責めるようなキツい言い方で、間違いを指摘されたり怒られるのが苦手です~ココロノマルシェのご相談

責めるようなキツい言い方で
注意されたり怒られたりするのがとても苦手。

殺傷レベルで相手を許せなくなり、
すべて捨てて逃げ出したくなる。

どんな気持ちの持ち方をすれば良いですか?

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

 

ご相談:「間違いの指摘、怒られるのが辛い」

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

間違いの指摘、怒られるのが辛い

みなさま、こんにちは
mと申します。

主には職場でのことになるのですが、私、どうしても人から怒られたり間違いを指摘されるのが嫌で怖くて。それだけで毎回職場から逃げ出したくなりますます。

幼少期から周囲の空気を読むのに必死だったのですが、気の強い部分もあり。
周りと上手くいかず、思春期はほぼイジメの記憶ばかり。よっぽど心を許せる人間以外には、心を開くことは難しいです。

特に責められるように注意されるのが苦手で「そんなこと一言も言ってないよね」とか「それ、さっきも説明したじゃん」とか。
言い方がキツければなおのこと。
毎回毎回、瞬間的に泣きそうな気持ちになります。

相手には当然のように言い返せないので、黙って耐えますが「そんな言い方しなくたって」と心の中で中では殺傷レベルで相手を許せなくなり、自分は泣きそうで。全てを捨てて逃げ出したくなります。
私はこんな我慢してるのに、なんでお前ら、平気でそういうこと言うんだよ!という思いもあり。

日頃から基本的に我慢している自覚もあるので、腹立つ、悲しい、悔しい、でいっぱいになってって毎回後でひっそり泣きます。
怒りを何かで発散させるのは苦手なのでひたすら泣きますが、虚しさも山盛りです。

何十年もこんな感じでして。
周りにそういう女性が多い今の会社は辞めたいけど、すぐというわけにもいかず。。

どうやって気持ちを持っていけばいいのかアドバイスいただけたら幸いです。

(mさん)

 

mさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

 

私、どうしても人から怒られたり間違いを指摘されるのが嫌で怖くて。

とのことで、それは私も嫌だし怖いです!

 

しかも、

mさんの場合は、殺傷レベルで相手を許せなくなり、全てを捨てて逃げ出したくなる、ということで、

感じるダメージの量がとてつもなく大きく、相手への怒りもいや増してしまうのかな、とも想像します。

これはさぞかし苦しかろうと思うのですね。

 

ただここでmさんは、今回のことを、「相手」がどうこうではなく、

どうやって気持ちを持っていけばいいのかアドバイスいただけたら幸いです。

のように、「自分事」と捉えてご相談くださっているのが素晴らしいですね♡

 

では、

mさんはなぜ、間違いを指摘されたり怒られたりしたときに、こんなにも辛く苦しくなってしまうのか、

そして、どんな気持ちの持ち方をすれば、辛さや苦しさを減らしていけるか、

ご一緒に考えてまいりましょう。

 

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

日頃から、自己嫌悪・自己否定・自分責めなどをしていたりしますか?

では、順番に行きましょう。

 

セッションなら、一つこんなところをお聞きしてみたいなぁと思ったのは、

mさんは、日頃から基本的に我慢している自覚があるとのことでしたが、

その他にも、ご自身を嫌ったり否定したり責めたりは、していたりしますか?

もしかすると、ご自身の存在価値さえ自分で否定する勢いの感覚は、あったりするでしょうか?

そんな自覚はありますか?

 

ご相談文をお読みして思ったのは、

mさんご自身が、普段から、自分を責めたり傷つけたりするような言葉や思いを、

(心の中で、もしかすると無意識に)ご自身に投げつけることで、日々、自分の心に傷を負わせているのかも?

 

で、職場の同僚さんからキツい言葉で怒られたり責められたりすると、

その言葉が、mさんの心の中で既に傷になっているところに刺さって、しかもその傷口をさらに広げてきて、

ダメージや痛みも相当なものになってしまうのかも?

ということでした。

 

特に、殺傷レベルで相手が許せなくなるほどの怒りを感じるのは、

ご自身の中に、自分の存在価値さえ否定するような(価値があると思えないような)感覚があり、

その感覚が相手の言葉で刺激されて、

自分の存在の根っこが脅かされたように(存在価値がないと太鼓判を押されたかのように)感じられるからかな?

とも想像しました。

 

(ちょっと深い部分のお話なので、すぐにはピンと来ないかもしれませんが。。)

 

また、

もし、我慢や、無意識で自分を責めたり嫌ったり否定したり、ということが日頃のデフォルトになっているのだとすると、

やはり無意識に、自分を「何を言われても我慢するし、キツい言葉が相応しい人」のように周りに見せてしまったりもします。

そんな雰囲気を知らないうちに醸してしまい、周りもその通りに反応してしまう、のですね。

 

周りからキツい言葉を投げかけられるから、自分も悔しいし悲しい、

という順番のような気がするものですが、

実は心のカラクリからすると、心の中の風景が現実になって現れるので、

自分が自分を扱っているように、周りからも扱われる、ということになるんですよね。

 

もしかすると、こんなことが今のmさんには起こっているのかも?

と考えてみたのでした。

 

そう聞くと、どんな感じがするでしょう?

なんとなく、心当たりがあったりするでしょうか、

それとも、あまりピンとこない感じ?でしょうか。

 

この路線が「あり」そうなら、まずは、自分を大切にしてみる。

もし、この路線のどこかしらがかすっていそうでしたら、

まず意識されると良いのでは、と思うのは、

とにかく自分を大切にすること、です。

(たぶんいろんなところで100万回くらい見たことのある表現だと思いますけども!)

 

と言っても、

いきなり我慢や自己嫌悪・否定・責めを全部やめて、全部ポジティブ自分大好き♡になるのは、

それができたら苦労はないですが、現実味はあまりないかもしれません。

 

まずは、

日頃の我慢や自己嫌悪や自己否定や自分責めに、逐一「気づく」のが最初かなと思います。

 

我慢の自覚はあるということなので、その我慢のたびに、

「あぁ、こうやって私はいつも言葉を飲み込んで、自分の気持ちを我慢しちゃってるんだよね」

と、気づきます。

 

そして、可能なら、そこで我慢しないなら何ができるのかを考えてみるのも良いかもしれません。

実際に行動をすぐ変えるのは難しいかもしれませんが、ひとまず思いを巡らせてみる感じです。

 

また、もし自己嫌悪や否定や責めもありそうでしたら、

やはりこれも、日常の中で、まずはその場面に気づいていきます。

「あぁ、私はこんな言葉で、いつも自分を責めたりいじめたりしてるのね。

あ、これも自己否定か、だとしたらあれもそうかも」

みたいな感じでしょうか。

 

そして、

気づいたらそのたびに、それをやめる意識を持ってみます。

自分が自分にかけた(かけそうになった)キツい言葉や思いを、「キャンセル」します。

 

そして、ついキツい言葉を自分に投げつけたくなるご自身に、寄り添ってあげます。

「うん、自分を責めたり否定したくなっちゃうのも、分かる、分かるよ、

そうしたくなっちゃう理由やできごとが、たくさんあったんだよね、たくさん苦しい思いをしてきたね、

ほんとに良く頑張ってきたね、だいじょうぶ、もうだいじょうぶよ」

みたいに、否定せず、ただ受け入れてあげます。

 

これだけでも、ずいぶんと心が安らぐこともありますし、

自己嫌悪・自己否定・自分責めに気づくたびにこれをやってみると、

自分が自分を大切にするという感覚が育っていき、

それが、周りからも大切に扱われることにも繋がっていくのでは、

と思うのですね。

 

過去の体験を今も繰り返してる?

それから、また別の視点でも考えてみましょう。

 

またまた、こんなところもお聞きしてみたいなと思ったのは、mさんは、

子どもの頃、お母さんなど近しい方から、同じようにキツい言い方で怒られたりしていましたか?

または、思春期に経験したいじめで、攻撃的な言葉をたくさん投げかけられたりしていたでしょうか?

 

これは、

キツい言葉をかけられたあの時の悲しさや悔しさを、今の職場での経験を通じて追体験していたり、

あるいは、ずっと同じような経験を重ねてきたので、

これ以外の人間関係の作り方(他人からの扱われ方)が分からなくて、パターンとして繰り返していたり、

という可能性もあるかな?と思ったのですね。

 

この路線が「あり」そうでしたら、

当時の記憶や感情を整理していくのはやはりおすすめです。

 

ご自身でも、紙に書き出す「お恨み帳」的作業で、

感情のしこりを解消する作業はだいぶできるかと思いますし、

これはやはり典型的なセッション案件なので、良かったら是非お話聞かせてください。

 

セッションでは、

それらのできごとがなぜ起こったのか、それらのできごとが本当に意味するのはどんなことか、など、

自分だけでは深められない部分もお手伝いできます。

 

その辺りまで整理できると、

今の職場で起こっているできごとが「必要ない」状態になって、

自然と新たな環境にご縁が繋がったり、あるいは気持ち良く今の職場から離れたり、

など、また新たな展開も作れるようになるのでは、と思います。

 

ちなみに、

前半で触れた「我慢、自己嫌悪、自己否定、自分責め、自分の価値否定」みたいな感覚も、

過去の、近しい人との関係や、いじめなどの経験が根っこにあることも、とても考えられます。

 

なので、過去の記憶を整理することで、

自分を大切にする感覚がさらに持ちやすくなり、

mさんが、mさんに相応しく心地良い扱いを手に入れることも、さらに後押しできるのでは、

とも思いました。

 

とっても応援しています♡

mさんは、

過去には、周りとうまく行かなかったり、いじめの記憶ばかりだったり、

そして今は職場で、逃げ出したいような思いを抱えながらも、

いろんな感情を我慢して飲み込んで耐えていらっしゃいます。

めちゃめちゃ頑張っていらっしゃると思うのです。

 

そんなmさんが、

これから少しでも心を軽くしていけますように、

我慢を必要としない、心地良い人間関係を手に入れていかれますように、

心より応援しております。

 

よかったら、お話聞かせてくださいね!

 

(でも、

そもそも、そこまで我慢したり頑張らずに、さっさと新しい環境を見つけるのも、ぜんぜん「あり」ですのでね!

ぶっちゃけ、このお返事の内容は横に置いて、とりあえずもっと安心できる職場を探すことに集中するのも、

本当に、とっても「あり」なのです。

心のことは、その後考えてもじゅうぶん間に合いますし。

そこはぜひ、心に留めておいていただけたら良いなと思います。)

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

鳩さん横断中。

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