今回は、
いろいろうまく行っちゃうセルフイメージの身につけ方☆
というタイトルにしました。
今日は最初にちょっと実験をしてみます。
試しに、
「私は」
から始まる文を作ってみてください。どんな文が出てくるでしょうか?
私は頑張り屋さん
私は仕事ができる
私は我慢強い
私は真面目
私は自立している
この辺りはすぐ出てきそうですね。
では、こんなのはどうでしょう?
私は美人
私は可愛い
私はお洒落
私はセンスが良い
私はセクシー
私はイイ女
私は色気がある
この辺りは出てきましたか?心の中では出てくるけど、出てきたことは人には秘密にしておきたい感じでしょうか?笑
(男性だったら「俺はイケメン」などに読み替えてくださいね)
では、こんなのはどうでしょう?
私はみんなが助けてくれる
私はみんなに大事にされる
私はみんなに尊重される
これは「誰の話??」じゃないでしょうか笑 むしろ、
私は誰にも助けてもらえない
私は人からいいように使われる
私の意見は誰も尊重してくれない
だったら「それ100%私!」と思いそうですね。
これらはみんな「セルフイメージ」というものですね。
普段はほとんど、というか全く意識しませんが、私たちの行動はこういったセルフイメージに大きく影響されています。
例えば、
「私は誰にも助けてもらえない」
と思っていれば、人に助けを求めようとは思わないので一人で全部こなしますよね。
また、
「私の意見は誰も尊重してくれない」
と思っていれば、自分の意見を言う気にもなれません。
こんな風に、セルフイメージは日々の行動に影響を及ぼすとても重要なファクターです。
セルフイメージは、これまでのいろんな経験から自分で作り上げてきた「思い込み」です。「事実」ではないんですよね。
でも、セルフイメージに基づいた行動をすることでそのセルフイメージを強化するような出来事が起こりやすくなるので、「ほーらやっぱり私はこういう人なんだ」とその思い込みを強め、ますますそれが自分にとっての「真実」になっていきます。
例えば分かりやすいのは、先ほど例に出した「私は誰にも助けてもらえない」と思っている人は周りに助けを求めることはないので、当然助けてもらえるチャンスは減りますよね。
そして、その助けてもらえなかったという経験が「やっぱり私は誰にも助けてもらえない」というセルフイメージをさらに強化して、「私は誰にも助けてもらえない人間だ」ということが自分にとっての真実になっていくというわけです。
もちろん、どのセルフイメージも、そう思い込むようになった理由があります。実際、確かに「助けてもらえなかった」などの経験をしたこともあるんですよね。それがそのようなセルフイメージを作ります。
でも、過去にそういう経験をしたからと言って、今や未来の自分もずっと同じ経験をし続け、同じ真実を握りしめ続けなければいけないのか?
と言えば、否!ですよね。
過去がどうあれ、今の私や未来の私は違うシナリオで生きても良いのです。
過去に人からバカにされても、今の私や未来の私は人から人間らしい敬意を受け取っても良いのです。
先ほど、セルフイメージは「思い込み」と書きました。
ということは、自分に都合の良いセルフイメージを思い込みとして刷り込んでしまえれば、自分にとっての真実も変えていける、ということになります。
つまり、人生は図々しい思い込みをたくさん持ったもん勝ち!
どんどん図々しい思い込みをインストールしてしまいましょう☆
…とはいえ。
例えば、「私はみんなから嫌われる」とか「私はいつも一人ぼっち」みたいな、自分の存在の核心に触れるような部分のセルフイメージで、
「よーし、そんじゃ『私はみんなに愛される☆』って思いこんじゃおう♪」
とやるのは実際難しいと思います。たくさんこじれた思いや記憶がありますしね。
こういうこじれた思いや記憶を一人でどうにかしようとするとまた深みにはまったりするので、ここではそのアプローチはあまりお勧めしません。
じゃ、どうすれば?という時の、ちょっとしたコツがあります。それは、
「私はみんなに愛されていい」
と、許可する表現にしてみることです。
「私はみんなに愛される」だと非現実感が満載で、心の中では(おこがましー、うそっぽーい、私何言っちゃってるんだろ)と背筋がぞぞぞとして自分を嗤いたい気分になりそうですが、「私はみんなに愛されていい」なら、心の中の抵抗もちょっと減ると思いませんか?
この許可する表現はいろいろ使えます。
「私はみんなに助けてもらっていい」
「私はみんなに大事にされていい」
「私はみんなに尊重されていい」
こうすると、もうセルフイメージというかいつもの呪文(アファメーション)ですね。
こんなのも良いですね。
「私は可愛くていい」
「私はセクシーでいい」
「私は愛されキャラでいい」
それからこんなのはどうでしょう?
「私はがっつり稼いでいい」
「私は幸せでいい」
「私は仲間がいていい」
こんな風に、いろいろと図々しいセルフイメージをインストールしたいのだけど、いつもの謙遜大好き&ちょっとこじれたキャラが邪魔をしてなかなかうまく行かない、というときは「許可する表現」はとても重宝します。
「私は絶対大丈夫」
どんなセルフイメージも、自分で選んでインストールすることができます。
是非ひたすら欲張りに、ぐふふふ…とほくそ笑みながら楽しくて幸せなセルフイメージをインストールしていきましょう♪
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閑話休題。
Xが3つ並んだサインはアムステルダムのシンボルです。
写真は、自転車のベル。
アムステルダムに住んでいても、わざわざ自分の自転車のベルにアムステルダムのサインを付けるくらい、アムステルダム市民はこの街が大好きです。