提案などを断られると自分の存在を否定されたような気分になります。~ココロノマルシェのご相談

自分の提案を相手に断られたりすると、
自分の存在価値が否定されたような気持ちになって、
とても苦しい。

相手に、自分を傷つける意図はなかったことは分かるのだけど、
異常に傷ついてしまいます。

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

相手の言動で、自分の存在価値を否定されたような気持ちになる、って、

これまた「あるある」ではないでしょうか?

 

ご相談:「断られると自分の存在を否定されたような気分になる」

断られると自分の存在を否定されたような気分になる

いつも皆さんの回答楽しみにしています。
相談させてください。

たとえば私がなにか提案したことについて「それは出来ない」とか「そうしたくない」などと断られると、めちゃくちゃ傷ついてしまいます。
たぶん、その物事に対するNoじゃなく、自分に対するNoだと感じてしまうのかなと思います。
存在価値を否定されたような気分です。
どうせ自分なんていなくていいんでしょ、必要ないんだ、とか、もっと大切にしてほしい! みたいな気持ちがわいてきてつらいです。

断る相手のことも嫌いになります。

相手には別に私を傷つける意図はないと思います。
ただ、断っただけ。
なのに、異常に傷ついてしまう自分がつらくて、どう考えたら楽になれるだろうか?と思っています。
どうかアドバイスをお願いいたします。

(amikoさん)

 

amikoさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

まず、

たぶん、その物事に対するNoじゃなく、自分に対するNoだと感じてしまうのかなと思います。

と気づいていらっしゃるのが素晴らしいです!

この区別がつくことが、最初の大きな一歩になりますのでね。

 

ただ、それでも傷ついてしまって苦しい、ということで、

どうやって心を整理していけば良いか、ご一緒に考えてまいりましょう。

 

私のお返事では、

  • 強い無価値感があるのかも
  • 無価値感を手放すには?
  • 自分で自分の価値に気づき直す方法

の3点でお話しています。

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

強い無価値感があるようです。

既にamikoさんも何となく分かっていらっしゃるかもしれませんが、

まずは、amikoさんの心の中で起こっていることを理解していきたいと思います。

 

amikoさんは、誰かに何かを断られると、

ご自身の存在価値を否定されたような気分になって、

どうせ自分なんていなくていいんでしょ、必要ないんだ、とか、もっと大切にしてほしい!

という気持ちが湧いてきて、辛くなってしまうとのこと。

 

この気持ちは、「無価値感」と言います。

「私は愛される価値がない」
「私は存在する価値がない」
「私は大切にされない」
「私なんていなくていい」

みたいに、自分で自分の存在価値を否定するような感覚です。

 

で、心の動きの順番としては、

まず、断られるというできごとがあってもなくても、

この「私なんていなくていい」という強い無価値感は、

amikoさんの心の中に、既にどーんと居座っているのでは、と思います。

 

(こういう感覚は、無自覚なことも多いですが、

幼少期など、とても古くから積み重なっていることも多いです。)

 

で、そんな時に、誰かから何かを断られると、

「私なんていなくていい」と、自分で自分の存在価値を否定するその感覚(無価値感)が、

相手からも、「その通り」と太鼓判を押されたような気分になったりします。

 

それが、相手から「存在価値を否定されたような気分」として感じられるのでは、

と思うのですね。

 

amikoさんが傷ついてしまう心のカラクリとしては、こんな風に、

相手が、断ることでamikoさんの存在価値を否定したから傷つく、のではなく、

断られた時に、自分の「私なんていなくていい」という無価値感を強く思い出すことで傷つく、

という順番になっているんですね。

 

amikoさんご自身も、頭では、こんな風に↓、

相手には別に私を傷つける意図はないと思います。
ただ、断っただけ。

とても冷静に、存在価値を否定されたわけでもないことが理解できているんですよね。

 

でも、その理解では心が追い付かないくらい、

amikoさんの中には、「私なんていなくていい」という無価値感が強くあるのだろうと思います。

 

ちなみに、こんな風にも↓書いてくださいましたけれども、

断る相手のことも嫌いになります。

これも、自然現象ではないかと思います。

 

だって、相手が自分の存在価値を否定したように感じてしまうんですものね、

そんな相手のことを、好きでいるのは、無理!ではないでしょうか。

 

・・・というのが、

amikoさんの心の中で起こっていることなのかな、と想像しましたけれども、

ここまで読んでいただいて、どんな気分になっているでしょう?

なんとなく、心当たりもあったりするでしょうか?

(あると良いなと願っておりますけれども!)

 

この無価値感を、癒して手放していきましょう。

じゃ、この苦しい状態をどうやって抜けていけば?ということで、

異常に傷ついてしまう自分がつらくて、どう考えたら楽になれるだろうか?と思っています。

を考えてみましょう。

 

一つには、既に自覚されている、

その物事に対するNoじゃなく、自分に対するNoだと感じてしまう

相手には別に私を傷つける意図はないと思います。
ただ、断っただけ。

ということを、さらに意識していくのはおすすめです。

これが腑に落ちれば落ちるほど、傷つくこともなくなるはずです。

 

・・・が、

現に、この理解よりも強い無価値感の方に引っ張られがちで、「異常に傷ついてしまう」ということで、

やはり同時に、この無価値感を癒して手放していくのがよろしいかと思います。

すると、断られる経験をしても、それによって傷つくことがなくなりますのでね。

 

じゃ、どうやって?なのですが、

そもそも、無価値感はすべて、「思い込み」です。

「私なんていなくていい」というのは、真実でも事実でもなく、

amikoさんが何かの理由でそう強く思うようになった「思い込み」、なのですね。

だって、私たちは、必ず、価値ある存在、ですので。

 

なので、セッションであれば、

amikoさんは、なぜそう思い込むようになっちゃったんだろう?というところを解明しつつ、

そんな思い込みは、もう要らないね!となれるよう、心の中を整理し、整えたりします。

 

無価値感の理由は、

きょうだいがいつも優先されていた、のような、

両親や家族との関係に根っこがあることが多いので(あとは学校生活とか)、

そんなところを見返しながら、ルーツを探ったりします。

 

そうやって、

「あぁ、それでそう思い込むようになっちゃったのか」とか、

「ということは、この無価値感て、誤解だったのか」みたいなことが分かるようになると、

無価値感を手放しやすくなりますし、

「私って、存在自体に、本当に普通に価値があるんだ」ということも腑に落ちやすくなります。

 

ただ、

無価値感というのは、「思い込み」であり「誤解」、つまり「主観」なわけでして、

自分で自分の思い込みを外したり誤解を解いたり、という作業は、ちょっと難しいかな?という気はします。

自分一人で考えていると、どうしても主観から抜け出しにくいですので。

 

なのでここは、

セッションで、客観的な視点で思い込みや誤解を解いていくのが、結局手っ取り早い気はします。

もし良かったらご検討ください。

 

自分で自分の価値に気づくには?

でも、

セッション以外にも、自分で自分の価値に気づき直す方法はありますので(ご安心くださいね笑)、

いくつかご紹介していきますね。

 

①自分でも断ってみる!

amikoさんは、誰かの提案を断ったことはあるでしょうか?

 

ご自身がそれだけ傷ついてしまうということは、

他人の提案を断ることも、申し訳なくてできないかもしれません。

(それって、「優しい」というamikoさんの「価値」でもあります。)

 

が、そこで敢えてのご提案。

 

「そのアイデアは、私はあまり好きじゃないな。

でも、あなたの存在価値を否定したり傷つけたいわけではなくて、私はあなたが大好きだから、

あなたと一緒に、他の案についても考えたいって私は思ってるんだけど、どうかな?」

みたいに、

相手を尊重しながら、断ってみる、のです。

 

amikoさんご自身が、相手の存在を尊重しながら断ることも可能だ、ということを経験して、

それが腑に落ちてくると、

相手から断られても、それをご自身への「否定」に結びつけることがなくなっていくのでは、と思います。

 

で、この①はだいぶ具体的な場面でのご提案でしたが、

次の②以降はかなり抽象的な(でも意外と効果のある)方法です。

 

②自分を毎日ひとつ(かそれ以上)褒める!または感謝する!

「自分褒め日記」として、

毎日1~数行、何かしらのことで自分を褒めることを書き綴ったり、

褒める以外にも、自分に「感謝」するのもおすすめです。

 

これは、

最初のうちは、自分で自分が恥ずかしいような白々しいような感じがするかもしれませんが

(それくらい、自分で自分の価値が信じられていないということです)、

続けると、意外と心が内側から温まってきます。

 

それが、自分で自分の価値が感じられている感覚ですね♡

 

③周りの人の愛を受け取る!

愛を受け取る、と言うとちょっと大げさに聞こえるかもですが、

小さな親切とか気遣いとか、何でも良いので「うれしいな♡」と受け取るアンテナを育てる感じです。

 

ちなみにこれは、

「良い子」になって何でもかんでも感謝と共に受け取りましょう、ということではありませんで、

「私に向けられてる厚意とか好意とか親切とかって、意外とたくさんあるんだね!」ということの証拠にたくさん気づくことで、

amikoさんの存在自体が、本当に無条件に肯定されているんだ!ということを、

自分で知っていく感じです。

 

・・・という感じで、

何かしら、できそうなことはあったでしょうか?

これ以外にも方法はいろいろありますので、もし良かったら、ご一緒に作戦会議をいたしましょう♡

 

とっても応援しています♡

というわけで、

いろいろ書きましたけれども、どこかしらご参考になる部分はあったでしょうか?

 

相手の言動によって、自分の存在価値が否定された気がして傷ついてしまう、というのは、

私も個人的にたくさん経験のあるところでして、

自分の体験も思い出しながらお返事させていただきました。

 

amikoさんが、ご自身の存在価値を心地良く感じながら、

周りの方たちとの快適なコミュニケーションや繋がりを楽しめますよう、

心より応援しています。

 

お手伝いできることもたくさんありますので、

良かったらお話聞かせてくださいね!

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

建物の合間がまた良き。

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