こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
今日は、
「気が済むまで」やってますか?
というお話です。
何でも、気が済むまでやる。例えば、
美味しいものを食べる。
ぐーたらする。
寝る。
こんなのは、頑張り屋さんの皆さんは苦手な分野かなと思います。
何か社会的な意義があることではなかったり、自分が嬉しくなるだけのことというのは、
何となくやっちゃいけない気がしてしまうんですよね。
なので、
美味しいものを食べるにしてもちょっと遠慮しておく
15分ぐーたらしたら、その後45分はなんだか無意味に忙しくしてみる
本当は9時間寝たいところ、一般的な平均睡眠時間と言われる7時間の睡眠で、ちょっと疲れてるくらいで良しとする
なんてことをしてみがち…ではないでしょうか?
で、そうすると、当然「気が済んでいない」ので、
いつもほんのりと不満を溜め続け、いつまでも満足感がなく、
ちょっとこじれると、家族など身近で、そこそこいろんなことに満足している(あるいは何も考えていない)ように見える人に、
「私はいつも我慢してあげてるのに!」と、イライラをぶつけてしまってまた後悔する、
なんてことになったりします。
じゃ、どうして「気が済む」までできないのかというと。
大きな理由の一つは、
罪悪感
なんですよね。
私が美味しいものを気が済むまで楽しんじゃうなんて、申し訳ない
私が気が済むまでぐーたらするなんて、申し訳ない
私が心行くまで惰眠をむさぼるなんて、申し訳ない
この「申し訳なさ」が罪悪感なのですが、
こんな風に感じれば、どうしても遠慮してしまって、なかなか気が済むまでやってみる勇気は出ないものです。
じゃ、こんな時はどうすれば?ですね。
例えば、セッションの場であれば、その罪悪感の背景を探って、
社会的な価値がないことを、自分の気が済むまでやることは「悪いこと」
自分の気が済むまで自分をただ喜ばせることは「悪いこと」
と思い込むようになった事情を理解し、
そこに関わるいろいろの感情を昇華し、
そもそもそれは誤解だったと気づき、
その思い込みを手放す、
ということをやったりします。
そうやって、
思い切って気が済むまでやってみよう、その満足を自分に与えようとしても、なかなかそれができない
という時の、心の中につっかえているものを取り除いていくんですね。
それから、自分で何とかする時は、
「えいやっ!」ととにかくやってみる
という力業は、やっぱり手っ取り早いしおすすめです。
「なんだか申し訳なくて…」というところで立ち止まらずに、とりあえず行動してしまうんですね。
そうやって行動してみると、
その結果、いろいろ気が済んだ自分がいつもよりご機嫌であることが、
家族や周りにも想像以上に喜ばれている、ということが身を持って体験できて、
なんだ~、取り越し苦労だった~
と分かったりするのです。
一方、こういう力業が、「それができないから困ってる!」という場合は、
なんでそこまで「申し訳ない」んだろう?
と、自分でその罪悪感の背景を探っていくのも良いと思います。
(それから、「それができる状況じゃない!」というのも、
実は、この罪悪感が、自分に「気が済むまでやってみる」ことを許さないために作り出している状況と考えることもできます。
それができる状況ではないことに、やっぱり「メリット」があるんですね。)
で、これ、意識に近い部分にある答えは、自分でも見つけられたりします。そうやって、
「そうか、だからこんなにも、自分が喜ぶことをするのが申し訳ないのね」
ということの理由の一つが腑に落ちるだけでも、
何となく行動に移せなくて、そんな自分やそんな状況に悶々としていた自分に
「そりゃそうだよねぇ、仕方ないよ」
といういつもの自己肯定の言葉をかけてあげられるようになります。
これができると、ずいぶん気持ちは変わりますよ♪
(ちなみに、自分で掘り下げてみる時にやりがちなのが、
なんで自分はこんなシンプルな行動もできないんだろう?(ほんとダメだな、私)
みたいな、「自己攻撃」です。
これは、やればやるほど気が滅入っちゃって何も良いことがないので、これはやらないようにご注意くださいね!
ただ、淡々と観察する感じの「内観」で行きましょう♪)
というわけで、
気が済むまでやる。
今、何か遠慮していることがあったら、試しにやってみてください♪
それから、
それができなくて困ってる!
そんな状況じゃなくて困ってる!
というお話も、もし良かったら聞かせてくださいね!
ご一緒に、それもできる自分、それもできる状況を作っていきましょう♪
いつも、応援しています。
*
閑話休題。
夕暮れの街が光っています。