毎日そりゃーたくさん頑張っている頑張り屋さん。
そもそも持っているエネルギーが大きいから、普通の人の何倍も頑張れてしまうわけですが(そしてそれは素晴らしい才能なんですけれども)、
そうやってすっごく頑張れちゃう頑張り屋さんは、あるところで
「もう頑張りたくない…」
「もう頑張れない…」
と燃え尽きてしまうこともままあります。
今回は、この「燃え尽き」がなぜ起こるのか、という理由を2つお話してみます。
まず一つ目。
「自分だけで」頑張っちゃうから。
頑張り屋さんは、精神的にとても自立しています。
(お仕事をしているか、等とはまた別の意味で、心が自立しているという意味です。)
人の手を煩わせずに、自分の力だけで道を切り開き、問題を解決する、何とかしちゃう、ことができるんですよね。
そして、そうすることにとても大きな価値を見出す人でもあります。
もちろん、それ自体素晴らしいこと。色んな場面で評価もされます。
すると、もう何でもかんでも自分一人で抱え込んでしまうんですよね。
もちろん、頑張り屋さんはそもそも相当な量を抱えることができちゃう人ではありますが、それでも、人間ですから、いずれは限界がやってきます。
その「限界」にぶち当たった状態が、「燃え尽き」というわけです。
(ちなみに、「限界」とかのお話をすると、頑張り屋さんの皆さんはまた、
「いやでも、私はまだ限界というほどは頑張ってないし…」
「私より頑張ってる人は他にたくさんいるし…」
「これくらい『普通』だし…」
なんておっしゃったりします。しますでしょ?
そうやって、「自分はまだまだ」とさらにたくさん抱えていくのもまた、頑張り屋さんの頑張り屋さんらしいところではあります。)
こんな風に、自分だけでたくさん抱えて、燃え尽きてしまう頑張り屋さん。
ここを抜けていくために大事なポイントは、
「自分だけで」を手放す
ということです。
今まで、「自分だけ」で抱え込んで、「自分だけ」で解決してきたわけです。
そのやり方が、そろそろ無理になってきたのが「燃え尽き」ですよね。
なので、そこを抜けていくためには、
「自分だけで」というやり方を手放し、「誰かと一緒に」やってみる
という風に、これまでのパターンを変えてみるのです。
そんなことをお話しすると、今度は
誰を頼れば?
そもそも、何を頼れば?
だいたい、人を頼るのが苦手だからいつも自分一人でやってきたんですけど?
という声が大合唱のように聞こえてきそうですが笑
コツは、最初から何か深刻なことでがっつり頼ろうとせず、自分でできちゃうと思うことでも、小さいことから頼ってみる。
例えば私は、本好きの妹に、おすすめの本や、選び方や楽しみ方や読み方のアドバイスをもらってみたことがあります。
もともと私は、妹から何か相談されることはあっても、自分が頼るなんて1度も想像もしたこともありませんでした。
でも、敢えて、「頼るとしたら、何を頼れるかな?」と考えたんですね。
その結果思いついたのが、「妹の好きな本」という分野でした。
そして、相談する時には
- アドバイス、意見が欲しい
- 頼らせてほしい
ということも明確に伝えました。
すると、妹もとても楽しくいろいろアドバイスをくれるんですよね。
その小さなやり取りの中で、自分では気付かなかったであろう、とても参考になるアドバイスをもらうことができました。
そうやって、意識して「頼る」ということをやってみると、改めて
「頼ろうとしてこなかったのは自分だった。
実は周りには、私が求めればハッピーに頼らせてくれる人がいつもいた。
そして頼ってみると、自分だけでは見つけられなかった世界が見つかる。」
ということに気付くことができます。
そして、少ーしずつ、自分は一人ぼっちではなく、周りの人たちと一緒に生きている、という感覚が身体の中に生まれてきます。
この、「誰かと一緒に」生きるステージが、一人ぼっちで頑張り続けて燃え尽きるパターンから卒業した先にあるステージなんですね。
ここを、目指してみることをおすすめしたいなぁと思っています。
(ただ、この時、強い自分責めモードの中にいたりすると、
「頼れる人(頼っていい人、頼らせてくれる人)」よりも
「頼りたい人(でも結果的には自分を拒絶する人)」を無意識に選んでしまったりします。
そうすると、頼ろうとしてもまた頼れなくて傷ついて、さらに一人ぼっちの自立を深めることになってしまうので、ちょっと注意が要ります。
ここは是非、「頼れる人」を見極めて選んでくださいね!
その意味で、カウンセラーとかセラピストみたいな人は、「頼れる人」なので、どんどん頼ってみていただけたら良いなぁと思っています。)
…で。
「2つ」お話しようと思っていたのですが、ちょっと長くなってきたので、もう一つのポイントは次回お話してみます!
こちらも楽しみにお待ちいただけましたらうれしいです♪
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閑話休題。
運河沿いの夕暮れは本当に美しい☆