
時間がなくてサブスクサービスを利用できなくなったのに、
父の暴言の影響か、「元を取るまで辞めてはいけない」という強迫観念が抜けず、
サービスを辞めることができずにいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコです。
お金に関するお父さんの暴言のインパクトは強そうですし、
実はお母さんとの関係にも注目してみると良いかもしれません。
◆ご相談:「無駄になったお金の損切りが出来ない。」
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
無駄になったお金の損切りが出来ない。
数年前よりお金のトラウマがあります。
サブスク契約のサービスを始めた後、忙しさより利用出来なくなっても「これだけ月額利用料を支払い続けたんだから」と辞める事が出来ず、毎月1万円ほど無駄にしています。
「元を取れるまでは辞めてはいけない」という強迫観念がどうしても抜けず、なんとかサービス利用しようとしていますが、昨年から始まった育児もあり時間が取れない状況です。過去の損失に拘って「時間が無いなら辞めれば良い」という幼稚園児でも分かる事に躓いています。 夫には理解して貰っており「それ位なら気にしなくて良いし、調子が悪くなる方が損失だよ。」言ってくれますが、それでも自己否定と焦りの気持ちが沸き起こり、定期的に寝込んでしまいます。
大体の事は大らかに考えられるタイプなのですが、ここまで拘ってしまうのは、幼少期から父親が、お金の事になるとカッとして母に暴言を吐いていた事が大きいのかなと思っています。
また、白か黒で捉えがちで、認知の歪みが多くある自覚があります。
幸い家計には余裕もあり、夫の優しさに甘えて、焦らずに辞める方向に努力していきたいと思っています。無駄と分かっていても執着してしまう考えや行動について、アドバイスを頂きたいです。
(もーさん)
もーさん、こんにちは。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコと申します。
何はともあれ、
「調子が悪くなる方が損失だよ」と、もーさんを理解しサポートしてくださる旦那さんで、本当に良かったです!
おっしゃるとおり、旦那さんの優しさをまるっと受け取りながら、焦らず進んでまいりましょう。
もーさんもお気づきの通り、「お父さん」がカギになりそうですし、実は「お母さん」との関係性も大いに気になります。
そんな視点でお返事してみました。
お役に立てれば嬉しいです♡
◆お父さんとの関係が気になります。
もーさんは、だいたいのことは大らかに考えられるタイプなのに、
「(使ったお金の)元を取るまでは辞めてはいけない」という強迫観念が強く、
今では無駄になっているサブスクを辞めることができない、とのこと。
元を取れていないことへの自己否定や焦りの気持ちから、定期的に寝込んでしまうほどなので、
そこにはずいぶんと強い思いが残っているようです。
幼少期のお父さんの記憶が関わっていそう、とのことで↓、
幼少期から父親が、お金の事になるとカッとして母に暴言を吐いていた
これはやはり、子供心にとても怖ろしかっただろうと思うのですね。
その暴言は、例えば、
「出してやってるのに、何も成果が出てないじゃないか!何やってるんだ!」みたいな、
やはり元が取れていないことについての叱責だったりしたでしょうか?
そして、そんなお父さんの暴言から、当時のもーさんが、
「お金を無駄にするのはいけないこと」、「お金を使ったのに元が取れない人間なんて絶対許されない」
みたいに強く信じるようになったのだとしたら、それはとても自然なことだと思います。
そうやって、子供の頃に強く信じるようになった観念が、今ももーさんを強く縛って、
当時のお父さんに許してもらえるような、認めてもらえるようなお金の使い方ができていないことに、
強い自己否定や焦りを感じているのかなと想像します。
だとすると、
当時のお父さんが、なぜお金のことになると暴言を吐いていたのか、
暴言を吐いていたのは、無駄になったお金のことについてだけだったのか、
「お金」や、「元が取れないこと」は、お父さんにとってどんな意味を持っていたのか、などなどが分かってくると、
当時のもーさんの恐怖や、そこからできた強迫観念も手放しやすくなるのではないかと思います。
「あぁ、お父さんはそれであんなに感情的になっていたのか、それじゃ私にはどうしようもなかったよね」
みたいな感覚が得られると、お父さんの暴言とご自身を切り離して考えられるようになりますのでね。
とはいえ、
例えば、お母さんに暴言を吐いているお父さんは確かに怖かったけれど、
実はもーさんご自身は、お父さんと仲良しだったり可愛がられていたのだとすると、そこまで強い強迫観念を持つこともないかも?
という可能性もあります。
そう考えると、もしかするとお父さんは、
もーさんにとってはちょっと遠くて怖い人、
認められたり許されたり愛されるために、気を遣ったり気を張ったりしなければならない人、
みたいな存在だったでしょうか?
だとするとここでは、
お父さんを理解し、お父さんの愛を受け取り、
「元が取れる使い方ができなくても、私はちゃんと愛されていたし、何もダメじゃなかった」という感覚が得られれば、
強迫観念も手放しやすくなるかもしれません。
そんな感じで、
お父さんとお金の関係性とか、お父さんともーさんとの関係性などが分かってくると、
なぜ、当時のお父さんの暴言が、今ももーさんを強く縛っているのか?や、その強迫観念を手放す方法も、
より具体的に分かってくるんじゃないかなぁ、いろいろとお話をお聞きしてみたいなぁ、
なんて思ったりしています。
◆お母さんとの関係も、実は気になります。
同時に、こんな可能性もあるかな?と思うのは、もーさんとお母さんとの関係です。
というのは、お父さんの暴言を受けていたのは、幼少期のもーさんではなく、当時のお母さん、なんですよね。
それなのに、今もーさんは、お父さんの暴言がご自身に向けられていたかのように(今も向けられているかのように)、強い影響を受けています。
それはもしかすると、
今、もーさんが感じる自己否定や焦りは、お父さんからの暴言を受けていた当時のお母さんの気持ち、という可能性もあるのかも?
とも考えたんですね。
例えば、
お父さんの暴言からお母さんを守ってあげたい、助けてあげたい、と願いつつ、
子供の立場からはなかなかそれができなかった時、
せめてお母さんが感じている気持ちを、自分も同じように感じてあげることで、
お母さんの「理解者」であり「味方」であろうとしてあげる、
みたいなことを、お母さん思いで愛情深い子供は無意識にやったりします。
そうやって、お母さんが感じていた感情を、娘のもーさんもまるで自分の感情のように感じるんですね。
今もーさんが、無駄になったお金の損切りができず、強い自己否定や焦りを感じるのは、
もしかするともーさんは、当時のお母さんと同じような状態に陥り、お母さんが感じていた気持ちを感じることで、
今もお母さんの味方であろうとしてあげているのかも?しれません。
だとすると、
もし、今もーさんがサブスクを辞めてすっきりと損切りして、それで許されてしまったら、
当時、お父さんから許されなかったお母さんを置き去りにしてしまい、お母さんの味方でいることができなくなってしまいますよね。
それで、当時のお母さんと同じ状況を手放せなくなっている、ということもあるのかもしれません。
これまた詳しくお話をお聞きしてみないと分からないところではありますが、
もしこの路線がありそうだとすると、手放すべきは、「強迫観念」というよりは、「お母さん」ということになります。
だとするとここでは、
お母さんとお父さんの関係性を整理し、お母さんともーさんの関係・距離感を見直していくことで、
今の、損切りできなくてしんどくなる状態が解決できるかもしれません。
「暴言という形になったのは悲しいけれど、両親にはこういう形でのコミュニケーションになる二人の事情があり、
それは子供の自分がどうこうするものではなく、あくまで彼らのパートナーシップの課題だった。
私は、お母さんをずっと支え、愛してきたし、お母さんの気持ちを自分の気持ちのように感じてあげる必要はないし、お母さんもだいじょうぶ」
みたいな感覚が得られると、お母さんの手放しも進み、強迫観念も緩むのではないかと思います。
◆とっても応援しています♡
そんな感じで、だーいぶ想像を膨らませながらお返事してみまして、
どこかしらかすることができていたら良いなぁと願っておりますが、いかがだったでしょうか?
もーさんは、「幼稚園児でも分かる事に躓いている」ことでご自身をたくさん責めていらっしゃいますが、
どんなことでも、そうなってしまう仕方のない理由は必ずあるものです。
お父さん、お母さんへの思いは、仕方のない理由として充分以上、です。
幸い、ご主人はそんなもーさんを丸ごと理解し、愛してくださっていますので(ほんとに素敵なことです♡)、
「あぁ、私は損切りできなくても、躓いても、既に今この時点で許されて愛されてるのよね」
ということを自信にしながら、ご自身のペースで進んでまいりましょう。
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
ではでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(私のセッションは、体験もしていただけます。)
◆今日の一枚。

夕方は何でも良き。


