彼は私を溺愛してくれているけど、
私は彼に競争心を持ったり、
彼の心が離れるのでは?と
嫉妬や不安を感じたりする。
自信をつけて、
そんな競争心や嫉妬心を手放したいです。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
幼少期のご家族の関係から、
嫉妬や競争のルーツを考えつつ、
「受け取る」ことで自信をつける!
というお話をしています。
ご相談:「自信をつけて、彼への嫉妬心や競争心を手放したい」
自信をつけて、彼への嫉妬心や競争心を手放したい
お弟子の皆さま、こんにちは。
さっそくですがよろしくお願いいたします。
「自信をつけて、彼への嫉妬や競争心を手放したい」という悩みです。
私には、私のことを溺愛してくれる彼がいます。
毎日言葉での愛情表現もたくさんしてくれ、私から言わなくても彼の方から「声が聞きたい」とまめに電話をくれたり、短時間でも会いにきてくれたりと行動でもいつも示してくれます。
彼とは職場は違いますが、とても努力家でおそらく仕事がすごく出来て、更に親しみやすく男女問わずとてもひとに好かれる性格です。(明るい、優しい、面倒見がいい)
ただ、頼りにされると断れないタイプでもあるのか(そこが好かれる要素にもなっている)、私には「今日は疲れたなぁ、、」と弱った部分も見せてくれて、そこも愛おしいです。
前置きが長くなりましたが。。
彼は度々私に「みんなに頼りにされていてすごい俺」エピソードを話してくれます。
たとえば、
「今日は会社のトップが俺と打合せしたくて事務所で探し回ってたみたいでさー」とか、
彼は転職が控えているのですが、「退職のこと話したら部下(女子)に泣かれちゃった」とか
「〇さん(彼)がいなくなったらこの先どうすればいいんですが!って涙目でデスクにきた人(多分女子)がいて、ずっと励ましていて疲れたよー」とか、
「退職が決まっているのに、最後にってみんながプロジェクトを任せてくるんだ」とか
まだまだありますが上記のような話を自慢ではなく、「参ったよー」的なテンションで私にしてくれます。
「俺を褒めて!」って意味だと私なりに解釈して、最初の頃に「そんなあなたはすごい!かっこいい!頑張ってる!」ってたくさん褒めたからなのか、以降しょっちゅう上記のような話をしてくれるようになりました。笑
ただ、本当は私の中の彼への「嫉妬心」「競争心」が刺激されてつらいのです。
(それなのに彼の気持ちを受け止めて褒めることができている私は女神!)
素直な気持ちを書き出してみます。
「みんなに頼りにされていつも必要とされている彼が心底うらやましい」
(私も正社員フルタイムでバリバリ働いている方なので、私の男性性が刺激されているのかも)
「部下や涙目になったその女性は彼のことが好きなのかもな」
「彼は有名企業に勤めていて、きっと周りにも仕事ができて輝く女性がたくさんいるんだろうな」
「そんなに充実しているのなら、私はいつか必要なくなっちゃうのかも」
だけど彼は「私」というオアシスがあるからこそ頑張れているんだという気持ちもあります。
実際に私が彼を褒めると、彼は「君がいるから大変でも頑張れるんだよ。そばにいてくれることがいつも力をくれるんだ。」と言ってくれます。
「もっと頑張って君にふさわしい男になりたいんだ」とも言ってます。
こんなに仕事もできて人気者な彼が追いかけるほど私は素敵な女性なのね、と思うようにしても、やっぱり周囲の女性に嫉妬してしまうし、彼がそっちにいってしまうかもと不安になってしまいますし、仕事の面でも張り合う気持ちも出てしまいます。
自信ってどうやってつけるのでしょう。
ちなみに正直に言いますと、性格は穏やかですし、自分の容姿にも自信があります。
容姿は彼以外にも褒めていただくことも多く、努力もしています。
「こんなに美しくて彼を理解して支えてあげられる女性他にいない」と思っています。笑
なのに他の女性に嫉妬や不安を抱くということは、結局私は自分に自信がないのだと思います。
ちなみに家族構成は弟がいます。
あまり子どもに関心のなさそうな父、そして母は弟にかかりっきりで「私のことは見てもらえない」と思っていました。
長くなり申し訳ございません。よろしくお願い申し上げます。
(あいさん)
あいさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
あいさん、まさに女神ですね!
本当に、彼のオアシスとして、あいさんがそこにいて彼を受け止め愛してくれているからこそ、
彼はお仕事やいろんなことを頑張れるのでしょう。
彼にしてみれば、あいさんは「俺にはもったいないくらいの女性」なのかもしれません。
あいさんご自身も、そんな自覚もそこそこある一方で、
彼と競争する気持ちや、彼が他の女性に惹かれてしまうのでは?という不安もあるとのこと。
ということは、
あいさんがそこを越えていけると、二人の絆をさらに深めていくことができそうですね♡
そんなわけで、私からのお返事では、↓の2つのポイントで、彼への競争心や嫉妬心のルーツを考えつつ、
- 彼との競争は、弟さんとの競争?
- 周囲の女性への嫉妬・不安は、弟さんにお母さんを奪われたことの投影?
自信をつけるために今からできることとしては、
- もっともっと受け取って、彼の愛を信頼する力(自信)にする!
というポイントもお話してみました。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
彼との競争は、弟さんとの競争?
まず、彼と張り合う気持ちとして、
あいさんはこんなふうに↓書いてくださいました。
「みんなに頼りにされていつも必要とされている彼が心底うらやましい」
もしこれが、お仕事についての競争だとすると、例えば、
- 彼は私より稼いでいてうらやましい
- 私より部下の数が多くてうらやましい
- 彼の会社の方が私の会社より規模が大きくてうらやましい
みたいな感じになるかな?などと思ったのですが、
そんな思いはあったりしますか?
一方、あいさんが書いてくださったうらやましさは、
彼が、「みんなに頼りにされていつも必要とされている」ことについて、
ということで、
このうらやましさは、もしかすると、
子供の頃に、お母さんが弟さんにかかりっきりで、「私のことは見てもらえない」と感じていた時の、
お母さんに見てもらえる、弟さんへの羨ましさ(弟さんとの競争)
を投影しているのかも?
なんて考えたのですね。
そう聞くと、どんな気分がするでしょう?
なんとなくそれっぽい感じもありそうでしょうか?
もしこの路線が「あり」そうでしたら、
今あいさんが感じる、彼への羨ましさを解決していくためには、
やはり子供の頃の、弟さん、お母さん(とお父さん)への思いを整理して解消していくのが、
王道のプロセスとしておすすめです。
羨ましさ以外にも、寂しさもたくさんあったでしょうし、
「良い子」であることで、お母さんに迷惑をかけないように、と、
我慢もたくさんされたかもしれません。
そんな、当時のあいちゃんの気持ちを、
今、大人のあいさんが理解し、受け止め、寄り添ってあげるんですね。
それができてくると、
彼に対するうらやましさもずいぶん減っていくのでは、と思います。
ちなみに、やり方としては、
自分でやる時は、やはりノートにどんどん書き出すというのはおすすめですし、
もちろんセッションでもがっつりお手伝いできるところですので、
ご検討いただけたら良いなと思います♡
周囲の女性への嫉妬・不安は、弟さんにお母さんを奪われたことの投影?
そしてもう一つの、
他の女性への嫉妬や不安です。
彼の気持ちが、自分から他の女性に移ってしまうのでは、という不安ですけれども、
これも実は、弟さんやお母さんとの関係との繋がりから見ることができるかもしれません。
つまり、
子供の頃、お母さんの気持ちが、自分から弟さんに移ってしまったことを、
今、彼の気持ちが、自分から他の女性に移ってしまうのでは、のように、
投影している可能性ですね。
ここでは、彼にお母さんを投影しているとも言えます。
(パートナーシップでは、一人の相手にお母さんや弟さんなど、異なる人を投影することもよくあります。)
で、その子供の時に例えば、
お母さんが手に入らなくても、私にはお父さんがいる!と、お父さんの愛情を独り占めできたりしていたら、
「ま、そうは言っても、私はお父さん(男性)にはちゃんと愛されてるから♡」
みたいなセルフイメージを持てたりして、
それを今の彼との関係に投影して、彼の愛情を信頼する力にできることもありますが、
あいさんの場合は、お父さんは子供にあまり関心がなさそうとのことで、
気持ちが移らず自分を愛し続けてくれる人がいる、ということが、
ちょっと信じにくい状態なのかもしれません。
だとすれば、
やはり、上でもお話ししたような、
子供の頃の、弟さん、お母さん(とお父さん)への思いを整理して解消していくことは、
ここでもおすすめです。
そうやって、そこにあるいろんな感情を整理しつつ、
お母さんやお父さんの愛を受け取っていくほどに、
彼に、ご自身がちゃんと愛されていることを信頼する力がついてくるのでは、
と思います。
それが「自信」ということでもありますね。
上でお話したような方法で、自分でもある程度取り組めますし、
もちろんセッションでもお手伝いできますよ♪
もっともっと受け取って、彼の愛を信頼する力(自信)にする!
それから、こんなところも取り組んでみたら良いかも?と思うのが、
「受け取る」
ということです。
これはもう、今から日常でできることです。
あいさんは今、
彼に対して、褒める、労う、理解する、受け止める、癒しの存在である、愛する、などなど、
めちゃめちゃたくさん「与える」ことをしていらっしゃると思うのですね。
それが、あいさんが彼の「女神」であることの証拠でもありますし、
だからこそ彼も、こんなにたくさん与えてくれるあいさんに「ふさわしい男(同じようにたくさん与えられる男)になりたい」と、
頑張ってくれるのでしょう。
なので、あいさんが、ほんとに大きな愛の人であることは間違いないのですが、
「与える」ことと同時に、「受け取る」方は、どうでしょう?
もちろん、今もきっとたくさん受け取っていらっしゃると思うのですが、
ここは、もっともっと意識して受け取っても、いいのかも?
もしかすると、それくらいでやっと、与え上手のあいさんの「与える」と「受け取る」のバランスが取れるかも?
とも思うのです。
時にはちょっと甘えてみたり、頼ってみたり、不安を感じることもあることを相談してみたり、
なども良いかもしれません。
そうやって受け取り力(愛され力)をさらに磨いていくことで、
「私は彼の愛をこんなにももらってる、こんなにも愛されてる♡」みたいに、
彼の愛をますます実感しながら、彼の愛を信頼する力もさらにつけることができるのでは、
なんて思うんですね。
先ほども書きましたが、それがやはり、あいさんの「自信」になるんですよね。
そして、あいさんがそうやってますます受け取ってくれることは、
彼にとっても、
「俺はこんな素晴らしい女性に、愛してもらうだけでなく、
ちゃんと愛を『与える』ことができる男だ(この女性にふさわしい男だ)」
という素晴らしい自信を与えることにもなると思います。
そんな自信を与えてくれるあいさんという女性を、
彼はやはり、ますます愛してくれるのではないでしょうか♡
とっても応援しています♡
そんなわけで、
いくつかのポイントでお話しましたが、ご参考になる部分はあったでしょうか?
既に素晴らしい関係を築いていらっしゃるあいさんと彼ですけれども、
これからますます二人の絆を深めていかれるタイミングだからこそのご相談に、
たくさんの応援を込めながらお返事させていただきました♡
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
若葉の季節に紫自転車。