好きでも楽しくもないのに「断れない」のはなぜ?

みなさん、職場でもプライベートでも、

大して好きでも楽しくもやりたくもないのに、なんとなく断れない

っていうこと、ありませんか?

というか、ありますよね?大ありですよね?

 

真面目で誠実でとても「良い人」な頑張り屋さんて、こういうこと本当に多いと思います。

自分は楽しんでいないし好きなことでも充実感があることでもないのだけど、
みんなが楽しそうだし好きでやってるみたいだし、私が期待されてるみたいだし、
断って波風立てるのも「アレ」なので、
まぁ私が一人合わせておけば、やってあげれば、済む話だしね。

で、悪いことに(?)、皆さん器用なので、楽しそうに好きでやる気満々でやっているように見せることもできちゃうんですよね(みんな女優ね!)。

 

すると、周りもまさかあなたが大して楽しんでいないとか大して好きでもないしやる気もないのにやっているなんて、想像もつかないわけです。

なので、周りは何の悪気もなく、むしろ楽しんで喜んで率先してやってもらえていると信じ込んで、

「またやろうね!」
「次もよろしくね!」

なんて言ってきたりして。

そしてそこでももちろん断れるわけもなく、「え、あぁ、うん」なんて曖昧な返事でごまかしつつ、また次も同じことが繰り返されてしまうのですね。

 

なぜ、「断れない」んでしょう?
なぜ、「断る」ことがそんなに難しいんでしょう?

 

一言でいうと、怖い、んですよね。

断ってしまったら、今あるそこそこ平穏な生活や人間関係が崩れるのでは?
嫌われちゃうのでは?
嫌われたら居場所がなくなっちゃうのでは?

そんな怖さがあるのだと思います。

今の平和が崩れるかも、嫌われちゃうかも、居場所がなくなっちゃうかも、と思ったら、好きでも楽しくなくても、全然やる気が湧かなくても、そりゃーやっちゃいますよね。

怖いですもの。

 

こういう「怖さ」って、人を強く動かします。いつも背後から脅迫されているようなものですのでね。

でも同時に、「好き」「楽しい」という要素がないまま行動するので、消耗もします。

それでも最初のうちは、「まぁみんなも喜んでくれているし」と何となく納得もします。

でも、それが少しずつ溜まっていくと、「いや、本当は大してやりたくないのよ、気づいてよ!」と、イライラとか徒労感を感じるようになり、

そうやって消耗してしまう相手とか仕事(活動)が好きになれない、むしろ嫌い

になっていく自分に気付きます。そして、そんな風に感じてしまう自分を強く責めるようにもなります。

その自責の念を感じるのがまた苦しいので、そうなってしまう相手や仕事・活動に関わりたくない、とさらに思うようになります。

こうやって、悪循環が深まってしまうのですね。

 

この悪循環の輪の根っこにある、「怖さ」。

要は、怖くなくなればいいんですよね。そうすれば、「断る」こともずっと楽になります。

断ることが楽になるというか、

「断ってもいいし、引き受けても良い。私が自分の気分・希望で決めれば良い」
それを自分に許せる、その自由が得られる

という感じですね。

 

では、どうすれば怖くなくなるのか?

やり方はいろいろありますが、今回は自分でできる方法として、簡単なアファメーションを一つご紹介します。

「私はもう、みんなのために充~分がんばりました!良くできました!」

です。簡単すぎて拍子抜けしました?笑

とてもシンプルなアファメーションですが、とても強力です。

何度も唱えてこれが腑に落ちてくる頃には、「断る」ことへの怖さや抵抗感が随分減っていることに気づきますよ♪(一日数百回、少なくとも3ヶ月続けてくださいね。)

是非試してみてください☆

閑話休題。

夏が去っていく直前の雰囲気。