「察してほしい」は、結局「察してもらえない」ことが多いんですよね

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

「気づいてほしい」
「察してほしい」

なんて思いを持っている方は、少なくないと思います。

 

が。

しょっぱなから切ない現実を突きつけるようで心苦しいのですが、

実際に気づいてもらえたり、察してもらえたりして、「良かった~♡」となることって、

悲しいことに、本当に少ないんですよね。

 

今日は、そんな時のお話です。

 

「気づいてほしい」
「察してほしい」

というモヤモヤを溜めがちな方って、とても優しくて遠慮しいな方が多いです。

 

自分の希望を言うのは我儘だから。
断るのは申し訳ないから。
私の我慢なんて些細なことだから。

と、自分の本当の希望や気持ちを隠して、相手の希望や気持ちを優先してあげるんですよね。

 

なので、

「気づいてほしい」
「察してほしい」

というのは、自分が隠しているその気持ちや希望に「気づいてほしい」、「察してほしい」、ということでもあると思います。

 

ところが。です。

またここで、ちょっと切ないことをお話しするのですが、

隠している気持ちとか希望とかって、やっぱり「隠れている」ので、

相手にしたら、なかなかその隠れたものに気づいたり、察したりすることが難しいんですよね。

 

さらに、

「気づいてほしい」、「察してほしい」というモヤモヤを溜めがちな方って、

相手が何を欲しがっているか、相手がどうしたいのか、などを、敏感に気づいて察してあげることがとても上手なことが多いです。

もう、普通の人の何倍も上手に気づいてあげられるんですよね。

 

すると、自分ほどには敏感に察してくれない相手に対して、

「私は毎度察してあげてるのに、なんであなたはそれをやってくれないの?」

という不満がますます溜まりやすくなったりもします。

 

切ないすれ違いになってしまうんですよねぇ。

 

じゃ、どうすれば?です。

 

まず初めに、また厳しい現実をお話しすると、

相手に「察することができる人」になってもらうのは、無理

です。

相手を変えることはできません。変えられるのは、自分だけです。

 

そんなお話をすると、

「こんなに我慢して、たくさん察してあげてるのに、さらに自分自身を変えなくちゃいけないなんて、勘弁して!」

なんて思いが出てくるかもしれません。

もう本当に、ごもっとも、です。

そんな思いが出てくるほど、これまでずっと、我慢を重ねてきたんですよね。

本当にたくさん我慢をしてきて、今もたくさん我慢をして、それにも気付いてもらえないことを悲しく感じていらっしゃるかもしれません。

 

でも、ここでいう「自分を変える」というのは、

「もっと我慢ができる人になる」という意味ではない

のです。

 

そうではなく、

「そんなに我慢しなくても、自分の希望や気持ちを言っても、それでも私は愛されてる」ことを知る

ということなのです。

 

相手が察して気づいてくれるまで待たずに、自分の希望を自分の言葉で伝えても、それでも愛されているんです。

自分の希望を伝えて、それを叶えてもらって「ありがとう!嬉しい♡」と笑顔で伝えたら、それは相手の喜びになるのです。

自分の希望や気持ちを伝えることは、我儘でも何でもないのです。

それを知っていく、ということなんですね。

 

まずは、

「私の希望も尊重していい」
「それでも私は愛されている」

なんてところをアファメーションにしてみましょうか。

自分の希望や気持ちを伝える前に、これらを唱えてみるのも良いですよ!

 

…で。

 

ここまで読んでいただいて。

今、どんな思いが渦巻いているでしょう?

そんなのウソだ、私が我儘言ったら絶対ウザがられるし、迷惑になるし、嫌われちゃう

なんて気がしているでしょうか?(あるいは、実際ウザがられたこともあるでしょうか?)

 

子供の頃、お母さんに「お姉ちゃんなんだから」と諫められた記憶が疼くのかもしれません。

忙しそうな両親に迷惑をかけまいと、遠慮する生き方がクセになっているのかもしれません。

そして今も、

希望を伝えたりしても自分が愛される存在だということに、自信が持てないのかもしれません。

自分の希望や我儘を言っても許される環境を、自分に与えることを自分に許せないのかもしれません。

 

でも、そんな記憶や生き方のクセも、手放していくことは、できます。

 

それには、上に書いたように、「今」のあなたが

「私の希望も尊重していい」
「それでも私は愛されている」

ということを自分にインストールしていくことも効果がありますし(これはちょっと根気よくやってくださいね)、

それから、子供の頃の記憶や思いを整理して、考え方・生き方のクセを手放していくといった方法もあります。

これはセッションでも良く扱う話題でもありますよ。

 

「察してもらえるまで、自分の不満はなくならない」というのは、ちょっと不自由な生き方、ですね。

でも、それに気づけたら、それは、

「自分の希望も尊重できるし、それでも変わらず愛されている」という、楽ちんな生き方に変えていくチャンス、です。

 

今度はあなたも、そのチャンスを掴めますように♡

良かったら、お話聞かせてくださいね♪

いつも、応援しています。

閑話休題。

これぞオランダな風景。