定期的にアルコールに溺れてしまいます。~ココロノマルシェのご相談

寂しいし、失恋や環境の変化など、
ストレスもたくさんあって、
定期的にアルコールに溺れてしまう。

どうしたらお酒を控えられるようになりますか?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

「定期的にアルコールに溺れてしまう」

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

定期的にアルコールに溺れてしまう

こんにちは。タイトルを見るとまずその専門家にいけと言う感じなのですが、
まだ自分の意思で抑えられるんじゃないかと思いまずこちらに相談させてもらいました。

まずお酒は週2〜3に控えています。
しかし土日が一番まずいです。まず土曜は朝起きてすぐ酎ハイを飲みます。数時間ほど酔ってる状態で家の片付けなどをし、大体その日の気分で、外に出たいと思ったら飲むのをやめますがその日の夕方〜夜からまた大量に飲み始めます。そして日曜は朝からまた飲み、夕方まで大体ダラダラ飲んでます。
夜まで飲むと翌日出勤に酒臭くなるので出来るだけ抑えてます・・多分臭ってると思いますが。
どうしてかわかりません。ずっと寂しいんだと思います。ずっと。ずーっと子供の頃から。
去年もこんな感じでしたが、割ともっと酷くて毎日飲んでいて、大体ワイン1本毎日飲んでいました。理由はかなり大きな失恋と突然の環境変化です。
ほんの数ヶ月しか付き合わなかった彼がいましたが、本気で好きになった彼と別れてしまい半年以上立ち直れず、その間ずっと飲酒しておりました。
そのあとなんとか立ち直り、当時海外に住んでいたのですが、帰国して仕事を得て現在に至ります。
今はありがたいことに仕事にも恵まれていますが、自分が会社に貢献できているのかわからないと言うストレス、本当にこの仕事をライフワークとして生きていきたいのかと言う葛藤があり(本当はもっとクリエイティブなことがしたい気持ちがあり。今小説を書いています)、気づかないうちにストレスを抱えているのだと思います。
私はずっと海外在住だったのですが、仕事がきっかけで帰国しました。なのでまた海外に戻りたいという気持ちもストレスの一つになっています。
そしてそこに、失恋後知り合って恋人未満になった人もいて、いまだに連絡をとっており、お互い両思いだと言うことも知っていて(でも彼はいわゆるロックマンで、遠距離恋愛ができない体質だというのを承知で友達として交流を続けている感じです)、それもストレスなのかもしれません。

色々と恵まれているのにそれを私は受け取れなくて、私が何者なのかわからなくて。
海外にいるとき、初めて「この国の一部として生きたい」と思えました。特別にならなくても、ここにいるだけで幸せだと思えました。
あまり簡単に戻れる国ではないので、だからこそストレスがあるのかもしれません。
私はいわゆる待つ女タイプです。典型的な母子家庭の長女で、末っ子の妹は自殺未遂など色々あり、母も父も祖父母も色々あり・・・でした。
私は混血で幼少期から自分の容姿が普通と異なっていることにかなりコンプレックスで、幼い頃から強い自己否定感を持っていました。

これだけでは説明にならないと思いますが、お酒をなるべく控えるにはどうしたらいいでしょうか。
定期的にアル中になる、と言うのは、逆に全く飲まない期間も数ヶ月ほどあり(その時は人生が充実していました、前向きな感じです)、ストレスを感じ数ヶ月ぶりに飲酒を始めてからまたこうなってしまいました。酷くなって2ヶ月くらいです。
ごめんなさい、今もこれを飲みながら書いています。
ジムも週1〜2でいったり、勉強する時間もちゃんと設けるようにしています。
友達や会社の仲間と遊ぶことも時々ありますが、自分のペースで遊ぶ方がやはり楽しいなとなってしまい、しかしおひとりさまで楽しむのはいつも結局アルコールがついてしまいます(一人のみ、一人カラオケで飲酒など)
特に休みの日は寂しくなって飲むことが増えてしまいます。
会社の人にはもう、かなりお酒が好きなキャラとして認識してもらっているので、かなり飲み過ぎた時にはマスクをして「飲み過ぎました〜笑」と言ってます。でもそれも限度があるだろうなと思っています・・

(ビーさん)

 

ビーさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

今はまだ、診断もついていないし診断がつくところまではいっていないし、

ひとまずはコントロールできていて、

でももうちょっと控えないと・・・という感じでしょうか?

 

ご存じの通り、「依存症」の「診断」や「治療」は、

やはりその専門機関を使う必要がありますが、

 

私からのお返事では、

なぜビーさんは、アルコールを必要としているのか?を考えながら、

お酒をなるべく控える方法を、ご一緒に考えたいなと思います。

 

既にご自身でもめちゃめちゃ頑張っていらっしゃるビーさんの、お役に立てれば嬉しいです♡

 

なぜビーさんは、アルコールを必要としているのか?

というわけで、

なぜビーさんは、アルコールを必要としているのか?

です。

 

とはいえ、ご相談文にいろいろ書いてくださっているんですよね。

  • 長く抱えている寂しさ
  • 大きな失恋
  • 長く住んだ海外からの帰国、環境の変化
  • 会社に貢献できているか分からない不安
  • 本当にやりたい仕事はこれじゃない感
  • 今、好きな人とは親密になれない距離感であること
  • 自分が何者なのか分からない感覚
  • 複雑な家庭で恐らくたくさん抱えてこられたいろんな未消化の感情
  • ここにいるだけで幸せだと思えた国には、簡単には戻れないこと
  • 容姿が周りと異なるコンプレックス、長く抱える自己否定感

などなど、もう私などは個人的に、

それだけ抱えてたら、アルコールで気を紛らわしておかないと、やってられないよね?!

と思ってしまいますけども。

 

それくらい、ビーさんの中には、

もう抱えきれないほどたくさんの感情がたまっていて、

それを少しでも和らげる(感じないで済む、考えないで済む)ために、アルコールに頼っている状態

ではないかな?と想像しました。

 

特に週末にお酒に手が伸びてしまうのは、

平日はお仕事もして、気が紛れているけれど、

週末になると、途端に時間がぽっかりと空いてしまって、

平日は感じたり考えないで済んでいる記憶や感情が、むくむくと湧き出してしまうから、かな?

とも想像します。

 

ビーさんが定期的にアルコールに溺れてしまうのは、

そんな、一人ではもう抱えきれないたくさんのものが、決壊しそうになるタイミングで起こるのではないかな、

と想像しました。

 

(しかも、そんな状態でもビーさんは、

ジムに行ったり勉強する時間も作ったりして、

健康的に、前向きに人生を充実させようと努力もされていて、

本当によく頑張っていらっしゃると思うのです。)

 

お酒を控えるには①原因となっている感情を解決する。

と、いうことは。

 

お酒を控えるには、お酒で紛らわそうとしているものを解決する、

というのは、根本的な解決の一つになります。

 

ご相談文ではいろんなトピックに触れてくださいましたが、

その中でも、ビーさんもこんな風に↓触れてくださっている通り、

ずっと寂しいんだと思います。

特に休みの日は寂しくなって飲むことが増えてしまいます。

お酒で紛らわそうとしているものの中でも、やはり「寂しさ」は大きく、

また、その寂しさが、いろんなトピックにも共通しているのではないかな、と思いました。

 

例えば、

典型的な母子家庭の長女で、末っ子の妹は自殺未遂など色々あり、母も父も祖父母も色々あり・・・

ということで、ご家族との安心できる繋がりもあまり感じることなく、

だいぶ早くに子供時代が終わらざるを得なかったのかな、

その頃からの寂しさが、ずっと、ずーっと残っているのかな、と想像します。

 

また、

見た目が周りの子供と異なることで、「みんなの一人」になれなかった寂しさ

も、たくさんあったでしょう。

 

海外で初めて「この国の一部として生きたい」、ここにいるだけで幸せだ、と思えたのは、

その国に住むたくさんの人の中の一人として、そこに「所属」できている「喜び」や「安心感」が、

もしかすると生まれて初めて感じられたのかもしれません。

本当に幸運なことでしたね。

 

ただ、今はなかなかその国に戻るのも難しいとのことで、

それはやはり、長く抱えてこられている寂しさを再度思い出させるものなのかもしれません。

 

それから、

大きな失恋や、その後に出会った人との遠距離友情も、

分かりやすく、大好きな人と近づくことができない寂しさを作っていそうです。

 

私が何者なのかわからなくて。

と書いてくださいましたが、

これは、自分との繋がりが切れてしまっている状態、でもあります。

 

これもまた、

どうしても居場所がない感じ、自分の存在価値への不安、

そして寂しさなどにも繋がりますね。

 

という感じで、

「寂しさ」は、今のビーさんにだいぶ大きな影響を与えているのではないかな、

今のビーさんが感じているいろんなストレスは、「寂しさ」に行きつくものも多いのではないかな、

と思うのですね。

 

で、じゃ、

そのたくさんの寂しさを、どうやって解決するのか?ですが、

これは、次の項目と絡めてお話していきます。

 

お酒を控えるには②お酒以外に頼れるもの・人を見つける。

一般的に、感情は、感じつくせば消えていくと言われます。

「寂しさ」についても同様です。

 

なので、

ビーさんが、今はアルコールを使って紛らわしている寂しさも、

感じつくせば消えていくはずです。

 

で、その「感じつくす」方法ですが、自分でできる方法も、あります。

紙に書き出すとか(「お恨み帳」はやったことはありますか?)、瞑想するとか、

いろいろあります。

 

が。

 

私は、今のビーさんには、

自分で一人で何とかするというアプローチは、おすすめしたくないなぁ、

と思っています。

 

というのは、

もともと、寂しさを紛らわそうとアルコールを頼っているわけで、

それを感じてみよう、自分で何とかしよう、としたら、

そのそばから、アルコールが必要になってしまわないかな?

と思うのですね。

 

そもそも、

何かに依存してしまう状態というのは、その何かにしか依存できない(頼れない)状態、

でもあります。

 

つまり、

今、ビーさんは、誰も頼らず一人でいろいろ抱えて、

それが決壊しそうになった時にアルコールを頼っているわけで、

そこでさらに「自分で何とかしよう」とすることは、

ますますアルコールを頼る傾向を強めてしまうのでは?

と思うのです。

 

なので、

「寂しさ」を、自分の力だけで何とかしようとするのではなく、

人(できればカウンセラー)を頼りながら、安全な方法で解決していけたら良いのではないかなぁ、

というのが、私からのご提案です。

 

お酒を控えるには③そこからさらに、これからの「生き方」を作っていく。

そうやって、

「寂しさ」やそれにまつわる記憶を受け止めて、整理していくことは、

ビーさんが、ご自身との繋がりを作り直し、ここまでの人生を肯定し、

自己肯定感を育ててあげることにも繋がります。

 

それが進んで行くと、

恋愛とか、ライフワークなどの、他のトピックに取り組む力もさらに湧いてくるのでは、

そのための土台ができてくるのでは、

と思います。

 

私は、こんなパートナーシップを通じてこんな幸せを感じたい女性。

私は、こんな仕事を通じてこんな喜びを感じたい女性。

私は、こんな風に生きてきて、これからの人生をこんな風に作っていきたい女性。

 

そんな、「私はこんな人」という理解を少しずつ増やしながら、

それを一つずつ自分に叶えてあげられるようになっていくのです。

 

すると、さらに前向きに、人生を充実させていくことができ、

アルコールに頼る必要も、さらに減らしていけるのでは、と思うのですね。

 

もちろん、

時にはいくつかのトピックに同時に取り組んだり順番が前後したり、といったことはありますが、

そんなところを目指してみてはどうかな?

と思うのでした。

 

とっても応援しています♡

ただもちろん、

診断や治療が必要な場合は、早期に取り組むのが何よりなので、

その場合はぜひ、専門機関の指示とアドバイスに従って、改善を目指していただけたら良いな、

とは思いますが、

 

ビーさんが、

今のアルコールとの関係を解決し、

大好きな人たちとの時間や、自分の人生を楽しむ際のアイテムの一つとして、

快適な距離感でアルコールと付き合えるようになりますように、

そんな素敵な関係性や、人生の時間を手に入れていけますように、

心より応援しております。

 

よかったら、お話聞かせてくださいね!

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

なんて可愛い瞬間!

 

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