出てこないんですよね。
すると自分でも、自覚してる分にはそんな気もするのだけど、
なんかこう、しっくりこない、分かった気がしない、みたいな感覚になったりします。
が、⑨⑩⑪の質問では、
自分ではなかなか意識できないところや、自分の判断が入らないところから、
自分の本当の才能・価値・魅力を見つけることができるので、
最初は信じられないかもしれませんが、実はこれの方がよっぽど真実、なのです。
⑫あなたは、自分のどんな特徴を自己嫌悪、自己否定していますか?
⑬それらの特徴が「長所」「魅力」「才能」「価値」である前提で言語化するとしたら、どんな表現になりますか?正解はないので、むしろクリエイティブにいろんな可能性を考えてみてください。
⑭⑫の自分と⑬の自分なら、どちらの自分で生きますか?
自己嫌悪とか自己否定は、自分の何かしらの「特徴」を、ネガティブに見ている状態、と言えます。
でも、元はと言えば、それは単なる「特徴」なので、「良い悪い」はないんですよね。
自分で「これはダメ」というネガティブなラベルをつけて、嫌悪したり否定したりしているのです。
なので、その「特徴」を、才能・価値・魅力であるという前提で見てあげれば、
「長所」として好きになってあげることもできるのですね。
例えば、自分の体型を自己嫌悪しているとします。
体型の「特徴」なら、「体重〇キロ」「身長〇センチ」とかになりますが、
そこに「これは太くてダメ」みたいな「ネガティブなラベル」を自分でくっつけて、嫌悪したりするわけですね。
でもそこで、例えば「女性らしくてセクシー」のような「ポジティブなラベル」をくっつけたら、
その特徴を、嫌悪するのではなく、愛することができるようになります。
(実際私は個人的に、ふくよかな体型ってめっちゃ色気があって素敵と思っております♡)
というわけで、
自分自身を見る目は、知らないうちにネガティブに偏っていることも多い、ということや、
でも、ネガ・ポジどちらの見方も、自分で選ぶことができる、ということまで知っていただきたいな!
という趣旨の質問でした。
⑮自分の中にある「○○でなければならない」「○○しなければならない」「○○してはいけない」を、思いつく限り書き出してみてください。
⑯それらは、本当にそうですか?本当に本当に、そうですか?どの項目は、「そうでなくても良いかも」と思えますか?
⑰「そうでなくても良いかも」と思えると、自分が楽になるのはどれですか?
⑱それらの「そうでなくても良い」を、いつからご自身に許しましょう?
これは、自分に課している「禁止」や「制限」や「ルール」や「正しさ」に気づく質問。
「約束の時間に遅れてはならない」
「貯金しなければならない」
「感謝しなければならない」
「感情的になってはいけない」
「年相応の服装をしなければならない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「わがままを言ってはいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
などなど、たくさん、たーくさん、あるはずです。
他人の言動に腹が立つ時は、自分の中のこういうルールをその人が破っている時、でもありますね。
こういうのって、「常識」「正しいこと」として、もはや「当然」のことと思っていることも多いです。
つまり自覚がないわけですが、無自覚だからこそ、知らないうちに自分を苦しめるパターンになってしまうんですね。
で、やはり自覚していないからこそ、すぐにはなかなか出てこないことも多いです。
思いつく限りたくさん書き出したいのは、無自覚の禁止や制限を、まずは自分の中から掘り起こして自覚したいから。
自覚したら、その後どうするかは自分で選べますのでね。
ちなみに、
「そうでなくても良いかも」とは、絶対に思えない!そんなわけない!のだとしたら、
そうやって自分に制限をかけることで、助けてあげたい、守ってあげたい、肯定してあげたい誰かがいるのかもしれません。
そこまで掘り下げられると、自分への理解がさらに深まるので、「だとしたら誰だろう?」と考えてみるのも、とても有意義です。
(とはいえこれも、セッション案件ではあります。)
そんな趣旨の質問でした。
【解説!】~自分の「未来」を理解する質問編~
そして最後は、自分の「未来」を理解するための質問です。
⑲あなたは、どんなパートナー、パートナーシップを自分に与えてあげますか?
⑳あなたは、あなたのパートナーにどんな自分を与えてあげますか?
㉑あなたは、どんな友人を自分に与えてあげますか?
㉒あなたは、あなたの友人にどんな自分を与えてあげますか?
㉓あなたは、どんなライフスタイルを自分に与えてあげますか?
㉔あなたが、人生で本当にほしいものは何ですか?
㉕それを手に入れることで、あなたはどうなりたいのでしょう?
私たちは、自分の価値観に従って行動を選んでいます。
なので、自分の未来は自分の価値観が作る、とも言えます。
これらは、
じゃ、あなたはどんな人生を生きたいのか、その人生の中で、あなたはどんな自分でありたいのか、
などのあなたの「価値観」を知る質問でした。
そこそこ抽象的な質問なので、
ぜひここも、時間を取ってクリエイティブにいろいろ出してみてください。
ちなみに、ここは特に、「良い子」にはならないでくださいね!
例えば、
本来とても感情豊かなのに、「感情的になってはいけない」みたいなルールに従って、
「いつも冷静な私をパートナーに与えてあげたい」なんて書いたら、
あなたはその項目にわくわくするでしょうか?
たぶん、しないですよね。
それは、本当のあなたのあり方ではなくなってしまいます。
「こんなにも彩り豊かな感情を持った私を与えてあげたい(だってそんな私と一緒にいたら、楽しいよ☆)」
で、良いのです。
それが良いのです。
そんなところも心に置いておきつつ、
あなたの心がわくわくしているかどうかを確認しながら、書き出してみてくださいね♡
一つずつ自分を知り、その自分を生きてまいりましょう。
だいぶいろいろ書きましたが、参考になったでしょうか?
答えを書いていく中では、
まるっきり新しい発見ではなく、何となく自覚のある項目もあるかと思います。
それも、
その答えを通じて、「あぁ、やっぱり私ってこういう人だよね」と確認ができると、
やはりそれが自分を知り(直し)、自分と繋がる感覚になるはずです。
そうやって、一つ一つ自分の真実を集めながら、ご自身と繋がり、
その自分を確かに生きる感覚を、育ててまいりましょう。
なお、ここでご紹介した質問(ワーク)はどれも、
セッションではより深くより広くお手伝いできるところでもあります。
どうもうまく答えが出てこない、答えの読み解き方が分からない、など、がっつりお手伝いできますので、
良かったらセッションで、「あなた」を見つけるお手伝い、させてくださいね☆
ではでは、お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ