ココロノマルシェ「人生の選択の大失敗から立ち直る方法を教えてください」

人生の選択を大失敗してしまった時、
どうしたら後悔や苦しみから抜け出せるでしょう?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

「人生の選択の大失敗」

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

人生の選択の大失敗

こんにちは。
医療を学ぶ大学生です。
私はとある選択を大失敗してしまいました。いま思えば、なぜこんな選択をしたのか。過去の自分の考えがあまりにも幼稚で馬鹿で自分勝手だったかを思い知らされました。通常なら間違えないような選択です。
その選択をしてから3ヶ月、ずっとずっと後悔と自責の念に駆られ、本当に毎日辛いです。少しでも辛い気持ちを和らげるため、たくさん調べてたくさん考えてたくさんの方法を試しました。でも、気持ちが少し軽くなったとしても、「自分のせいだ。この辛い状況は自業自得なんだ。自分なんかが楽しく生きていいわけがない。」などと思ってしまい、すぐに辛く苦しい気持ちが襲ってきます。
こんな私でも生きていていいでしょうか。自業自得だけど、辛さから解放されてもいいのでしょうか。どうしたらこの苦しみや後悔から抜け出せるでしょうか。
長文失礼いたしました。

(おもちさん)

 

おもちさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

おもちさん、

ご自身の選択を、すごくすごく、後悔していらっしゃるのですね。

「人生の選択」ということなので、何かとても大切な選択だったのでしょう。

 

そんなおもちさんからの今回のご相談は、

こんな私でも生きていていいでしょうか。自業自得だけど、辛さから解放されてもいいのでしょうか。

どうしたらこの苦しみや後悔から抜け出せるでしょうか。

ということでした。

 

結論から言うと、

生きていていい、ですし、
辛さから解放されていい、です。

もう、1ミリの迷いもなく、いい、です。

 

でも、今のおもちさんには、そうは思えない。

そこに苦しさがあるんですよね。

 

では、

どうしたら、おもちさんが「こんな私でも生きていていい」と思えるようになり、

その苦しみや後悔から抜け出せるか、

一緒に考えさせてくださいね!

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

自分を一番責めているのは、おもちさんご自身。

上で、こんな風に書きました。

 

>結論から言うと、

>生きていていい、ですし、
>辛さから解放されていい、です。

>もう、1ミリの迷いもなく、いい、です。

 

>でも、今のおもちさんには、そうは思えない。

>そこに苦しさがあるんですよね。

 

下線を引いたところ、

「今のおもちさんには、そうは思えない」

というのがポイントです。

 

どういうことかというと、

おもちさんが選択したことを「大失敗」と判断して糾弾し、強く責めているのは、

神様でもカウンセラーでも他の誰でもなく、

おもちさんご自身、

なのです。

 

それはもう、

「私は私を絶対に許さない」と、心に決めているくらいの勢い

です。

 

で、

そうやって自分で心に決めている時って、

「許さない」「許されてはならない」という前提でしかものを見られないので、

どんなに考えていろんな方法を試しても、

結局は「やっぱり許さない」「やっぱり許されてはならない」という、

最初に自分で心に決めた結論に戻ってしまうんですね。

 

つまり、

許されてはならないような大失敗を犯したから苦しい、のではなく、

自分が自分を許さないと決めているから、何をどう試しても苦しい、のです。

 

今のおもちさんは、

そんな、苦しいスパイラルにはまってしまっている状態じゃないかな?

と想像しました。

 

なので、まず最初は、

「そもそも、私自身が、自分許すまじって最初に決めちゃってるのかも?」

「その前提ありきで考えていたら、そりゃ苦しさから抜けることはできないかもね?!」

という意識を持ってご自身を眺めてみること、を、

ご提案したいなと思います。

 

とはいえ、

「許すまじ」「自分は苦しまなければならない」が前提になってる時って、

自分が楽になるような発想は無意識に(そして器用に)避けちゃうので、

このご提案もなかなか腑に落ちないかもしれません。

 

が、

自分の現状を「客観的に」眺めてみる

というのは、どんな辛さや苦しさを抜けるにもとても大切なことなので、

まずはご提案したいなと思いました。

 

ちなみに、

おもちさんを許さないと決めているのは、神様でも誰でもない、おもちさんご自身、

ということが分かると、

おもちさんを許すことができるのも、神様でも誰でもない、おもちさんご自身、

ということも分かります。

 

自分で自分を許す、と決めれば、

後悔や自責の苦しさから抜け出すことも、できます。

 

では、

おもちさんご自身が、自分を許してあげてもいいかも?

と思えるように、私がおすすめする方法をいくつかお話していきますね。

 

そもそも、それは本当に失敗なのか?を棚卸してみる。

では、

実際におもちさんがこの辛さを抜けていくための、

さらに具体的な案をご提案していきます。

 

それは、

客観的な他者と一緒に、一連のことを棚卸してみる、

ということです。

 

例えば、

実際、どんな状況の中で、どんな選択をしたのか

なぜその選択が「大失敗」だと思うに至ったのか

何を「幼稚で馬鹿で自分勝手」と判断しているのか

などの、「そもそも」のところですね。

 

こういうのって、客観的な他者の目線の助けがあると、

その状況であれば、その選択はごく自然で真っ当なことだったのでは

みたいな、自分だけで考えていると得られないような意外な視点が得られたりします。

 

上でもお話しましたが、

自分の中だけで考えていると、

「誰がどう見ても救いようのないバカな大失敗であることは明白」、のような気が、

どうしてもしてしまって、そこから抜け出せないんですよね。

 

でも、そんな時、

客観的な他者と一緒に、自分の結論(前提)は抜きにして、

自分の状態を俯瞰しながら改めて見てみると、

もしかすると、そこまでの失敗でもないのかも?

ということが、意外とすんなり見えてくることもあるのです。

 

すると、

自分を後悔や自責の辛さから解放することも、許してあげやすくなると思うのですね。

 

なので、二つ目のご提案は、

この「そもそも」のところを、できれば自分一人ではなく、客観的な他者と一緒に棚卸して考えてみる

ということをおすすめしたいです。

 

(ちなみに、この、客観的な他者、ですが、

心の取り扱いを知らない人の場合、

いろんな判断(ジャッジメント)とか主観的な価値観などが入ってきて、

「客観的」に見ることが難しいことも結構あります。

 

あと、自分を責めることが心の前提になっている時って、

絶妙に責めてくれる人を、無意識に相談相手として選んでしまうことも多いです。

 

なので私は個人的には、

そんな心の動きも理解して配慮しながら対話のできる、

カウンセラーとかコーチみたいな人とお話されることをおすすめします。)

 

それは、挽回の余地は1ミリもないのでしょうか?

また、別の視点から、こんなところも棚卸できると良いかもしれません。

 

その選択のどんなことを強く後悔し、自分を責めていらっしゃるんでしょう?

例えば、

これからの人生設計が、永遠に狂ってしまうようなことなのでしょうか?

その選択によって、誰か大切な人に影響があったりするのでしょうか?

挽回の余地は、1ミリもないのでしょうか?

 

やっぱりここも、自分の結論ありきで一人でぐるぐる考えるのは避けたいので、

できれば上で書いたような「客観的な他者」と一緒に考えられると良いなと思うのですけども。

 

例えば、

誰かに影響があるのだとしたら、

それくらい、おもちさんはその誰かを大切に思っていらっしゃって、

だからこそ、ご自身の選択を強く後悔している、ということだと思うんですね。

 

だとすれば、

おもちさんにそんなにも大切に思ってもらっているその相手の方は、

おもちさんが強く自分を責めていることに心を痛めこそすれ、

おもちさんの選択を責めたり、それに傷つくことは、そんなにはないのでは?

と思ったりもします。

 

また例えば、

もし、ここから状況を変えて、挽回していけるかも、ということが見えれば、

そして、その結果、願う状況に何かしらの形で実際に近づくことができれば、

今「失敗」に見えているのは、「成功」に向かうための「通過点」、でしかなくなります。

 

だとすれば、やはり、

今の状態をそこまで悔いる必要がなくなるかも、しれないのです。

 

もちろん、

おもちさんは既にこんなところも一通りご自分で考え尽くして、

それでもやっぱり苦しい気持ちが戻ってきているのかもしれません。

「そんな単純な話の訳ないじゃん!」という感覚かもしれません。

 

なのでやっぱりここも、

是非、信頼できる客観的な誰かと一緒にやっていただけたら、

突破口が見つかりやすくなるんじゃないかなぁ、

と思うのですよね。

 

わたしたちは、その時々の「ベスト」の選択を、必ずしています。

そして最後に、おもちさんに知っていただきたいこと。

 

わたしたちは、

その時々の「ベスト」の選択を、

必ずしています。

 

「今」の自分には、「あの時」の自分には見えなかったことが見えるから、

その選択が失敗だったようにも感じます。

 

でも、「あの時」の自分は、

その時の自分に考えられるすべてのことを考慮し、

これが最善だと信じてその選択をしています。

 

例えそこに、「逃げ」のような後ろ向きな理由があったとしても、です。

それは、「逃げ」の要素も考慮に入れることが「あの時」の「最善」だった、というだけなのです。

 

そんなところも、(響かないかもしれないけど、)

一カウンセラーからの言葉として心の片隅に置いておいていただけたらよいな、

と願っています。

 

おもちさんが、

今、自分責めのために全力で使っている豊かなエネルギーを、

ご自身の後悔と自責の念を越えて、幸せな今と未来を作ることに向けていけますように。

応援しています。

 

良かったら、お話聞かせてくださいね!

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

街灯ってロマンチックですなぁ。

 

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