シンデレラも、ただ待っていたわけではない。

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

いきなり「シンデレラ」なんて出てきて、びっくりしたでしょうか(笑)

でも今回も、(私的解釈から)心のお話に結び付けて考えてみようと思います。

 

シンデレラの物語にもいろいろバージョンがありますが、私たちが良く知っているのは、

意地悪な継母や姉たちに虐められつつ、
魔法使いに助けてもらって舞踏会に参加して王子様に見初められ、
うっかり靴を落とし、
その靴を頼りに探しに来てくれた王子様とめでたくご結婚~!

という感じでしょうかね。

 

で、そうすると、

私たちのような頑張り屋さん女性の皆様におかれましては、

現れるかも分からない王子様を待つだけで、行動しないなんてあり得ない

王子様に幸せにしてもらうだけの他力本願な感じって人としてどうなの

なんて感覚がある方も、意外といらっしゃるのでは、と思うのです。

 

あと、逆に、

どんなに虐められて酷い目に遭っても、黙って耐え忍んでいれば王子様がいつか見つけ出してくれる

という方向でのサクセスストーリーとして捉えている方もいらっしゃるかも。

 

私は、このどちらの感覚もあったような気がします。

まぁ、おとぎ話なのでそこまで深く考えないかもしれないですけれど、ね。

 

なんですが。

ところがどっこい、

意外とシンデレラって、自分で行動してるんですよね

というのが今日のお話です。

 

例えば、

継母と姉たちが着飾って舞踏会に行った時、シンデレラは、「私も舞踏会に行きたい」と周り(魔法使い?妖精でしたっけ?)に伝えました。

「どうせ私は舞踏会には行けないし、行っても場違いだし、私なんかが舞踏会なんておこがましいし」

みたいに、黙って拗ねたり遠慮したり卑下したりしていたのではなく、

「私も行きたい」

と、自分の素直な希望を自覚し、それを表現したのですよね。

そうすることで、魔法使いもシンデレラをどう助ければよいかを的確に知ることができたのです。

 

それから例えば、

王子様がシンデレラを探しに来た時も、シンデレラは、

「はい!その靴履いてたの、私です!(王子様、あなたが探している女性は、私です!)」

って、ちゃんと出ていきました。

 

やっぱり、

「こんなボロを着た私が出ていくなんて」とか
「あの靴が合う素敵な女性は他にもいるだろうから」とか
「自ら名乗りを上げるなんてみっともない」

なんてことは言わないし思わなかったのです。

シンデレラったら、実はだいぶ積極的ですよね?!

 

ここで、シンデレラが自ら王子様の前に出ていかなかったら、王子様は諦めて帰ってしまったでしょう。

そして、過去の私のような拗ねたシンデレラ(笑)なら、

「ほーらやっぱり、王子様だって、こんなに遠慮深く物陰にいる私を、草の根を分けてまで見つけようとはしてくれないんだわ。

そんなことじゃ、本物の王子様とは言えないよね」

くらい拗ねたことを言っていたかもしれません(私、本当にこれくらい拗ねてたんですよ笑)。

 

でも、物語のシンデレラは、それはしなかったんです。

ただ、自分が欲しいものや自分の幸せに、素直に行動したんですよね。

王子様を待っている受け身な女の子、だったのではなく、

自ら自分の幸せのために、動いたのです。

(そうするとその次は、「王子様と結婚することが『幸せ』なの?!」という議論もできてしまいますが、それはまた別の機会に。)

 

そう思うと、なんだか勇気が湧いてきませんか?

自らの幸せに素直になっちゃえばいいし、自分で動いちゃえばいいのです。

そして、動くからこそ手に入るもの、動かないと手に入らないものが、あるのです。

 

だとしたら、今日、あなたはどんな行動をしますか?

意外と行動的だったらしいシンデレラから、あなたはどんなメッセージを受け取りますか?

もし良かったら、教えてください♪

 

(ちなみに、物語の細部が違っていたり、私的な拡大解釈が気になったらごめんなさい!

今日のポイントは、物語を正確に把握して分析することではなく、

「頑張り屋さんの心理学」的な切り口から見てみたら、一つの解釈としてこんな見方もできそうですね☆

というお話として読んでいただけたら嬉しいです。)

閑話休題。

小さな車が街並みに似合います。