今回は、
頑張り屋さんの貧乏性?!
というタイトルにしてみました。
頑張り屋さんがお金に困るという話ではないのですが、ちょっともったいないことをしているかも!というお話です。
さて、頑張り屋さんは、もれなく能力が高く、たいがいのことは「自分でやっちゃった方が早い」方ばかりだと思います。
なので、いろんなところで書いていますが、
- 助けを求めることがとても下手だし
- そもそも助けの求め方が分からないし
- 手伝うと言われても華麗に断ってしまうし
- 苦手なことだって克服して自分でできるようになってしまうし
- どんどん抱え込んで一人で二人分、三人分の仕事もしてしまうし
などなど、その能力を活用して仕事でもプライベートでもフル稼働されていることと思います。
で、きちんとお仕事では成果も出すし、家庭もまわします。
評価もされるし頼られます。
なんですが。
やっぱり弊害もあるんですよね。
- 周りの誰かが力になりたいと思っていてもそれを受け入れることができないので、相手には役に立てなかった悲しさを味わわせるし自分も切ないし(これは動画セミナーの中でも触れましたね)
- 苦手なことを残しておけばそれが得意な人にちゃっかり頼れるのに、克服してしまうのでそのチャンスを逃してしまうし(これは先日配信したメルマガでお話しました。後日動画とブログにアップしますね)
- 一人で二人分、三人分の仕事をこなしても、自分が倒れたら三人分の被害を出すし
などなど、意外といろんなところに影響を及ぼしています。
なので、やっぱりちゃっかり頼ることに挑戦しちゃいましょうよ☆といういつもの話なのですが、今回はそのモチベーションがさらに上がる(かもしれない)ところに触れようと思いました。
まず、「自分でやった方が早い」という頑張り屋さんの前提は、「一人」です。
もちろん頑張り屋さんができる「一人分」は往々にして「二人分」とか「三人分」だったりしますが、それを自分一人でこなすのが前提なんですよね。
と、いうことは。
得られる成果も、一人で三人分の1×3ということで、最大でも3人分くらいまで、ということになります。
それだけでも成果としては素晴らしいとは思うのですが、やっぱりそこが限界なんですよね。
で、この「限界」ですが、何の限界なのかと言うと、
「頑張り屋さんが自分に許している豊かさの限界」
と見ることができます。
つまり、頑張り屋さんは自分に一人で三人分までの豊かさしか許していない、ということですね。
なので、確かに一人で一人分しかできない人に比べればその3倍という素晴らしい成果を出すことができますが、一人で10人、50人、100人の人を巻き込んで得られるような成果は出せないのです。
そこまでの豊かさを受け取ることを自分に許していないんですね。
そうやって自分が得られる豊かさに限界を作っているという意味で、今回のタイトルを「頑張り屋さんの貧乏性」としてみたのでした。
でも、そうは言っても「孤軍奮闘」が座右の銘みたいな頑張り屋さんにとっては、なんのこっちゃ?な話かもしれません。
世の中は一人で戦い抜く場所という世界観で生きている頑張り屋さんには、みんなで一緒に成果を出してみんなで一緒に豊かになっちゃおう♪って、すいません何言ってるんですか?な感じではないでしょうか笑
多分、周りの具体的な人たちの顔を思い浮かべると、「どうやって何を『一緒に』したらいいのか分からない」となっちゃうんですよね。
なので、今回の記事ではもうちょっとふんわりとしたことを提案してみます。
それは、
「なんだか知らないけど気が付いたらいろんな人/ことに助けられて、いろんなことが良い感じになっていっちゃう~♪」という世界に思いを馳せる時間を作る
ということです。
お風呂に入っているときとか、お布団に入ってぬくぬくしてリラックスしている時などが良いですね。身体に力が入っていなくて、お風呂の温かいお湯やお布団のぬくもりに身を任せている時が良いです。
そうやってリラックスして自分では何もコントロールしていない状態で、お風呂とかお布団のような温かく心地良い流れが自分を勝手に素敵な世界に連れていってくれるイメージです。
そしてその流れに身を任せていると、豊かさや素敵なものがその流れに乗ってどんどん自分に舞い込んできます。
そんな楽ちんで暖かくて幸せな流れの心地良さに、イメージの中で浸りきってみてください。
普通にやると、「何その脳内お花畑の世界」みたいな常識的な思考が邪魔をすると思いますので、リラックスして脳みそが半分止まっているような時にやるのが良いですね。お風呂やお布団に入った時にやるのが良いのはそのためです。
そもそも頑張り屋さんのデフォルトである「孤軍奮闘」は、とても男性的な生き方なんですね。
これに対して、「良く分からないけどとりあえず流れに身を任せて、舞い込んでくるものを幸せに受け取る」というのはとても女性的なあり方です。
頑張り屋さんは、女を封印して戦士のように戦いながら日々生きているため、こういう本来の女性らしいあり方をどこかに忘れてきちゃっているんですよね。
でも、女性らしさがないわけじゃないんです。というか、頑張り屋さんはその大きなエネルギーで女性性を封印しているだけで、実際にはそれはそれは豊かな女性性を持っています。
なので、いったん頑張り屋さんが孤軍奮闘による貧乏性を手放して緩み始めると、もともと持っていた女性性がどんどん花開いて「なぜか素敵な流れに助けられていろんな豊かさがあちらからやってくる」という世界が広がってくるのです。
え、そんなオイシイ世界、楽しそう。
と思いませんか?
是非「楽しそう…きゃはー」と頬を緩ませながら、先ほどご紹介したイメトレをやってみてください。
これまで一人で戦いながら自分に課していた豊かさの限界を、いとも簡単に突破できる日が目の前にやってくると思います。
参考になればうれしいです。
(ちなみに、男性も女性も、男性性、女性性のどちらも持っています。なので、男性でも上でお話したように、女性性を高めて流れに身を任せいろんな素敵なものを受け取れるようになることは当然できます。
また、男性性と女性性のどちらかだけが重要でもう一方は不要というような話でもありません。自分の中で心地良いバランスが取れるようになるのが理想ですね。
その辺りもまた今後のメルマガでいろんな角度から触れていこうと思います♪)
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閑話休題。
冬の間(1月末ごろまで)は、オランダ各地にアイススケートリンクが設置され、市民の楽しみとなっています。
この写真は、アムステルダム国立美術館前に作られたリンク。確か2年前の冬に撮ったものだと思います。
夜もライトアップの中で滑れるのが良いですね♪